自分が持っているシンバルのAジル(Avedis Zildjian)シリーズは新品購入・中古購入問わず70年代後半~80年代前半の社名ロゴが中抜き文字で書かれた通称「白抜き」なのだが、一枚だけそうでないのがある。
といってもAmazonの写真のような「Avedis」入りで「A」を象形化した△印のマークが入っているタイプではなく一世代前のものだが。
大学で音楽サークルに入り、ドラムを本格的に始めた自分は手持ちの白抜きシンバルを使っていたのだが、当時良くかり出された近くの女子大助っ人リズム隊では軽めのポップスが多くそういった音楽で多用されるシンバルが欲しくなった。
SPLASH。とても薄くて軽く、さらに小径であるため通りの良い高音の軽いクラッシュ音がする。
「ジャーン」でなくて「ちィぃぃー」と言うような。
通常クラッシュ系のシンバルはアクセントのため小節の頭などで叩き、よほどの盛り上がりでない限り小節内で複数回は叩かない。叩くと減衰しきらず五月蠅くてしょうがないのだが、コイツは比較的速やかに減衰するので、当時の軽めのポップスではハイハットシンバルと組み合わせて「チチチチチチチちィぃぃ」とか「チちィチチチチチチ」という風にオープンハイハットもどきの使い方で曲に表情をつけるのが流行ってた。
そこでシンバルの中では最も安くもあり一人暮らしの学生でも買えたので購入。ハイハットの至近にセッティングして使ってました。
その後別のシリーズの8インチSPLASHを手に入れ、クラッシュシンバル2枚使いの「ジャジャーン」ならぬ「チィチィィィ」という音も手にに入れたが、別シリーズのため音色の傾向が大きく違いちょっと浮いてたのがorz。
その後20年の時を経て、同じAジルのしかも「白抜き」の異径SPLASH(10インチ)を手に入れたので
その別シリーズ8インチSPLASHはお蔵入り。8+10インチの同シリーズ構成で統一感ある音になりました。
今でもハイハットの上にぶら下がり、一番高い音を響かせるヤツです。
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購入金額
10,000円
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購入日
1986年頃
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購入場所
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