最近は80PLUS認証や400W越えの大容量モデルなどもでてきたが、結構値段が高く、SFX電源を使うような使用頻度の少ないサブマシンや旧型PCに購入するのは気が引ける値段のモノが多い。ヘタしたらSFX電源付属のケースのほうが安いくらいだ。
そんな中登場したのがこの実売3000円から購入できるIP-SFX300A。230Wでファンの張り出しがないIP-SFX230Aならなんと2000円。
230W版はわんこさんのですが参考にどうぞ。
付属品は本体・電源ケーブル・タイラップ・ネジと最低限。メイン電源スイッチも省かれている。コネクタも20+4pin、4pin、大4pin*2、SATA*2、FDDと最低限だが、300WのSFX電源にはこれくらいでちょうどいい。コイル鳴きも無く、その他実用上の問題も無し。初期不良も引かなかったようだ。
とりあえず手持ちのSeasonic製 SS-300SFD SuperVersatilePlusと実測消費電力を比べてみる。このSS-300SFD、09年3月に購入したものだが発売自体は05年で未だに現行品。7000円程度で購入したものだが現在はもっと安く買えるようだ。
容量と規格・本体サイズはほぼ同じで値段は倍近くということになる。
動作時のファン音は殆ど差が無く感じた。あくまで短時間比べた主観なので長時間動作時は判らないが。当然見た目も似ているので一瞬どちらか判らなくなる始末。
E3400+HD4670環境でワットモニターによる消費電力計測を試したところ…
SeaSonic SS-300SFD アイドル:67 Prime95:103
Scythe IP-SFX300A アイドル:69 Prime95:104
さすがにちょっと負けた。但しこのSeaSonic SS-300SFD、古い廉価ATX電源↓
CoRE-400A-PLUG 400W(及びほぼ同世代400W廉価電源のSILENT KING-3 LW-6400H-3)より4~5W程低い実測値を出していたので、IP-SFX300Aも少なくとも古い廉価電源よりは効率はいいと思われる。ましてや置き換え対象が古いSFX電源なら尚更だろう。
但し気になったのが待機電力の増加。SS-300SFDの2.4Wから3.6Wへと1W以上増加している。他の電源と比べてもこれは高い値。主電源が無いのでせつでん!な人はスイッチ付きタップでこまめに電源を切った方がいいかと。
なんとなく05年発売のSeaSonic SS-300SFDの優秀さが際立ってしまった気がするが、今まで廉価なSFX電源が自作パーツ市場で殆ど無かった以上、IchiPowerSFX IP-SFX300Aの存在意義は大きいのではないでしょうか。
価格が価格だけに品質を期待するのだったら別の電源買った方がいいと思いますけどね!
…というか2年半も使ってるならSeaSonic SS-300SFDのレビュー登録してやれよ私。
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購入金額
2,980円
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購入日
2011年09月01日
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購入場所
Sofmap(通販)
わんこさん
2011/09/03
店頭で230W買おうと思ったら売切れてた罠
下小川さん
2011/09/03
モノはともかくこの価格帯のSFX電源ってのは待っていた人が多いのかもしれません。