今回、会社の営業協力で何か購入するということで、本品を購入した。
昨今、緊急事態対応が重要視されている状況であるため、あっても損はないだろうという考えだった。
まず、外観から説明すると、大きさは小型を売りにしたフィーチャーフォンやICボイスレコーダ程度の大きさである。
表面にソーラーパネルが配置され、裏面はアルミがむき出しの状態だ。そのため、さわったところの指紋が大変目立ち、拭き取ろうとしてもなかなか拭き取れない。
側面には接続コネクタ、給電スイッチ、充電状況LEDが配置されているが、残量表示がないため給電終了が分かりづらい。
カラーリングを含めたデザインにチープなイメージを受ける。
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ソーラーパネルは見たところ単結晶タイプと思われ、発電効率は良いのではないだろうか?
試しに室内蛍光灯と白薄曇りの状態での充電を試みたが、どちらもLEDが点灯しなかった。後日、晴天の状態で試してみたいと思う。
ソーラーパネルの他にUSBの充電口があり、充電中はそれぞれに対応するLEDが青色に点灯する。
本品は購入した段階で充電されているため、iPhoneが50%の状態から給電を始めてみたが90%あたりで充電が停止した。
iPhoneは残量ギリギリから50%ぐらいまでの吸い込みが多いため、ギリギリの状態からは50%までも充電できないかもしれない。
逆に本体の充電だが、充電中はLEDが点灯、完了すると消灯する一般的な動作だ。
上記で使い切った状態で充電を開始したが3時間経っても完了しない、本当に消灯するのだろうか?
ソーラーパネルの場合は公称13時間であり、一日で充電しきるのは不可能だろう。
なお、USB充電のコネクタは特殊なため、ケーブルを紛失するとUSBから充電できなくなると思われる。
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付属品としては、USB充電用のケーブルと充電器、各機の給電用コネクタアタッチメントと本体とアタッチメントを接続する延長ケーブルとなる。
アタッチメントは直接本体に接続することもできるが、コネクタが細いため破損を防ぐために、延長ケーブルを使用した方が良いだろう。
付属品が多いためかポーチも付属する。
アタッチメントは8種類付属するため、iPhone、Android機、フィーチャーフォン、ゲーム機等対応は多いが、出力の関係でiPadや特定のスマートフォンは充電できない。
対応機器が多いのは嬉しいが、これだけ部品点数が多いと正直邪魔に感じる。
ただ、いつどの機器への給電が必要になるか分からないため、結局持ち歩くことになってしまっている。
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トータル的に見ると、敢えてこの商品を選ぶ必要はないと思う。
ソーラーパネルを搭載した商品は他にもあるし、それほど充電に役に立たないパネルが不要であればもっと大容量の商品もある。
緊急時の補助バッテリー購入の選択肢として本品が候補とするのが良いだろう。
バッテリー切れでどうしようもない時は電池充電タイプを購入しがちだが、それでも1,000円弱する場合がある。
そういった場合、本品であれば初期投資は高くなるが、充電済のためその場の問題が解決できる上に、今後の使い回しがきくという点がメリットになる。
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購入金額
2,000円
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購入日
2011年07月21日
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購入場所
蒼-aoi-さん
2011/07/22
このレビューをアップするのを待っていたかのようです。