ドラムを始めた頃に買った元も古い機材の一つ。
練習スタジオでのシンバルの音に嫌気がさして、シンバルを買いそろえた私。とりあえずハイハットとライド、クラッシュ2枚の基本がそろったが、いろいろバンド活動する上で小さいハコ(小さい会場=ライブハウスとか)でやるときにあまり何枚もシンバルを付けられない事があった。その際こういった「万能シンバル」を使うこともあった。
Crash Ride、文字通りアクセントに使うCrashとリズムキープに使うRideの両方の特徴を持つシンバル。
大きさも18~20インチのあたりのものが多く見られ(本品は18インチ)、小ぶり(14~16インチ)で反応良く作ってあるCrashと音量とサスティーン(音の伸び)を稼ぐために大きく(20~22インチ)作ってあるRideのまさに中間。
ハイハットを除けば2枚しかシンバルが立てられないとき、
との2枚使いでよく利用しました。Crashとして使うとその大きさ、重さで圧倒的なアクセント、Rideとして使うとカップ音が高音で聞きやすい粒立ち。とりあえずソコソコどちらにも使え、持ち歩く機材の削減にも大きく貢献しました。
が。
そのオールマイティーのが仇になり、現在は所持する白抜き系では唯一セットアップしていない(しまっている)シンバルとなっています。Crashとして使うとその大きさ、重さ故にキレが悪く、Rideとして使うと少しCrash音が混じる粒立ちでリズムが濁る。現在の「お店を広げられる」セットアップではわざわざ「万能シンバル」を使う必要がない、ということで、包丁1本の時は便利だった三徳包丁が、菜切り・出刃・牛刀・薄刃と揃ってくると使わなくなる...というのにちょっと似てたり。
いまはシンバルケースの中で次の出番を待っています。
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購入金額
22,000円
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購入日
1984年頃
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購入場所
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