新日本無線のCMOSオペアンプです。姉妹品に、1回路入りのNJU7031、4回路入りのNJU7034があります。
それなりに解像度はある
5V駆動の場合、NJM4580DDと比べると解像度が増したように思います。しかし、AD8656と比べると滑らかさに劣るようです。
過渡応答(A=11 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=10kΩ 位相補償なし 10:1プローブのみ接続 ガラエポユニバーサル基板)
(12/30追記)15Ω負荷(セメント抵抗)時の過渡波形を以下に掲載します。オシロスコープのスケール設定を間違えたわけではなく、元々これだけしか電流が出ていません。
過渡応答(A=1 Vin=200mVp-p f=100kHz Rfb=0 位相補償なし Rl=15Ω ガラエポユニバーサル基板)
電流足りてない
DIPの2回路入りのパッケージですのでホビーユースには使いやすいです。表面実装品もあります。電源は3V~16Vの単電源で使用できます。メーカーが想定する用途としては「各種センサー」「フォトダイオードなどの微小電流の増幅」が挙げられています。オーディオに使う場合は、DACのI/V変換などが想定されます。
なお、電流が1mA程度しか出ないのでヘッドホンのような負荷の駆動はできません。バッファ段に別の石が必要です。うちの5V cMoy 回路ではちゃんと音が出ていますが、ヘッドホンとの相性かもしれません(密閉型で32Ωのヘッドセットです)
もっと良い石がある
もう少しお金を出せば、表面実装品ですがAD8656という素晴らしい石が買えます。表面実装品が使えるならそちらのほうが使い勝手に優れています。
どうしてもDIPがいいなら、OPA2350やNJU7043を検討してみましょう。
発熱は皆無
5V駆動のcMoy回路では、外気温28.8℃に対して29.1℃と、全くと言っていいほど発熱しません。定電圧駆動でオーディオ帯域であるため、消費電力も少なくて済むようです。さらに言えば、この石は電流出力が少ないというのもあるのかもしれません。
OPA2134と同じくらい小さい
AD00031の基板をむき出しにした状態で手帳型ケース越しにiPhone 5cを密着させた時、僅かにノイズが聞こえる程度です。OPA2134と同じくらいでしょうか。
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購入金額
432円
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購入日
2015年頃
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購入場所
シリコンハウス共立
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