超巨大クーラーと銘打っているサイズ製クーラー。トップフロークーラーとしては最大級。
箱には上級者向けの文字や大量の注意書きが羅列されていたりパッケージ作る人も大変です。
とりあえずその大きさを見てみましょう。(写真1枚目参照)
チョロQと比べると大した差がない。
むしろチョロQの方が大きく見える。
ごめんなさい。チョロQが特大でした。
2枚目ではお手製撮影ボックスの許容量余裕で越えてます。
コチラのレビューで頂いたコメントを抜粋させていただきましたところ…
だそうです。都合よくジャンク品が手に入りましたので取り付け…というかCPUにのっけるだけの「あわせ」をしてみましょう。
一見収まって見えるように見えるのは目の錯覚で、グラボにおもいっきりぶつかっています。
このグラボはファンレスで大型クーラーが基盤脇に張り出しているので干渉してしまったのでしょう。通常サイズのグラボならなんとかなります。
ならグラボを外せば入るじゃねえかと言われそうですが、そもそもファンを装着すると高さがサイドパネルギリギリになり窒息します。
その他マウント部など真面目に付けようとしたらハードルはまだまだあります。そもそもジャンクなんで一部欠品してるし。
とりあえず今流行りのDC扇風機ということで。
ちなみにファン4連だけに、回転数により3W~9Wほど消費しました。さすがです。
真面目な取り付けレビュー期待していた人が居たらごめんなさい。
こちらからどうぞ
そういえば私はこの物体をまともなケースに入れたことがありませんでした。
というわけで私の持っているケースでは唯一他の人も持ってそうなP183にとりつけてみましょう。
マザーボードは例の2700K&OCコンテストで大量に配布されたASUSのアイツです。
さて、スサノヲの取り扱い説明書では、先にマザーボードにスサノヲを固定→特殊ネジを使用してケースへ固定となっていますが、P183のような大型のメンテナンスホールを持つケースなら、マザー固定後でも取り付け可能です。
また、先にマザーボードにスサノヲを取り付けた場合でも、今回のASUSマザーはスサノヲの位置が絶妙で、長いドライバさえあれば普通にネジ止めが可能でした。
私の場合はまずバックパネルをネジとゴムワッシャーで仮止め、その後左手でスサノヲを持ち位置をあわせつつ、右手でネジを締めるカタチにしました。かなり疲れるのでできれば2人居た方がいいですね。
「ヘイ彼女、一緒にスサノヲ取り付けない?」みたいな感じで適当に誘って見ましょう。
また、スサノヲ本体&マザーを完全に固定する前に、極力取り付けできるものをつけておくのも重要です。メモリはもちろんグラフィックボード、そして電源コネクタの類、フロントパネルのピンヘッダにSATAケーブル。とにかく先につけられそうなものはつけないと、後で面倒な事になります。
今回問題は出ませんでしたが、マザーボード本体のバックパネルとスサノヲのバックパネルがギリギリです。マザーボード背面の構造も確認しておいたほうがいいでしょう。
さて、実際組み込むと想定されたとおり高さがギリギリです。ファンが無い状態で既にサイドパネルに迫っています。
見ての通りスサノヲ装着後はマザー上の配線類等にアクセスするのは難しい。とにかくスサノヲより先につけられるものはつける。コレがスサノヲを取り付ける上での最大の注意点かもしれない。
実際に稼動させるとこうなります。一見収まっていますが…
サイドパネルを想定した板を載せて、その隙間を計ってみると僅か1cm強。P183のサイドパネルは若干内側に張り出している部分もあるので、1cmを切る箇所もあるでしょう。これではファンがまともに吸気せず、使い物になりません。
実際サイドパネルを閉じた状態で隙間から指をいれたところ、回転数を最大にしても大した風は流れていませんでした。
サイドパネルを開放しないとP183での実用は不可といったところですが、リアファンとトップファンで風が流れるので、それを利用した「半ファンレス」運用ならなんとか可能といったところでしょうか。
どちらにせよOC等にこのスサノヲを生かすには「P183クラスの幅がありつつ、サイドパネルがメッシュのケース」でなければ実用的ではないですね。
ちなみにサイドパネル開放状態の場合、全コア4.2GHz駆動の2700KでPrime95を回しても50度チョイで収まりました。案外高いなと思われそうですが、実はコレ、グリスではなくテスト用で使いまわしが可能な熱伝導シリコンシートを使用した温度。
なのでちゃんとグリスや使い捨てタイプのシートを使えば、さらに冷却性能はアップする筈です。まあこれ以上は、私の範疇外というか、OCコンテスト参加者の皆様の役目なのでスサノヲは元の蜘蛛に戻しましたとさ。
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購入金額
1,800円
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購入日
2011年08月09日
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購入場所
TSUKUMO eX.
