これは空気清浄機ではなく、プラズマクラスターを発生させることに特化した機器。
室内には、空気清浄機がすでにあるので、こちらを追加で購入しました。
使ってみた印象をそのまま書き連ねてみたいと思います。
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メーカーによるプラズマクラスターの説明
http://www.sharp.co.jp/pcig/feature/index.html
簡単に言うと「空気中に浮遊する微小なたんぱく質を分解する働きがある」ようです。
そのために、たんぱく質でできている生命体や生命体の残骸に効果が及ぶようです。
つまり、カビ、ウイルス、ダニのふん・死がいのアレル物質の働きを抑えるとのこと。
タバコのにおいや、個人の体臭、食べ物のにおいなど、そういったものには効果はないですね。
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■効果■
使用している間に実際に感じたことは何点かあります。
まず第一に、室内の臭いが減った。
プラズマクラスターはカビなどに効果があるそうですが、臭いの原因となるカビの発生を抑えてくれていたようで、確実にカビ系の臭いが減りました。
室内には以前から別のエアフィルターが回っているので、フィルターによる効果とは考えにくいです。
洗濯物の臭いもなくなっていますので、カビには効くようです。
また、室内犬を飼っているので、外から家に入ると犬の臭いがしていたのですが、この臭いが薄くなった感じがします。
なぜなのかはわかりませんが。
試しにプラズマクラスターを止めてみると、半日もせずに犬の臭いがし始めたので、やはり効果はあるようです。
ちなみに、プラズマクラスターは静電気の発生も抑えてくれますね。
ナイロン系のジャージを着ている時に犬がじゃれてくると、静電気がバチッと発生していましたが、それがなくなりました。
あと、服が静電気でまとわり付く感じがなくなりました。
使用前使用後の違いについては、他にも多少の違いを感じています。
たとえば、鼻づまり。
アレルギー性鼻炎なので、四六時中鼻詰まりしてるのですが、ダニの死骸やフン系が原因となるホコリアレルギーに関しては効果があるようで、鼻の通りが少しだけ良くなりました。
これについては、思い込みのプラシーボ効果である可能性もあります。
他のアレルゲンが室内に充満している場合や、重度のアレルギーには効果は薄いと思います。
アレルギーはお医者さんに相談するべきでしょうね。
それら、静電気やアレルゲンなどの、人間の体に刺激になるものを抑える効果があるようなので、プラズマクラスターを使用し始めてから、室内の空気がかなり変わりました。
非常に抽象的な言い回しですが、感じたままに表現すると、「空気が柔らかくなった」という印象になります。
室内の刺激物が減ったからという理由がもっとも当てはまるのではないかと思います。
ちなみに、空気中に浮遊するタンパク質に働きかける効果があるのであれば、花粉にも効果がありそうな気もするのですが、まだ花粉がそれほど飛んでいないこともあり、いまいち実感としてはありません。
花粉は物質としてはウイルスなどよりもずいぶんと大きいので、プラズマクラスターの効きが弱いかもしれません。
まあ、抜群の効果があるのであれば、すでに馬鹿売れしてるでしょうから、あまり期待はしないでおきます。
■フィルターとファン■
両サイドには、フィルターが付いています。
ここから空気を吸入します。
簡単に外れるようになっているので、埃が付いたら外して洗えばOKでしょう。
外すと中にはシロッコファンがあるのが見えます。
このファンが回転して空気を送り込みます。
静音性については次で述べます。
■静音性■
運転音24dB(風量「弱」運転時)。
風量「強」運転時38dB。
メーカーの仕様ではそうなっています。
強運転ではそれなりの音がします。
ですが、弱運転では確かにかなり静かで、さすが24dBといった感じです。
弱ではファンの音はほとんど聞こえません。
が・・・。
メーカーがいうような寝室での使用は難しいかと。
確かに音は小さい・・・。
ですが、静かな寝室で使用すると、非常に高い音でビーーーッという連続音と、ピーポーピーポーという断続音が、ハーモニーを奏でて聞こえてきます。
この手の高周波音は、音が小さくても、非常に耳に付く音なので、どうしてもうるさく感じてしまいます。
■消費電力■
ワットチェッカーでの測定です。
西日本60Hzでの環境です。
東日本50Hzであれば、この値より多少小さくなります。
弱運転時:3W
強運転時:8W
かなりエコです。
ほぼ電気代は気にしなくて良いようです。
つけっぱなしでもOKでしょう。
■内部構造■
動画を見てもらえればわかりますが、構造は非常に簡単。
ファン、ICチップ、プラズマクラスターイオン発生ユニット、この3つです。
というよりも、ほぼプラズマクラスターイオン発生ユニットそのものが本体ともいえますね。
■ユニット交換■
このプラズマクラスター発生機は、イオンを発生させるための触媒が必要なので、ある程度したらユニット交換となります。
分解するとこんな感じ。
ほとんど送風機能のみ。
ここに電流を流してイオンを発生させています。
つまりこれがほとんど本体部分そのもの。
総運転時間 約17,500時間で交換となります。
一日24時間連続で使って2年2ヶ月だそうです。
一日12時間で4年4ヶ月?
