あえて「端末」と書いたのは、私の第一印象としては、タブレットとは異なるカテゴリ・用途のデバイスと感じたためである。
実際、設定する際、端末を手に持って行ったが、しばらくすると手が疲れてしまった。
これは私の使い方が間違っていたためである。タブレットではないのだから、長時間手に持って操作することを想定していないのだ。
本機は、iPadやその他Androidタブレットとは異なる、新しい分野を開拓するデバイスなのだ。
本機のポジションに軽く触れたところで、レビューに入ろう。
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┃0.開梱式
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私は、今朝通勤途中に気がついたメッセージに驚いた。
このところの多忙さにzigsow活動ができていなかったこともあり、本機プレミアムレビューの当選など諦めていたからである。
偶然、ホームを見るとメッセージの通知が入っていた。と同時にメールにも気がつき、内容を確認すると当選通知だったわけだ。
心躍らせながら帰宅すると不在連絡表入っていたため、再配達時間ぎりぎりだったが構わずドライバーに電話し、15分後には箱を受け取った。
箱・送付元は、アイ・オー・データ様である。
脱線してしまったが、早速、開梱してみる。
セットの内容としては、本体、ACアダプタセット、4G SDHCカード、それに取扱説明書だ。
容量は小さいものの最初から外部メディアを付属してくれるのはありがたい。メディアプレイヤーとしての機能上、保存領域を多く必要とするためだろう。
私としては、microUSBケーブルを付属して欲しいところだった。
早速画面をキャプチャーしようとしたところ、手元に該当ケーブルがなかったため、別途調達しなければならなくなってしまった。
簡単に機器の概要を説明すると、7インチ液晶にAndroid 2.2を搭載した端末で、ハードウェアキー(カーソル+6キー)を搭載している。
欲を言えば、OSはAndroid 3.xにして欲しいところではあった。
7インチの液晶は、非光沢液晶を採用しており、昨今の光沢液晶に見慣れてしまうと若干チープな感じを受けてしまう。
電源が入ってしまえば全く気にならないし、逆に指紋が目立ちにくい(つきにくい)ため、私としては以前から非光沢液晶を好んでいた。
上記写真で見ると本体の右側が厚くなっており、デジタルフォトフレームのように立てて置いた状態で使うスタイルと、厚くなった部分に内蔵されたは赤外線送信部を使用してテレビ等の外部機器を操作するスタイルの使い方ができる。
本機ではそれぞれ「フォトフレームモード」「リモコンモード」と呼んでいるようだ。
ハードウェアキーは、黒フレームの部分にAndroid端末に良くある[ホーム][メニュー][戻る][検索]のバックライト付のキーが配置され、センターにカーソルキーが配置される。
特有のキーとしてカーソルキーの隣にリモコンモード用キーとSkype起動用キーが配置される。
さらに背面にボリュームキーが準備されているのだが、なぜ背面にしたのかは疑問を持つ。
外部ストレージとしては、前述のSDカードのほかに、USBホストが準備されているため色々なメディアに対応できると思われる。
カメラは、前面と背面に準備され、Skypeでも内外を切り替えて使用することができる。
その他、HDMI端子(テレビ出力)、イヤホン端子、MicroUSB端子を備えている。
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┃1.接続構成
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我が家のネットワーク構成は、以前からあまり変わってはいない。
この構成に本機alimoが加わることになるが、WiFiによる接続であることから、無線APに接続する形になる。
FONへの接続の方が簡単なのだが、セキュリティ・速度の観点から、通常使用では無線APで接続するつもりだ。
我が家のネットワーク構成機器は以下の通りである。
また、本機が赤外線リモコン機能・Bluetooth通信を有することから、ネットワークに接続されない機器として何点か機材を使用し、これら以外にも使用した機材については文中で紹介させて頂く。
