Z68を搭載したLGA1155マザーボードですが、nForce200を搭載し、3way SLIやCFXにも対応したハイエンドマザーです。
nForce200を搭載し、さらにZ68側に接続されたPCI-EスロットもPLX PEX8608でx4の帯域を持つなど、Z68マザーの中ではPCI-Eの拡張性は最強クラスです。
PCI-E x4のintel製Dualport Gigabit NICとPCI-E x8のLSI Logic製MegaRAID SAS 8708EM2を使うため、PCI-E x16スロットが多い製品を探していたところ、行き着いたのがこのZ68 Extreme7 Gen3です。
最近のASRockは変態マザーだけではなく、今まではASUSが担っていたハイエンド向けマザーもリリースしています。
しかもちょっと安くて高機能だったりするので、かなり魅力大な製品が多いです。
このZ68 Extreme7 Gen3も、一昔前のASRockでは考えられないラインナップの製品です。
この手のハイエンドマザーは拡張ビデオカードの利用が当たり前ですから、オンボードのディスプレイコネクタを持たないものがほとんどです。
しかし、そこはASRockなだけにDVI、HDMI、DisplayPortの端子をI/Oパネルに装備しています。
サブモニターはHD3000に繋いでいるため、この仕様はとてもうれしいですね。
ちなみに、COMポートとIrDAポートも積んでいるあたり、なんというかかなりマニアックです。
この辺はASRockらしい感じですねw
このマザー、PCI-E Gen2までしか対応していないnForce200を搭載しているにもかかわらず、PCI-Express Gen3に対応しています。
どのような仕組みになっているかというと、PCI-Eの2番スロットのみGen3に対応しており、ビデオカードを1枚しか使わない場合は、2番目のスロットに装着することを推奨しています。
この場合はnForce200が有効にならないため、1番、6番のPCI-Eスロットが使用不可となります。
この仕様に気づくまでかなりはまりまして、1番スロットに挿したLANカードが動かないーーー!と四苦八苦しておりました。
拡張カードを1番スロットに装着すると、nForce200が有効になり、2番を除くPCI-Eスロットすべてが利用可能となります。
PCI-E Gen3対応の2番スロットはおそらく使えないのではないか?と思いますが、試していませんので不明です。
たいていの場合、GPUクーラーで埋まる場所ですから、使えなくても問題無いと思われます。
SLIやCFXなどをしなくても、拡張カードで大量のPCI-Eスロットが使いたい時には、お勧めの1枚です。
なんといっても、一番CPUに近いスロットが、x1形状じゃなくてx16形状なのがすばらしい。
このため、2スロット占有のビデオカードを3枚装着することが可能です。
よく考えられたスロット配置だと思います。
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購入金額
0円
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購入日
2012年02月25日
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購入場所
Vossさん
2012/02/26
私がOCレビューで酷評したASUS板での不満点、全部解消してるし。
QSVの存在を考慮すると、メモリ搭載数さえ諦め付くなら、X79+4コアSandyーEよか、こっちの方がいいですね。
ちょもさん
2012/02/26
PCI-Eがたっぷり使えるnForce200搭載
さらにPLX PEX8608でZ68側のPCI-Eスロットもx4仕様(通常はx1)
I/Oパネルには内蔵ビデオ機能用のHDMI/DVIも装備
SATA 3.0はASM1061搭載(Marvellよりも性能が良く、intel内蔵とあまり変わらないらしい)
DualPort対応のNICもMarvellや蟹ではなくBroadcom
ケースに優しいATXサイズ(E-ATXじゃないのだ)
と、これ以外には無いんじゃない?という豪華仕様になっています。
スバラシイ。
ちなみに、PCI-E x16スロットですが、CPUに近い方から
#1:PCI-E x16(#2利用時は利用不可)
#2:PCI-E x16(Gen3対応、ここにカードを装着するとnForce200は使用不可)
#3:PCI-E x1
#4:PCI-E x16(#2利用時は利用不可)
#5:PCI
#6:PCI-E x4(形状はx16、Z68側に繋がっているスロット)
#7:PCI-E x8(形状はx16、#2利用時は利用不可)
となります。
最初#2にカードを挿していてドツボにはまりましたw