所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。生でやる方がカッコイイ音楽と機械でやらす方がイケてる音楽と。それを間違うと悲惨なことになる...そんな体験をしたアルバムをご紹介します。Part2....Part1はこちら..
TM NETWORK。「あの」小室哲哉(キーボード)とヴォーカルの宇都宮隆、ギターの木根尚登の3人からなるユニット。途中まであんまり売れているようではなかったが、打ち込み主体のキーボードフィーチャーのバンドで、モノトーンでCOOLなメンバーの服装・ルックスで一定の人気はあった。それが爆発したのが、本アルバムに収録されている「Get Wild」。アニメの主題歌で火がついた。
デジタルシンセサイザーDX-7の硬質な音色、打ち込みでしか作れない凝ったリズムの構成、繰り返される転調など特徴的な曲の上にヴォーカルが乗るが、楽器のような(人声で歌うのを考えていないような)メロディラインでかなり無機質。
でも、人気があったんだな。これもジョイントライヴでヤル羽目になったアルバム。でも小室節は打ち込みでないと再現できんのよ。
「Get Wild」。小室節炸裂!ヒット曲なのでやらねばならぬ、なのだが..難しい。打ち込みのリズムで、バスドラ4つ打ち。スネアにあたるものは...ない。硬いシンセベースで、生ベースと生ドラムでは、グルーヴを作りづらい生バンドではやりづらい曲。フェードアウトだし。
「Come on Let’s Dance」。これはリズム的には生ドラムでもできるが、音がかなり刺激的な音にならないとカッコわるい。転調とシンコペーションを繰り返す小室アレンジ炸裂な曲。当然ジョイントライヴではたいしたPAもなく、スネアにゲートかけるとかの加工はできなかったので、ふつ~の音。あんま踊れる感じにはならなかったような...
「Confession~告白~」は、このアルバムに数曲ある木根の曲。まぁありがちのバラードで、どんなアルバムにも1曲は入っているかな、というタイプの曲だが、ヴォーカルに加工がしてあって、ちょっと曲に負けてるかなって感じ。打ち込みでハイスピードな曲に比べると、この手のミディアムスローな曲はアラが出やすいので。でもバンドでやったときは、イチバンうまくいった。
おねぇさま方の趣味に合わせて、やらさr...やらせていただきましたが...人間は機械じゃないって!(^^ゞ
※Amazon商品リンクは、試聴ファイルのあるDVD付再発盤に繋いであるけど、と~ぜん家にあるのは普通のCDです。
【収録曲】
1. Get Wild
2. Come on Let’s Dance (This is the FANKS DYNA-MIX)
3. Passenger
4. YOUR SONG (“D”MIX)
5. Dragon the Festival (Zoo Mix)
6. 1/2の助走
7. 愛をそのままに
8. Confession~告白~
9. Rainbow Rainbow (陽気なアインシュタインと80年代モナリザの一夜)
10. 1974 (16光年の訪問者)
11. 8月の長い夜
12. Nervous
13. You can Dance
14. Self Control (方舟に曳かれて)
「Come on Let’s Dance」
好き嫌いはともかくとして、時代を創った曲であることは間違いない
ただ機材が貧弱な学生バンドで出来る曲ではない...と、今なら冷静に分析できる。
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購入金額
3,200円
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購入日
1988年頃
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購入場所
れいんさん
2011/12/09
なつかしい(*゚ー゚)!
cybercatさん
2011/12/09
はにゃさん
2011/12/09
高校生のころ、GetWildのバンドスコア買いましたが、
FM音源の打ち込みでやろうとおもったけど、見てからやめました...
cybercatさん
2011/12/09
>DX7すきでした…
あの頃は各社音に特徴があって、今みたいにオールマイティじゃないけれど、コノ音はコノ機種じゃなきゃ、っていうのがありましたね!