レビューメディア「ジグソー」

AMD E-350の実力はいかに

AMDのGPU一体型CPU「E-350」を採用したVAIOシリーズ
そこそこのCPU性能とモバイルとしては珍しいローエンドクラスのGPUを搭載したモデルで
以前からモバイル用として気になっていたアイテムでした
たまたま寄ったヤマダ電機でポイント分も計算に入れると実質6万3千円
思わず購入していました(笑

それではまず概観から見ていこうと思います

VAIO Y パッケージ
VAIO Y パッケージ


パッケージは他のVAIOシリーズとほぼ同じデザインのようです

付属品
付属品


付属品は説明書、VAIOカルテ、国際修理サービス案内、オフィス2010の再インストール用メディアとなっています
オフィスはHome and Businessでパワーポイントもついているのが魅力のひとつです
(なぜか東芝のE-350ノートより安かったです。向こうはPersonalなのに)

VAIO Y ハウジングディスプレイ
VAIO Y ハウジングディスプレイ


今回はシルバーモデルを選択しました
ハウジングディスプレイはVAIO Eのものと比べるとかなり安っぽい印象を受けます
たわんだりぺこぺこへこんだりはしないものの、やはり低価格帯の製品ですね

VAIO Eとの比較
VAIO Eとの比較


VAIO Eシリーズと重ねて比較してみました
やはりかなり小さいですね
持ち運びに便利そうです

VAIO Y キーボード
VAIO Y キーボード


キーボード部です
キーピッチは個人的には特に狭いとは思わなかったですが
キーを押した感覚はやや重い印象を受けました
長い間キー入力を行っていると疲れるかもしれません

シール
シール


ついにATIはなくなったんだなあと思わせてくれるシールです

タッチパッド
タッチパッド


タッチパッドはVAIO Eのものと大差なく
まずまずの使い勝手です
でもやはり別途マウスを用意したほうがいいと思うのは変わらず…

液晶
液晶


液晶はばっちり光沢仕様
写真でもわかりますが映り込みが激しく、まぶしい場所での使用には不向きです
長時間画面を見ていると疲れそうですね
また視野角も狭く、少しでも横から見たりすると色があっという間に変わってしまうので
寝転がって動画を見たりなどの用途には向かないでしょう

左サイド
左サイド


左サイド部にはD-Sub出力、HDMI出力、USB2.0端子がひとつと排気口があります

右サイド
右サイド


右サイド部にはイヤホンジャック、マイクジャック、USB2.0×2、LANポートがあります
このサイズでUSB端子が3つあるのは貴重ですね
(その代わり光学ドライブがありませんが)

正面
正面


かなり見づらいですが正面にはSDカードスロット、メモステカードスロット、無線切り替えスイッチがあります
またスピーカーは本体の底面にあるのでふさいでしまうと音が小さくなる可能性があります
ちなみにこのサイズにしては最大音量にすると結構ボリュームはあります
音量中と音量大でえらい音の大きさに差があるので微調整は大変です

ACアダプタ
ACアダプタ


本体と合わせACアダプタもかなり小型です
手前がEのアダプタ、奥側がYのアダプタですが
同じ19.5VのACアダプタなのにここまで大きさが違うのは不思議です

バッテリ重量
バッテリ重量


バッテリの重さを量ってみると307gでした

本体重量
本体重量


バッテリ未装着時の本体の重さは1107gでした

本体重量(バッテリ込み)
本体重量(バッテリ込み)


バッテリ装着時の本体の重さが1421gでした
あと200gほど軽ければ…

それでは早速各種ベンチマークの結果を紹介したいと思います

superπ
superπ


superπ104万桁の結果は51秒でした

続いてCINEBENCH

CINEBENCHマルチ
CINEBENCHマルチ


CINEBENCHシングル
CINEBENCHシングル


マルチでもCore i7 860のシングルスコアに届きませんでした
どちらかといえばAtom対抗のCPUでしょうから仕方のないところでしょうけど
やはり実行し終わるのにかなりの時間がかかります