本機がAndroidを搭載していることから、iPhoneとIDEOSと比較も行っていきたい。
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┃2.セットアップ
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いよいよ、本体に電源を入れてみよう。電源スイッチは、デジタルフォトフレームモード状態で上背面側にある。
電源を入れると「I-O DATA」ロゴに続き、しばらくすると「alimo」ロゴが表示される。
「alimo」ロゴが比較的長時間表示された後、設定ウィザードが起動する。
起動中は画面の回転に対応しておらず、キャプチャーもできないため、見づらい写真になっていることをご了承頂きたい。
初回起動時は、初期セットアップを行うことになる。
内容としては、無線LAN設定→Googleアカウント設定→ユーザ登録という流れになるが、使用の仕方にもよるが無線LAN設定以外はスキップしても良いかもしれない。
無線LAN設定は、I-O DATAのWPS等の簡単設定が可能であるが、我が家に対応機器がなかったため、手動設定を行った。
過去に無線LAN設定を行ったことがあれば、それほど難しくはないだろう。「Wi-Fi」のチェックボタンを有効にしないと設定できないので、最初に有効にしておこう。
次にGoogleアカウントの設定だが、新規にアカウントを作成しても良いが、すでにGoogleアカウントを持っている場合はそれを指定して使用することも可能だ。
Googleアカウントを設定するメリットとしてはデータのバックアップや共有が上げられる。
アプリケーション等をインストール後、本体を初期化しなければならなくなった場合、次の初期セットアップでアカウントを設定することで、復元することも可能なのだ。
これが終わると、セットアップの最後ユーザ登録となる。
ユーザ登録はブラウザが起動し、I-O DATAのwebサイトで入力することになるため、セットアップ完了後にブラウザから改めて設定することもできるため、スキップしておいても問題ないだろう。
画面に従って入力していけばよいのだが、残念ながらユーザ登録で本機のシリアル番号は受け付けなかった。
非売品であることが原因とも考えられるが、製品版では正常に登録できることだろう。
今回は、ユーザ登録をせずにセットアップを終了した([ホーム]キーで強制離脱した)。
セットアップが完了すると、alimo本来のホーム画面が表示される。
ホーム画面は本機の主要機能だけを集めた一種のアプリケーションとして実装されている。
ホーム画面のタブからAndroid本来のホーム画面に切り替えることが可能であり、また、Androidホーム画面にあるショートカットからalimoホーム画面に切り替えること可能である。
Androidホーム状態では、alimoホーム画面からでは実行できない機能や詳細な設定を行うことができる。
補足になるがalimoホームには現在起動中のアプリを管理する画面が準備されており用意に強制終了する事ができる。
なぜこういった機能を全面に持ってきたかは分からないが、アプリが不安定になったり、メモリ不足になった場合の対応を採りやすくする事でユーザーの安心感を高めているのではないかと予想する。
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┃3.通信機能
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では、私がもっとも期待しているSkype機能について見ていこう。
Skypeを使用するには、Skypeのアカウント設定が必要なのだが、画面に従って設定すれば良いので説明を省略させて頂こう。
起動に関して、一点だけ書いておきたいことがある。
Skypeを起動したところアップデートを促すメッセージが表示され、アップデートしないと使用できないという内容だった。
使えないのでは仕方がないのでアップデートすることにしたが、1回目ファイル破損発生、2回目内部エラー発生、となかなか上手くいかなかった。
3回目にようやくアップデートに成功したが、これは本機または環境固有の問題だったのだろうか?
