前シリーズの431si/435siとの大きな違いは本体内に物理メモリを搭載し応答性が向上したことです。
ナビゲーションとしての性能に関しては色々と云われることの多いこのシリーズですが、ジャイロセンサーの無いタイプでは位置ずれにかんしては「こんなものかな?」ってレベルで使用上の差支えはあまり感じません。
ルート検索に関してはマップル系地図データを持つモデルのそれに違わず幹線道路や高速道路へなるべく誘導しようとする傾向を指摘されていますが、比較的安全方向に降っているものと解釈しています。
ちなみに、僕の自宅周辺では地元住民でもあまり使わないような“穴場”な抜け道を案内されビックリしましたが、能力的には満足なレベル、と思われます。
地域によって得手/不得手があるかもしれません。
不満点を挙げるとすれば、上記の検索に関して
・フリーワード検索にて検索しても、近隣のスポットを優先して紹介してくれない
・スポット名を直接入力しても、検索されないことが殆ど
ということで、結局電話番号検索が主流となっております。
加えて、特定の場所に到着すると突然本体が再起動を始めるといったミステリアスな現象を数回体験しています。
また、ジャイロセンサー等を搭載していないが故にトンネル内で自車位置を見失い、トンネルを抜けると一般道になっている状態になることも挙げられます。
リルートに関しては、推奨ルートを外れても向上した応答性の効果を発揮し素早く変更対応してくれます。
オプションのレーダークレードルOP-CR50Ⅱの能力は17バンドの受信能力、本体のGPSターゲット識別と相まって前に使っていたSR952iと同等以上(警告距離が1㎞手前から2㎞手前になった)にてレー探としての性能は充分です。
ただし、台座の設置に関して相手物の曲面追従性はイマイチ、設置時にはPCモニターのミニチュアみたいに見えるビジュアルが不満だったため、カロッツェリアのポータブルナビ用オプション、AD-V1が容易に流用できるため、これを使用すると画像のような設置が可能になります。
また、本シリーズから電源ケーブルが12V→5Vコンバータ機能付きシガープラグからの直出しUSBケーブルとなっており、これをこのまま使用した方が無難そうです。
また、USB電源ケーブルに関してはFMラジオに対するノイズ源となる可能性が高いため、ケーブル外周にシールドを施す等「ノイズ対策」(ノイズ対策は発生源に対して対策するのが基本です)をしておいた方が良いでしょう。
ちなみに、僕が使用したのはオーディオ用品を扱うショップで購入できるトライアソシエイツ社の「トライガード」なる商品ですが、車輌難燃規格(MVSS)を満たすものではありませんので、さらにその周囲をコルゲートで保護し断熱する必要があります。
これから、新作YPB706siがリリース予定ですが、これらの不満点がしっかり解消され再びカー用品店でイエラが並んでいるところを見たいと切に願っています。
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購入金額
19,800円
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購入日
2010年05月16日
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購入場所
ホームセンター コーナン
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