ソニーのレコード用カートリッジです　ずっと森氏が開発されたと思っていましたが違ったようです

失礼しました　森氏は2018.12.26 鬼籍に入られています。　

　
品川無線（GRACE)に居た森芳久さんがソニーに移籍して作ったカートリッジとか。 たぶんオーディオテクニカの小林さんという人も一緒に転籍したんじゃないかと記憶しています　ソニーでXL35,

XL-45,XL-55,XL-88Dなど作ったと聞きました....当時ソニーのカートリッジはOEMだったと思いますが自社でカートリッジを作るのでヘッドハンティングされたと思います。

(追記　XL-35の社員コードから見るとXL-35 は「27291」で　XL45は、「27581」です　森氏は

XL-45,XL-55,XL-88D を開発したと言われているのでXL-35開発者は違うようですね)

　

　

　

　

 

 

このカートリッジは発売されたころ購入したもので、ワンオーナー品です（数年前レコード針は換えました）針はダイヤ無垢針です。　　

 

森さんはソニーでは最後はオーディオ情報誌の編集(ES REVIEW誌) など行っていましたが、その後
早稲田大学で研究業務に従事したり日本オーディオ協会関係の仕事も為さっていたようです　　http://onkantecho.com/3-1.html

森さんは現在は栃木県那須町に居住されているようです　音楽とゴルフ三昧とか...

ネット情報だと最初はグラモフォンで次が品川無線（GRACE)で、その後、NHKとも関係してて、

その次がソニーだという事です　森さんとは一度お仕事でお会いしたことが有ります　当時は黒髪長髪でした　柔和な、お顔立ちで老境に入られても変わらなかったようです　当時のNHK中島氏の引き合いでソニーに入られたという事です　カートリッジ開発は感性がモノを言う仕事だと思います

風貌としては芸術家風なお姿でしたね。　

　　　　　　未清掃なので汚れが付いています(・´з`・);;　

XL-35はたっぷりの低音が出るカートリッジでした   その割にダンピングが効いていて、ややドンシャリの音でしたね　と記憶があったけど測定したらそうでもないですね ↓　

　              テストレコード・スポット周波数で周波数特性を観たところです（赤い線のピーク部分）

　　　　　  結果からは超高域はやや上がっていますが低域はフラットな感じですね　

　　　　　　SWEEP波形　左CH　

                  右CH 　　 

                  高調波スペクトル　左CH

                  右CH 　　　　

2011年に測定したレコード針はオリジナルですが、その後2017年に新古針入手しましたが

測定結果が変わってしまったようです。

　　　　　　最終版SWEEP波形　SONYオリジナル新古針　2019-11-30 UPLOAD      

                                   上記測定使用　

2015-09-08   加筆、測定図追記　
2019-1-16     SWEEP波形追加　

2019-11-30   SWEEP波形追加