アップデートが必要になるのは仕方ないことだが、安心してアップデートできるようにして頂きたい。正直、使えなくなったのではないかと焦ってしまった。
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Skypeは、Androidに提供されている通常のSkypeとは異なり、本機用にカスタマイズされているようだ。
PC版Skypeにあるメッセージングやファイル転送には対応しておらず、あくまで通話に特化した形になっている。
ユーザーインタフェースは、電話帳(コンタクト)が見やすくなっており、またシンプルインタフェースにすることでさらに通話特化のアプリケーションになる。
このある意味割り切った使いやすさは好感が持てる。
実際に通話してみると、予想以上に快適に通話ができる。
当然回線速度・品質に左右されるが、それが確保される環境であれば、かなり実用的だ。
私が通話を試したのは大阪iPhone-山形alimo間だが、西中島南方駅付近の3G回線が高速だったため問題なかった。
多少、回線が揺れたタイミングに映像が駒落ちしたり、音声が聞き取れない瞬間はあるもののPDC携帯電話よりも快適に通話できている。
ただ、山形での3G環境ではビデオ通話どころか、音声通話も難しいかもしれない。
そういった環境では、やはりWi-Fi環境下で使用する必要があるだろう。
ちなみに今回試した環境の通信速度は以下のようになっている。
カメラ性能としては、当然細かい文字などは限界があるものの、相手の表情は十分に掴める。
ただ、暗所には弱い。多少薄暗い環境になると、ブロックノイズのようなモザイク状の画像になってしまう。
アウトカメラについてはまだ試していない。
また、一度だけ通信後にフリーズし、復旧できない状態になり、本体を再起動しなければならなくなったことがあったことを追記しておく。
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本機のSkype機能の大きな特徴として、見守り機能がある。
具体的な使用例としては、自宅にペットを飼っていて留守にした場合など、遠隔地からその様子を伺いたいというときに使用する。
通常Skypeでは着信した際、ユーザー操作によって通話を開始するのだが、この機能では自動的にビデオ通話を開始してくれるため留守中の様子を確認できるわけだ。
実際に使用するためには、自動的に通話を開始するアカウントを登録しておく必要がある。
また、留守にする前に見守り機能を有効にしておく必要があり、そうしないと自動で通話を開始してくれない。
どちらもセキュリティー的な配慮といったところだろう。
使用用途は人それぞれだろうが、実に面白い機能だと思う。
私は以前からこういった機能を実現したいと思ってはいた。構想としてはモーター駆動で向きを変えたいと考えていたが、本機も魚眼レンズ・レンズ補正などで広範囲を見渡せると見守り機能として強化できると思う。
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本機のCPUスペックは、最近のスマートフォンより低く、私が所有するIDEOSより若干高い程度だ。
IDEOSでは、スペック上の問題でSkypeでの通話に耐えなかった。
そのため、本機の主要機能と謳っているものの、通話に耐えうるのか心配だった。
しかしそれは良い意味で裏切られ、見事にテレビ電話としての機能を果たしてくれている。
テレビ電話をするためにPCを立ち上げたり、キーボード・マウスを操作しなければならないのは煩わしく、そこまでしてテレビ電話始めたいと思う人は多くないだろう。
Skypeが立ち上がっているPCを普段生活するエリアに常設・常備するのも自然ではない。
フィーチャーフォンのテレビ電話だったり、スマートフォンでもSkypeができるようになったが、据え置き型の専用テレビ電話という存在は大きい。
最近、固定電話を持たず、携帯電話のみにしている世帯も多くなりつつあるというが、インターネット環境があるなら、改めてそして新しく固定テレビ電話の導入を検討してみてはどうだろうか?
そういった、コミュニケーションツールの検討をしてみたくなるほど、本機の通信機能には満足している。
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┃4.メディアプレイヤー
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次に第2の目玉機能のメディアプレイヤーを見て行こう。
メディアプレイヤーでは、SDやUSBメモリなどのストレージやネットワーク上にある画像や動画、音楽を再生する事ができる。
再生できるフォーマットは、画像がJPEGなどの一般的な画像形式、動画がMPEG4、H.263、音楽がMPEG-Audioとなっている。
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最初にDLNA機能についてだが、特に設定することなく、同じネットワーク上にサーバーを見つけるとデータの保存場所の選択として、Serverが出てきて閲覧が可能になる。
検出するのが、同じネットワーク上のサーバーであり、特に設定がないということはルータを超えたところにあるサーバーを認識することができないということである。