まあ、当分先になりそうですね。
ただし、この交換ユニットは高価。
6000円ほどする。
ほとんど、このユニットそのものが本体なので、どうしても高いんでしょうね。
■■総評■■
良いと感じるポイント
・カビの繁殖は抑えてくれているようだ
・全般的に臭いが減った
・室内干しの洗濯物が臭くなくなる
・空気が少しやわらかくなった
・静電気が少なくなった
・犬の臭いが減った
悪いと感じるポイント
・具体的な効果が目に見えてわかりにくい
・交換ユニットが高価
・夜間の静かな室内だと高周波音がうるさい
まだはっきりわからない評価に悩むポイント
・鼻の通りが多少良くなった気がする
・花粉に対する効果
・ウイルスに対する効果
残念なのは動作音。
高周波音だけは勘弁して欲しかったですね。
交換ユニットは高価です。
交換時期がきたら、新品を買いなおすほうがいいのかもしれませんね・・・。
というかそういう戦略なのかも。
この機械は除菌イオンを発生させるだけなので、部屋の空気を清潔に保ちたいのであれば、別途、空気清浄機は必須です。
特に花粉対策には空気清浄機のほうが有効だと思います。
また、多少意味不明ですが、例えるならカメラのほうが費用対効果は高いでしょう。
ともかく、犬の臭いやカビ系の臭いがなくなるし、洗濯物もにおわなくなったので、それなりに効果がありそう。
特に自分の中で評価ポイントが高いのは、犬の臭いが消えたこと。
これがなければ、ぼろくそに書いていたと思います。
長期的に使用すれば、インフルエンザなどのウイルス感染症にも効果があるのかもしれませんが、今のところは不明です。
やはり目に見えてわかるようなものでもないので、人によって評価は分かれるでしょうね~。
ただ、使用していると明らかに空気がやわらかく変わるのは感じます。
<2011/3/9 追記:花粉について>
今年はものすごい量の花粉が飛散していますね・・・。
一歩外に出ると、例年以上のアレルギー反応が出て、すごいことになっています。
ところで、プラズマクラスターの花粉に対する効果なんですが、よくわからないと書きましたが、空気清浄機を運転せずにプラズマクラスターのみを運転している状態でも、花粉に対して多少の効果はあるようです。
あくまでも個人的な感想ですが。
花粉アレルギーで目を開けていられない状態でも、プラズマクラスターを使っている部屋に入ると、アレルギー反応が収まります。
鼻水が完全に止まるかといわれると、そこまで劇的に効果がある訳ではありません。
ですが、ずいぶんと楽になることも確かのようです。
ただ、これには条件があるようです。
その部屋は、IG-B100を24時間運転で、しかも「強」設定にしてあるため、室内の空気中にはプラズマクラスターイオンがかなり充満していると思われます。
その状態であれば、花粉にも多少の効果が期待できるようです。
逆に、IG-B100を運転し始めた直後の状態では、プラズマクラスターイオンは空気中にはほとんど無いため、あまり効き目はありません。
ただ、それだけ除菌イオンが空気中にある場合だと、室内は無菌状態に近くなってしまいます。
そうした室内の無菌状態に体が慣れてしまうと、抵抗力が落ちて体が弱くなるので、外出した際に簡単に風邪をうつされたりすることも多く、場合によりけりというか一長一短だな、と個人的には感じています。
いまいち具体的にどれに効くというのがわかりにくいので、ある程度、たくさんの人が使ってみた上で、いろいろな評価が出てきてほしいですね。
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購入金額
10,000円
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購入日
2011年02月27日
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購入場所
家電オンライン
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