レビューメディア「ジグソー」

ゲームの面白さの肝は、グラフィックではないなあ、と改めて思う。そんな隠れた名作です。

  • by
    L2さん
  • 2015/04/27
  • (更新: 2016/09/23)

ワンダースワン、発売当初は、全く購入意欲が有りませんでした。

しかし、このソフトを見つけた途端に、意欲ゲージは購入に大きく振り切れ、我が家にお迎えする事になったのです。

 

ワンダースワンがモノクロである為に、このゲームももちろんモノクロです。

アナハイムエレクトロニクスが発売した、MSを操って、過去の戦場やパイロットのデータと対戦するシミュレータを実行するという設定。

戦闘は完全なるトップビューで、MSはほぼ四角と丸の組み合わせにしか見えません。

かろうじて、相手と自分に形式番号が付いている位で、想像力を駆使しないといけないです。

そして、攻撃も武装を使っている止め絵がカットインする位な感じ。行動によっては、パイロットの顔と台詞が出ますが、こちらも止め絵。

戦闘中は、近距離、中距離、遠距離の三つの距離設定をパイロットに指示するだけで、後は、自動で動きます。

特殊スキルなどの発動も、自動ですので、ひたすら見ているだけ、なんですけれども。

 

更に、MSもモノクロで、全身のイラストのみ。

項目のカスタマイズは何段階かは出来ますが、スパロボのような劇的なものは無かったかな。

後、改造回数が決まっていて、全項目はMAXにはなりません。

カスタムしても姿かたちは変わりませんし、武装の変更も、文字だけ、です。

 

こういう風に書いてしまうと、何で面白いのか、と問われそうですね。

でも、不思議と面白いのですよね。

 

某誌で開催されていたロボクラッシュとか、そういうノリかなあ。

グラフィックレベルはともかく、思想としては、現在の艦これや、ソーシャルゲームに近いかも。

更新: 2016/09/23

箱とフライヤー(?)を発掘したので追記

 

発売前?の紹介冊子。

アナハイム・エレクトロニクス社の歴史から紹介されていますw

パッケージ裏の画面写真。

基本的に、これを超える演出は無いです。

真ん中の画面写真が戦闘中の様子、画面右上の近くにいるのが06F、いわゆるザクⅡで、その下に映っているのがRX-78、ガンダムです。

上部のHPとENは、左が自機、右は敵機です。

左下が残り時間で、パイロットの顔は、セリフをいう時だけ表示されます。表情変わりません。

右が、攻撃時のカットインイラスト、武装の遠中近、格闘、の4種類位が一機につき、用意されているものだった気がします。

 

いきなりの超展開な説明書w

0083での失われたガンダムなどのデータを残している事のカモフラ―ジュの為にMSVSが作られたという設定です。

詳細なデータがあるけど、リアル志向のゲーム向けに真面目に設計までしちゃっただけなんだからね!

という奴ですw

説明書では、ついでにワンダースワン本体もアナハイム・エレクトロニクス社の開発となっています。

 

今、もし、こういうコンセプトのゲームを出していたら、チュートリアル辺りに、スマホ開発初成功したのはAE!ってなるのかなw

  • 購入金額

    3,990円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

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