我が家のネットワーク構成を見ていただくと分かるが、サーバーは無線ルーターとは異なる一段上のネットワークになっている。
そのため、Wi-Fiで接続される本機とサーバーが違うネットワークに属するため、サーバーを認識できないのだ。
今回動作確認するに当たり、一時的にサーバーを無線APにつなぐことで確認した。
ここはもう少し改善して欲しいところだ。
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画像閲覧だが、コンデジに挿入してあったSDを本機に挿入したところ特に問題なく閲覧することができた。
デシカメデータの簡易ビユーアとしても使えるし、HDMIケーブルでテレビに接続すれば多人数で楽しむことができる。
画像閲覧機能で注目したいのが、Picasaの対応である。
PicasaはGoogleが提供するインターネット上のアルバム機能であり、PC、携帯端末での共有はもちろん知人との共有などができる。
Picasa対応するためには設定でアカウントを設定する必要があるが、Picasaサーバー上にあるデータを簡単に見られるのは便利である。
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動画閲覧もストレージとDLNAから再生することができる。
ただし、再生できるフォーマットが少ないのは残念なところだ。
我が家のDLNAサーバーに保存されている動画の形式はMPEG2であるため、本機では再生できない。
我が家のサーバーは、対応していないファイルは配信できないため、本機とはとても相性が悪い。
ストレージが使用できるとはいえ、動画データは大きいため、あっという間にパンクしてしまうため、なんとかDLNAが活用できるようにしたい。
また、アスペクト比は反映されないようだ。
どういうことかというと、例えばDVDは720×480のデータであるが、標準とワイドの2種類のディスクが存在する。
どちらも同じドット数なのだが、アスペクト比情報が付加され、再生が16:9のワイドに表示するか、4:3の標準で表示するかが切り替わっているのだ。
本機ではドットをそのまま表示するため、上記2種類のDVDを変換して、本機で再生すると縦長に表示されてしまう。
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┃5.その他アプリケーション
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前述の機能のほかに、本機ホーム画面にあるアプリケーションとしては、ガジェット、リモコン、ブラウザがある。
ブラウザーについては多く説明する必要はないだろう。
アイコンをタップして起動するのはAndroid端末標準のブラウザーであり、ダブルタップ、ピンチイン、ピンチアウトによるズームイン、ズームアウトをサポートする。
他のAndroid端末と使い勝手は変わらず、私としては標準ブラウザーがiPhoneのSafari並みの使い勝手まで向上してくれることを希望する。
レンダリング速度、スムーズな操作感、ユーザーインタフェース、どれをとってもSafariに軍配を挙げてしまう。
好みのブラウザーをインストールし、標準ホームのブラウザーアイコンから起動するアプリケーションを設定で変更できると良いかもしれない。
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次にリモコン機能だが、専用起動ボタンが準備されているだけあって、本機の特徴となる機能だろう。
私も本機にふれる前から気になり、かなり期待を持っていた。
しかし、先に書いておくが、学習リモコンと同等の機能ではなかった。
あらかじめプリセットされたリモコンコードしか送信できない、つまり対応機器以外は操作できる保証がないのだ。
レビュー初出時、学習リモコンと書いてしまい、誤情報を流してしまったこと、お詫び申し上げたい。
私も学習機能があるものと思い込んでいたため、リビングにあるリモコンすべてを本機に集約させようと考えていた。
例えば、エアコンや室内照明などだ。
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実際のリモコンアプリケーションについて確認していこう。
アプリケーションは、前述通りホーム画面または専用ボタンから起動する。
赤外線送信部がフォトフレームモード時の底面にあることから、リモコンモード状態での表示に固定され、回転には対応しない。
使用するときは、ちょうどカラオケボックスの液晶付きリモコンのようなスタイルで使うことになる。
私としてはガラステーブルの上に起き、置いたままでも操作できることを期待していた。
最近のテレビリモコンには赤外線送信部が2カ所準備され、広い範囲で反応できるような物もあるので次機種に期待したい。
では、実際に試した機材を順番に説明させて頂く。
時間の都合上、数多くは試すことができていないため、徐々に掲載を追加させて頂くことをご了承頂きたい。
前述のエアコン、照明を含むシロモノ家電系は対象外であるため、掲載・説明を割愛させて頂く。
まずテレビだが、特に問題なく認識した。
我が家のREGZAはハードディスク録画機能がついているが、その再生にも対応できている。
