山下達郎、さきにご紹介した
竹内まりやの夫君。でもcybercatが彼と出会ったのはもっともっと古いこと。“ぅ、あ、あ、RIDE ON TIME~”このCM曲が日立マクセルのカセットテープ!のCF曲として流れたのは今から30年!!以上前のこと。4拍目の裏に入るように聴こえるフロアタムで始まるイントロのトリッキーなリズム、ノリの良いぶりっとしたベースライン、ソプラノのように濁りのないアルトサックス、コンプレッサーの効いたシャカポーンって感じのギターカッティング...強く焼き付いてEPレコード(当時(^^ゞ)を買いに走った。
で、そのCM曲「RIDE ON TIME」が入った同名のアルバム。CD出始めの頃、最初に買ったアルバムの一枚。そゆ意味ではcybercatにとっては想い出の一枚。でもこのアルバムって山下達郎にとってもエポックメイキングなものだったらしい。それはその後2000年代の半ばまで、四半世紀にわたって山下を支えるリズム隊(=ドラムス:青山純、ベース:伊藤広規)との出会いがこのアルバムだったから。当時T-SQUARE
の前身、THE SQUAREに参加していた青山と、彼と良くつるんで?いた伊藤のタイトなリズムコンビ。彼らが山下の曲に命を与えた。
出だしの「いつか」で教則本のような正確無比なチョッパーを聴かせる伊藤と重いスネアのリズムと切れの良いハイハットオープンでリズムに華を添える青山。基本かっちりしていてカタいんだけど、キレるグルーヴがある。
「DAYDREAM」はちょっと乾いたデッドなスネアとブリッとした下があまりないベースの音がちょっと懐かしめのソウルファンクの風情だ。2番に移る直前のスキマに差し込まれる青山の拍裏のハイハットオープンがキレている!
そして「RIDE ON TIME」...実はこれはアルバムヴァージョンで当初買ったEP版とは微妙に異なる(サックスのソロや歌のフェイクのハズし方、エンディングにくっついているスロー部分など)。でも2コーラス目が始まるとすぐに山下のボーカルに寄り添う土岐英史のアルトの存在感は健在。ここでダイナミックななピアノグリスを聴かせるのは難波弘之!
稀代のクリエーターが自分の想いを再現できるミュージシャンと出会えた奇跡を歓んでいるようにも聞こえる、アルバムです。
【収録曲】
1. いつか
2. DAYDREAM
3. SILENT SCREAMER
4. RIDE ON TIME
5. 夏への扉
6. MY SUGAR BABE
7. RAINY DAY
8. 雲のゆくえに
9. おやすみ
こっちは出会いのシングルヴァージョン
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購入金額
3,008円
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購入日
1986年頃
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購入場所
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