ファインダーをしっかり覗き、カメラを構えて撮影する事は、本来の写真撮影の基本スタイルで、昨今のファインダーレスコンパクトデジカメには辟易としていたので、歓迎します。
起動やAFはストレスを感じる事は少なかったが、MF時のピントリングをまわす回数が沢山必要。ライカのように、ぐるっと半回転で無限から近接までと言うわけにはいきません。
MFは絞り込みゾーンフォーカス的なプリセットとして考えた方が使い易いと思います。
電子ビューファインダーの画質も良好、情報量も多く扱いやすい。
但し厳密なピント合わせは、MF/AFに関わらず液晶ファインダーで合焦部の拡大表示が必要でしょう。
ファインダーはやや樽型歪曲・フレーム等の表示面部は糸巻き歪曲があるのは少し残念。
しかし、銀塩時代のコンパクトカメラと比較してたら充分以上であることも確か。
デザインは、此処までクラッシック調にする必要はなかったかもしれません。
(ファインダーに過剰な期待を抱かせないためにも)
また、ストロボの配置には実用性の点で疑問符を感じます。
外付けストロボを同梱するか別売りする選択肢もあったのではないかと思います。
このクラスのカメラで、本当に内蔵ストロボが必要だったのか?疑問です。
日本製による高品位を謳うのであれば、軍艦トップのブランドマークだけでなく、「Made in Japan」や絞り環、電源ON/OFF部の表示もエッチング+色入れにして欲しかった。
コストの制約は認めますが…。
MF時にフレームがリアルタイムで動かない、MENUボタンがやや押しにくいなど、細かいところで気になる部分はありますが、全体としてスナップに向いた愉しい良いカメラだと思います。
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購入金額
115,000円
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購入日
2011年03月05日
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購入場所
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