東芝のリモコンコードは2種類あり、片方では早送り/巻き戻しができるものの再生が利かなかった。
同様の症状があれば他方のリモコンコードを試すと良いだろう。
次にコンポだが、オンキヨーというリモコンコードはあるものの、どのコードを指定しても動作しなかった。
さすがに古すぎたのかもしれない。
予想以上に我が家にリモコンが使えるデジタル機器が少なく参考にならなかったかもしれない。
対応機器についてはメーカーサイトをご確認頂きたい。
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メインアプリケーションの最後としてガジェットについて説明しよう。
これについては、私はあまり注目していなかったが想像以上に便利で、普段使用しないときはこの画面にしておくのが良いだろう。
画面構成は左右で分かれる形になっており、それぞれ表示できる項目が異なる。
全体的に配色などが淡白なため、見やすいとは言い難いところはある。
右ペインに表示できる項目としては、カレンダー、占い、天気、ネットワーク音楽配信、ネットワークラジオである。
ネットワークラジオはradikoであるが山形は残念ながらサービスエリア範囲外だった。
本機が原因ではないが、少し楽しみにしていただけに残念だ。
左ペインに表示できるのは、Twitter、スケジュール、RSSである。
Twitterはホームのタイムラインのみのようだが、画面の更新タイミングがいまいちよく分からない。
リアルタイム性が売りのTwitterだけに、画面更新でタイムラグが出たのでは、メリット半減である。
また、スケジュールはGoogleカレンダーを表示できて、以前からGoogleカレンダーを日常的に確認できるデバイスが欲しかった私としては嬉しかったが、残念なのは表示が見づらい・分かりづらいという点だ。
ガジェットアプリはもう少しチューニングして欲しいところだ。
ガジェットは起動したまま放置すると、全面時計表示になる。
バッテリーにどこまで影響するかは分からないが、細かい点ではあるが配慮された機能である。
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┃6.カスタマイズ
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本機がAndroid端末というからには、カスタマイズについても説明しておきたい。
カスタマイズはマーケットからのインストールがメインとなるだろう。
知識のある人であれば、勝手アプリなどをSDカードなどからインストールする事もできると思うが、今回その点については省略する。
私が真っ先にインストールしたのは日本語入力OpenWnn Frick対応版である。
標準の日本語入力は初めてのユーザーにも使いやすくするためか、50音キーボードとなっている。
すでにフリックになれてしまっている私としては逆に使いづらいため、フリック対応の日本語入力にした。
インストールはいたって簡単、Androidを触れたことがある人に取っては問題ないだろうか。
マーケットを起動し、アプリを検索、[インストール]を押せばalimoへのインストールが開始される。
文字入力の場合、設定からインストールした文字入力機能を有効にし、どこかの入力エリアで長くタップした際に表示されるメニューから入力方法を選択する事で切り替えられる。
無事にインストールされればalimoホーム画面から起動したアプリでもこの入力方式が使用できる。
やはり、フリックは一度慣れてしまえはテンキーや50音キーボードより早く入力ができ、フリック以外には戻れないくらい快適に入力できてしまう。
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┃A.総括
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かなり長文のレビューとなってしまい、ここまでお付き合い頂いた読者の方には御礼申し上げる。
総括すると、多少荒削りで細かい点で不満があるものの、私としては大満足の製品である。
また、これまで書いてはいなかったが、バッテリー駆動は満充電の状態からメディアプレイヤーで動画を4時間見てもまだ余力があった。
ただし、アイドル状態でも消費しているらしく、アダプターを外した状態で放置すると1日保たなかった。
そういう意味でも固定配置を前提とした端末だろう。
これまで書いた不満点を含めて、今後、継機が充実していくことを願う。
これだけよくできた半専用機なので、もっと一般ユーザーに向けたアピールしても良いのではないかと私は思う。
こういった製品または同等機能を持つタブレットが充実していけば、またコミュニケーションの形が変わっていくような気がする。
映画などで見てきた近未来の通話スタイルがここから始まっていく、そんな気がする製品だ。
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今回プレミアムレビューアに選出して頂き、アイ・オー・データ様・事務局の方への感謝を申し上げたい。
まだ、触りはじめで使いこなすというレベルではないが、直感的に大変面白い位置付けの商品で、かつ実用的であると感じている。
レビューを終えた後もリビングで活用していくことが用意に想像できるほど、その実用性を私は強く感じている。