キーボードメーカーのダイヤテックが、自社製品向けメンテナンス工具として販売しているキートップ・リムーバー。
要するに、キートップ引抜工具。
一般的に知られるキー引抜工具はピンセット型だが、この製品は二つの針金をキーの下側に引っ掛けて引き抜くタイプ。
このタイプの利点は、キーの隙間が狭いタイプでも比較的容易にキーが抜ける事と、特殊形状のキーでも安全に引き抜けること。
このように、X68000のような一般的でないキートップ形状を持つキーボードだろうが、垂直に引き抜く事が出来る。
問題点は、特殊形状キーは引抜時に少しコツが要ること。
特殊形状キーは、ひっかける位置の対角線中央にキースイッチが来るようにしないと、ナナメ抜きによるスイッチ破損が起こる場合がある。
また、力任せに引き抜くのも現金。抜けにくいときは、軽く左右に揺らす(ほんとに軽くやらんとスイッチ壊す)と簡単に抜ける。
なお、今回これで68kのキートップを全て抜き、キーボード筐体・キートップの丸洗い、滑りの悪いスイッチのスライダー潤滑剤塗布、基板上の汚れ除去と反応が鈍いスイッチ内のゴミ、汚れの除去と接点復活剤の塗布(スイッチ分解が必要なので、基板から半田吸って引き抜く必要あり)を行った結果、見事に全てのキー動作が正常に復帰した。
メンテ用に一本持っとくと便利
引抜工具無しでもキートップは外せるが、これ無しで外すと結構壊れる。
既に入手困難なアルプス・スイッチを破損させず、安全に特殊形状キートップを引き抜ける唯一無二の工具であり、古いキーボードのメンテには欠かせない。
どことなくヤワに見えるけど、実際には結構丈夫(先端の針金は歪みにくく弾性が強い)なので、一本あれば結構な回数使えると思われる。
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購入金額
494円
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購入日
2016年08月13日
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購入場所
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