makihibikiさん
2011/08/09
取り付け(られなかった)レビューというのも重要ですね!
勉強になりますた。
下小川さん
2011/08/09
まあこのゲーム用PCのM-ATXケースには「入らない」と判っていて衝動買いしたのでむしろグラボ程度しか干渉しなかったのが意外ですが…
一応入りそうなケースが手持ちにあるので時間があればちゃんとクーラーとして使うことに挑戦してみようとおもいますが、当分は部屋のオブジェ状態です。
わんこさん
2011/08/09
値段的には安い・・・のか?リテールしか使ったことないからわかんね
というかGPU外してCPUの内蔵GPU使えば使えるんじゃね!
って思ったら書いてあった
むしろサイドパネルもいらなくね
というかケース無しでクーラーだけでいいよ(マテ
ふっけんさん
2011/08/09
ってか、スサノオの小型版かと思ったw
下小川さん
2011/08/09
ほんとバラックのまな板状態で半ばオブジェクトっぽく堂々と使うのが正解な気がしてきた。
>特大チョロQ
チョロQ25周年記念で販売されたものですね。今日はもう片付けてしまったので登録できませんが以前撮った通常チョロQとの比較写真おいておきます…チョロQってレベルじゃry
いっそPCパーツミニチュアコレクションとかガシャポンサイズで出したらごく一部にウケそう。
とっぷりんさん
2011/08/10
愛生さん
2011/12/19
下小川さん
2011/12/20
R-O-G-Eさん
2011/12/26
OCコンテスト向けではありますけど、
先日のクモに乗っけるしかないんですかねぇ…。
下小川さん
2011/12/26
P183クラスの大きさで、サイドパネルがメッシュのものなら実用範囲といったところでしょうか。
あと上の記事で使ったサイズ GX-3901-BKもグラボ外せば見かけ上は入るんですよね。やっぱりサイドパネルがアレなんで無意味なんですが。
まあ私は2600K無いんで今回は出れないんですけど!
下小川さん
2011/12/29
harmankardonさん
2011/12/29
退会したユーザーさん
2011/12/30
乗せておくべきだと私は思う(--b
ただしφ1の穴をドリルで開けるとなると
相当の時間と労力を要すると思う(--b
でもこのレビューを書ける時間と労力があるんだし
きっと大丈夫だと思う(--b
下小川さん
2011/12/30
って、限定100台MSI仕様スペシャルケースに穴なんぞあけられるかーっ!!
まあフレームが近いP193の吸気ファン付サイドパネルに変更すればまた話は変わりそうですが。
基本的に蜘蛛で運用するのが楽しいと思っているんですが、実はもう1個スサノヲが入りそうなケースのアテがあったんで試した写真がこのコメント欄のです。
A-2766というメーカー不明ケースなのですが、電源をフロント下部に横置きするという特殊配置のATXケースで、ATXとしてはコンパクトな作りなのですが、電源配置のおかげで横幅が広くとってあるんです。
んでP183に近い内部幅を達成しているので、サイドパネルとの余裕はないものの収まります。
サイドパネルには12cmファン2つ分のメッシュがあるので、スサノヲ全体の2/3くらいは吸気が可能というわけです。まあサイドパネル側に12cm2個つけてスサノヲ側はファンレスにしたほうが冷えそうですが。