HDD
HDD


使用されていたHDDは東芝の5400回転モデル「MK3265GSXN」

HDD速度
HDD速度


速度は最近のHDDからするとかなり遅い印象を受けます
でもノートですし5400回転ですからこんなものでしょうか

ここからはゲームのベンチを見ていきます
比較対象は
・Core i7 2600 + Intel HD Graphics 2000
・Core i7 2600K + Intel HD Graphics 3000
・Phenom Ⅱ X6 1055T + AMD 890GX
すべて以前のデータを引っ張ってきております

3DMark06

3DMark06
3DMark06


ファイナルファンタジー11ベンチ

ファイナルファンタジー11ベンチマーク
ファイナルファンタジー11ベンチマーク


ストリートファイターⅣベンチマーク

ストリートファイターⅣベンチマーク
ストリートファイターⅣベンチマーク


バイオハザード5ベンチマーク

バイオハザード5ベンチマーク
バイオハザード5ベンチマーク


モンスターハンター絆

モンスターハンター絆
モンスターハンター絆


ラストレムナントベンチマーク

ラストレムナントベンチマーク
ラストレムナントベンチマーク


Core i7 +Intel HD Graphicsとは勝負になってませんが
Phenom Ⅱ X6 1055T + AMD 890GXとの比較では
最近はCPUベンチといわれるファイナルファンタジー11ベンチマークを除き
「低解像度時では負けるものの、解像度が大きくなるにつれ差を縮める」
といった感じです
一部のベンチマークでは高解像度で逆転しているものも見られますね
Radeon HD 6310は間違いなくAMD 890GXより性能は上でしょう
ただやはり軽めのタイトルでないとプレイは現実的ではないようです
ストリートファイターⅣもSVGAの解像度でなんとかプレイできるレベルです

【おまけ】
koeiの無双OROCHI Zと真・三国無双5のベンチマークを走らせてみました

無双OROCHI Z

無双OROCHI Z
無双OROCHI Z


真・三国無双5

真・三国無双5
真・三国無双5


無双OROCHI Zなら低解像度で十分にプレイできそうです
高解像度でのフレームレートはどちらも似たような値が出てますが
無双OROCHI Zのほうはところどころカクカクといった感じなのに対し
真・三国無双5のほうは全体的にもっさりとした感じになっており
到底プレイできるレベルではありませんでした

この製品は比較的安くモバイルノートで何でもしたいという方向けの製品ではないでしょうか
過度の性能は期待できませんが、ある程度の3D性能はありますし
Atomと比べてCPU性能も上のようですので、そこそこ快適です
さらにはじめからofiiceもインストールされているのも魅力のひとつですね
後はもう少し軽ければよかったと思います
  • 購入金額

    62,980円

  • 購入日

    2011年05月02日

  • 購入場所

    ヤマダ電機 浦添店

19人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (6)

  • Sheltieさん

    2011/05/07

    Fusjon APU E-350搭載ノートですが!
    良いですね。かなり欲しいです。

    持ちもの登録はしていませんが二週間前からデスクトップ用E-350ボードをリビングPCで使用しています。予想以上に消費電力が低いのと動画支援機能を内蔵した強力なGPUが魅力ですね。Fusjon APUはモバイルノートPCに最適と思います。
  • ryo157さん

    2011/05/07

    相変わらずVAIOはオシャレですね~。

    それにアイソレーションキーボードなので、タイプミスを減らせそうですね。
  • N-DRさん

    2011/05/07

    このクラスのが欲しいと思ってるけど、やっぱりいいな~
    ATOMだと、あと一歩足りない感じがあるので。
他3件のコメントを表示

ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。

YouTube の動画を挿入

YouTube の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ニコニコ動画の動画を挿入

ニコニコ動画の URL または動画の ID を入力してください

動画の ID が取得できません。ID もしくは URL を正しく入力してください。

ZIGSOWリンク挿入

検索対象とキーワードを入力してください

    外部リンクを挿入

    リンク先の URL とタイトルを入力してください

    URL を正しく入力してください。

    画像を挿入(最大サイズ6MB)

    画像を選択してください

    ファイルサイズが6MBを超えています

    別の画像を追加

    ZIGSOW にログイン

    ZIGSOW会員登録(無料)はこちらから