傷だらけでもうあかんかなと思ったのですが、たまたまかみさんの靴を見に出向いたデパートの店員さんが、ついでだからと私の靴をメンテナンスしてくれて、
「良い革が使われてますから、手入れすればまだまだ現役ですよ」
って言ってくれたのです。そしてちょっとクリームを塗ったりして磨くだけで見違える様になるのを痛感しました。ちょっとした驚きというか、ハッとさせられたエピソードです。(私のブーツ好きはこの辺りから始まっていますね。)元々、野球少年だった私は革製品(グローブ、スパイク)を手入れするのとか、幼少期に見よう見まねで覚えていましたからね。
さて、そんな酷使したブーツも、私の歩き方の悪さに、とうとうヒールに穴があいてしまいました。これは流石にマズイなと、修理に持ち込んで見て貰ったところ、ヒールがソールと一体型になっていて、それを革巻きバインディングしてあるのでソールが別構造に見えてたという構造でした。
一体型って事はヒール交換出来ない?
と思ったのですが、「何とかやってみます。但しバインディングの一部分カットさせて下さい。」ということでした。ソールをフラットにする為にバインディングもろともカットする必要があったそうです。
後日引き取りに行ったら、見事にヒールが新品に変わっていて、バインディングも綺麗に合わせてくれていたので、修理したとは思えませんでした。嬉しくてまた履き続けたところ翌日の夕方帰宅中に、ポロリとヒールが取れました・・・取れた中を見ると最中(もなか)みたいな感じで、接着面があんまり有りませんでした。こりゃ無理なんじゃ?
一応、何かあったら持ってきて下さいと言われていたので、翌日の仕事帰りに持って行ったところ、接着剤を別の物に変えてみますとの回答。そもそも接着面が少なすぎるのでは?というつっこみには、「いえ、これだけ有れば十分接着出来ます」との自信満々の答えが。
数日後また引き取りに行き、今度は怖々履いていたのですが、取れる気配はなく現在に至っております。接着剤の種類を変えるだけであの面積でくっつくんか!と変なところで感心してしまったものです。
足を痛めてから歩くことがつらくなって以来もっぱらロングブーツを履いているので、活躍する機会が殆ど無くなってしまいましたが、未だにこのスタイリング、革の質感、色合い、そして何よりフィット感は最高なので手放すことは出来ません。
もはや、買った時期も、金額もうろ覚えでアバウトですが、だいたいこんな感じだったと思います。救いは靴の箱を未だに取っていたこと(トレッキングシューズを入れて保管するのに使ってます)。
品番:NA942
カラー:DBR
サイズ:40
分かる情報はこんなところですが、そもそもこの靴の箱と違う箱にお店の人が入れてたらアウトですね。当時の私は靴のメーカーとか品番とか気にしたことも無かったもので。
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購入金額
20,000円
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購入日
2006年頃
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購入場所
阪急梅田の靴店
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