森高千里。最近歌の特番では渡瀬マキらママ友と出演し、まだ美しい姿で人を魅了する女性。現在の地点から俯瞰すると、その詩の世界で現在も支持されている活動中期の「私がオバさんになっても」やほとんどすべての楽器を自分で演奏したという後期に続く「渡良瀬橋」や「風に吹かれて」あたりの印象が強いが、リアルタイムに彼女を見ていた世代になんと言っても強烈な印象を残しているのは最初期。
キワキワのミニ、すらりと伸びた足。コンサートではパンチラも辞さず(つか完全コントロール下)。そしてその姿からは想像できない強烈でストレートな詩。このオーラにノックアウトされた角松敏生が自身のアルバムで彼女に捧げる歌を書いたのは
ある意味当然の帰着?
そんな彼女の曲を通好みのギタリストでサウンドプロデューサーでもある斉藤英夫が仕上げたベストがこれ。ベストと言ってもすべて斉藤英夫カラーに統一するため再録されている。そのためベストなのに音色に統一感がありとっちらかった感じがしない。「ミーハー」。硬いオクターブ奏法の打ち込みベースとゲートバリバリのエレドラが時代を感じさせるが、歌は驚くほど新鮮。♪お嬢様じゃないの/わたしただのミーハー!/若いうちがはなよ/普通の恋/つまらないだけよ!♪とうそぶく千里の少しハナにかかった声が背伸びしている感じを演出してる。
「ストレス」。“ダメ!!”という叫び声で始まる名曲(?)。打ち込みベースとドラムに名手斉藤のコロンとした音色のカッティングのリズムギターが絡むファンキーな曲(このギターのカッティングはほんと、キレがイイ!)。オケヒットが時代を感じる。詩の内容からある意味仕方ない部分はあるし、曲も詩の内容と良く合ってるが、間奏の早口言葉や“たまる~~(ww)”の叫び声は、おもしろいけど曲がイイだけにすこし余分感。
「道」はこのアルバムのための新録。二人でいた頃の思い出を歌う切ないミディアムテンポの曲。これは歌詞が良い。♪涙があふれる/あなたがいないと思うだけで/春も夏も秋も冬も/道も石もゴミもあき缶も/月も星も雲も夜空も/あなたの/思い出/忘れないわ♪ビート系から後のしっとり系に行く萌芽が見える名曲。最後の「わ」が上昇するメロディを採るのが印象的。彼女が自分を演出する範囲を姿⇒歌詞⇒演奏⇒曲へと部分からトータルに広げていく過程にある作品。あのときの若さでなくては成立しない旬のものだけれど、それだけに強い輝きを放つ名盤。オッサン必聴で(ぇ
【収録曲】
1. うわさ
2. ミーハー
3. ストレス
4. ALONE
5. GET SMILE
6. 夢の終り
7. オーバーヒート・ナイト
8. 17才
9. LET ME GO
10. GOOD-BYE SEASON
11. 道
12. NEW SEASON
森高千里オフィシャルサイト
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購入金額
3,100円
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購入日
1989年12月頃
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購入場所
リーダーさん
2012/03/17
テレビでよく拝見してました。
美脚に保険をかけてたとかなんとかw
17才は好きな曲でした。
cybercatさん
2012/03/17
意外なオッサンが引っかk(ry..ww
「道」美脚バージョンww