2000年頃に購入しました(;=゚ω゚)=333
【モデルナンバー(実クロック)】333GP(83×3=250MHz)
【コードネーム】M2
【製造プロセス】0.35μm
【L1/L2キャッシュ】64KB / なし
【コア電圧/TDP】2.9V / 不明(MAX23.3W?)
【主な拡張命令】MMX
【Socket/Slot】Socket7
【OPN】不明
【リリース時期】1998年10月
【参考ページ】Akiba PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/981031/cyrixb...
私が当時最も好んで使っていたcyrix(サイリックス)のCPUです。
このMⅡ(エムツー)はPentiumⅡの対抗品として販売されていました。
MⅡはPentium/MMXPentiumのプラットフォームであったSocket7向けの互換CPUであり、L2キャッシュは現在のようにCPUに内蔵しておらず、マザーボード上に実装されているSRAMを使用しました。
拡張命令はインテルのMMX互換の命令を採用しています。どこかの書籍でcyrix独自のMMX命令も持っていたらしいですが、対応ソフトは全く聞いたことがありません(^^;
製品名はRP値(現在のモデルナンバーのようなもの)であり、333GPはPentiumⅡ-333MHz相当と言うことで、実クロックではありません。整数演算のIPCが高くクロックの割に高い性能を発揮します。(但し、浮動小数演算はかなり弱い)
当時はマザーボードにCPUを載せても、そのまま動作せず、FSB、倍率、電圧を全てジャンパピンやディップスイッチで設定する必要がありました。設定を誤ると普通は起動しない(最悪壊れる可能性がある)ので、自作PC初心者の難所でした。
しかし、このMⅡはCPUのシルクに83MHz×3(倍)、2.9Vと丁寧に書かれているので、設定を知るのは楽でした。(意外ですが、PentiumやAMD K6等、他社のCPUがこれが書かれてないんです。既存のCPUについては大抵マザーの取説には記載されていましたが・・・)
という訳で、このMⅡ-333GPは、83MHz×3=250MHzで動作します。
(83×3=249MHzでは?と思われた方、実は83.333・・・MHzの略なのです)
ちなみにcyrix MⅡには公式には書かれていない、怪しいスペックのものが予告なく流通することで有名でした。通常、金色のパッケージのものが主流でしたが、突然変異で黒く、しかもヒートスプレッダが浮いたような状態で取り付けられたパッケージが出回りました。(レアな銀色Verもあります)
Windows95/98時代に使っていました。
当時はCPUの進化の割に、OSが軽量だった為、これでもあらゆる用途でサクサク動作していました。Socket7マザーもいっぱい残っているので機会があれば復活してみましょう(;=゚ω゚)=333
過去の登録したcyrix CPU達
■386互換
■486互換
■Pentium互換
6x86
省電力版
MⅡ
珍しい銀色版
リテール版
■オリジナルの低価格プラットフォームMediaGX
MediaGXはCPU内にメモリコントローラー、VGA、サウンドが内蔵された低価格PCの先駆けとなったプラットフォームです。
■ノベルティグッズ、CPUクーラーなど
その他にも、IBMブランドのcyrixのOEM-CPUや、ブランドだけcyrixが残ったVIA CyrixⅢなどがあります。興味のある方はzigsowのもちもの検索でcyrixで検索してください(^^;
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購入金額
3,000円
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購入日
2000年頃
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購入場所
日本橋のどこか
cybercatさん
2015/09/19
AMD、Cyrix、IDTとそのあとを受けたVIA、別路線のTransmetaと各社いろいろと知恵を絞ってしのぎを削っていて...今はIntelが巨大すぎておもしろみがないなー。ちょっとずつの前進で購買意欲を維持させるようなセコイ感じで..かつては性能的には拮抗した時期もあるAMDが現在では対抗たり得ないし。一人勝ちだと澱むんだよなー。
なんか某国の政治体制みたいw
ふっけんさん
2015/09/20
Riseのmp6もたまには思い出してやってくださいw
今はCPU、GPUともベンダーの選択肢が少ないですよね・・・
おかげでキワモノが少なくなって楽しめないですね(´・ω・`)
AMDにはさっさとZenを出してもらいたいものです。