GPUはION。
電源はACアダプタ仕様。
搭載しているCPUはAtom330。
デュアルコアCPUでHyperThreading技術を搭載。
物理2コア、論理4コアで動作しますので、PCのタスクマネージャーでは4つのCPUが搭載されているとして認識しています。
マルチスレッドを有効に使えるアプリなどでは、THが有効に働くので、効率が高くなります。
一方で、Atom330は、シングルスレッド、CPU1個あたりの処理能力はそれほど高くないため、場合によっては処理にもたつく場合もあります。
ただ、重いソフトの代表であるセキュリティソフトなどは普通にマルチスレッド処理していますので、意外と4コア処理の意味はあるようです。
ということで、以前測定したベンチ結果を載せておきます。
● 3Dmark03
3DMark スコア:4326
CPU スコア:413
グラフィックのテストで、かなりスコアを稼いでいました。
● FINAL FANTASY XI for Windows - Official Benchmark Program 3
Low:3095
Hight:2010
この手の省電力PCとしてはかなり高いスコアです。
ですが、3Dゲームをするのは無理fですね。
● Super PI 104万桁
1分33秒
ちなみに、通常のAtom330では1分37秒でした。
意外かもしれませんが、ION搭載モデルはメモリ2枚ざしでデュアルチャンネル動作するので、その分パフォーマンスがあがっているのかもしれません。
● CrystalMark 2004R3
(ALU:10509)(FPU:8927) (合計:19436)
ちなみに、通常のAtom330のスコアが(ALU:10394)(FPU:8706) (合計:19100)です。
ION搭載モデルはメモリ2枚ざしでデュアルチャンネル動作するので、その分パフォーマンスがあがっています。
● CINEBENCH R10
(1コア:548)(マルチコア:1552)
ちなみに、Intel Pentium4 2.0GHz のスコアが(1コア:977)(マルチコア:---)ですので、シングルスレッドの処理能力はあまり高くはありません。
GPU-Zによる表示です。
ちなみに、IONのGPUはNVIDIA GeForce 9400M G。
GPUクロックは最大で450Mhz。
シェーダークロックが1100Mhz。
無負荷時の動作は写真のとおり、GPUクロックが200MHz、シェーダークロックは400MHzまで低下します。
メモリクロックは変化しません。
これはシステムメモリをGPUのメモリとして借りているためです。
BIOSの設定でGPUクロックを下げることができるので、ダウンクロックしてアイドル時の消費電力を下げようと思ったのですが、アイドル時のクロック数が200MHzなので、これ以上のダウンクロックはシステムが不安定になりそうなので行いませんでした。
IONはPureVIDEOに対応していますので、H246やMPEG2などを再生する場合に、動画再生支援機能が働きます。
ハードウェア再生に対応しているプレイヤー、たとえばPowerDVDなどをインストールしていれば、ブルーレイも余裕で再生可能です。
また、動画編集時にもIONが有効に働くため、ハードウェアエンコーダーを使用している場合、通常の場合よりもかなり高速に変換が可能です。
まぁ、IONで動画編集することはほとんどないと思うので、あまり使わないと思いますけども。
リビングPCとしても使える低消費電力PC。
アイドルの消費は30W台です。
無線LANアダプターをはずして有線LAN接続に変更し、HDDをSSDに変更し、メモリを低電圧のものに変更して1枚使用にすれば、かなり電力を抑えることができると思います。
たぶん20W台に乗るかも。
ACアダプターは普通のPC用電源と違い、非常に変換効率が高く、通常でも80%を超えています。
そのため、通常の電源を使用している場合よりも、ACアダプターを使用している場合のほうが消費電力が少なくなる傾向があるようです。
今現在は、録画用PCおよび、サブPCとして使用中。
メインのマシンはOCしまくってるのでアイドルで200W近いのですが、こちらは消費電力が少ないので、使っていて気兼ねしないという利点があります。
それにしても最近のSandyBrigeといい、消費電力がどんどん下がるのはいいことですね。
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購入金額
29,800円
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購入日
2010年頃
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購入場所
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