Made in Japan の安心感

RENESAS/NEC D720201

HDDレベルではオンボードのSATAやUSB3.0並みの速度が出るし、非常に安定しています。
現段階では、品質の良い４ポートならこの製品をオススメします。
変わったところでは「玄人志向 USB3.0F-P7-PCIe」が7ポート（外部：5、内部：2）というのも出るそうです。

■　速度

HDD(ST2000DM001)にてテスト：
・ASUS P8H68-VのオンボードUSB3.0(Asmedia 1042)の場合は、ほぼ同じ速度が出ています。
・Intel-SATA3でのシステムディスクの場合は、少し劣るレベルの速度が出ます。

本製品に繋いだ4つのHDDに同時にファイルコピーを行うと、それぞれ50MB/s～110MB/sの速度が出ています。

BUFFALO IFC-PCIE4U3S

オンボードUSB3.0 (Asmedia 1042)

システムディスク (Intel-SATA3)

■　インストール

・PCIe x1(以上)に取り付ける
・電源(mini 4pin)を接続する
　（PCIe x1は10W(3.3V/3A)迄の為、USB3.0の4.5W(5V/900mA)x4では電力不足になる）
・Windowsを起動し、ドライバが無いメッセージはキャンセルする
・ドライバをインストールする
・念のために再起動する


■　ドライバ

http://buffalo.jp/download/driver/hd/ifc-pcie4u3s.html

IFC-PCIE4U3S Ver.1.10（2012年1月16日掲載）
・ドライバーを更新(ドライバーVer.3.0.12.0)　[→2011/11/21 3.0.12.0]
・接続機器の安定性の向上


■　ファームウェア

デバイスマネージャ上では「2006」と出ています。


■　チップ

チップが従来品より1.2倍高速になっているそうです。

IFC-PCIE4U3S ... RENESAS/NEC D720201　※本製品
IFC-PCIE2U3 ... RENESAS/NEC D720200F1　※従来品


■　USB3.0のカードについて

以前、2ポート1000円の安物カードで非常に問題が出て悩まされました。
あと、USBポートに差し込むと金属を削るような音・感触もありました。
色々調べると、USB3.0はまだまだ相性問題があるようです。
特に安物カードの場合は相性どころが正常稼動も怪しいようです。
（動作しない、１ポートだけ正常、USB2.0と認識、極端に遅い・・・など）
ファームウェアとドライバの更新で改善するものも多いようです。

本製品はMade in Japan刻印や、コンデンサも他製品より良い物を積んでいます。
現時点で質の良いカードはBUFFALOかIODATAになるかと思います。
この２社はファームウェアとドライバと、その理由も公開してくれるので安心感があります。
本製品でも相性が出るとの報告もありますが、個人的にはIRQのバッティング、PCIeの差し込みが甘い（ケースが歪んでいる等）、他デバイスのRENESAS/NECチップとの干渉などではないかと思います。


▲サポート外のファームウェア＆ドライバ

http://www.station-drivers.com/page/renesas.htm

drivers : Version 3.0.16.0 02/04/12 Windows Xp/Vista/7 32/64bits
firmware : Version 2.0.1.1 14/03/12




●　(参考)電源供給

PCIe x1 : 3.3V/3A (=10W)

USB2.0 : 5V/500mA (=2.5W)
USB3.0 : 5V/900mA (=4.5W)

●　(参考)転送速度

PCIe 1.1 x1 : 2.5Gbps = 250MB/sec
PCIe 2.0 x1 : 5.0Gbps = 500MB/sec
PCIe 3.0 x1 : 10.0Gbps = 1000MB/sec

USB 2.0 : 480Mbps = 48MB/sec
USB 3.0 : 5.0Gbps = 500MB/sec

SATA2 : 3.0Gbps = 300MB/sec
SATA3 : 6.0Gbps = 600MB/sec