mink(イ・ミンク)。
ここでご紹介した韓国籍のシンガー。きれいな発音で日本語のバラードを歌っても破綻がない。当初はアップテンポの曲もいくつかあったが(そしてcybercatもそんな中で「Automatically」というソウルフルなアップテンポナンバーが好きでもあるのだが)彼女の声質、発音のきれいさ、少しハスキーで情感がこもったボイスを生かすにはバラードが最適と、近作になるにつれてバラードの比率が高まってきた(そゆ意味ではMISIAと似てる?)。
「Tomorrow to believe」は美しいバラード。高域も伸びるが中域の深さとハスキーさが感じられる中高域が彼女の味。この曲は見事にマッチしている。作詞も手がけた曲(共作)。♪生きる痛みに隠れたり/逃げるだけじゃ/変われない/逃げてばかりじゃ/誰も手を伸ばさない♪
「愛してる feat.石井竜也」はその名の通り石井竜也
とのデュエット。やや巻き舌で歌う石井との声の相性はいい。倖田來未や高杉さと美よりあってる気がする。
「生まれ来る子供たちのために」はオフコースの名曲だが、原曲のイメージ通り静かにエレピのバックで歌う。途中のソプラノサックスソロが美しい。「あの」語りもはいっています。
ミドルテンポ以下の曲ばかりなのでインパクトは薄いけど、彼女の深さが感じられたアルバム。
でも、ここ2年以上彼女の行方が知れない。このアルバムを最後に作品発表は終了(リリースとしてはこのあとベストアルバムがでた)。そしてこのアルバムからおよそ1年後、途切れがちだったブログに「今、私の人生の中でもっとも大きな選択をしようとしています」と書き込んだその後の彼女の噂を聞かない。「Tomorrow to believe」の歌詞が意味深に思える。...日本での芸能活動を辞めたとしても、どこかで歌っていて欲しいナ。
クリスチャンの彼女はブログの最後に必ずこう書いてた。
“God bless you… ”
そのまま君に...
【収録曲】
1. Tomorrow to believe
2. Starry night
3. 愛してる feat.石井竜也
4. Cross My Heart(original)
5. 生まれ来る子供たちのために
6. I dream
7. You Light Up My Life
mink Official Websiteの本アルバムページ(試聴ファイルあり)
Tomorrow to believe
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購入金額
1,943円
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購入日
2008年04月23日
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購入場所
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