ドビュッシーの音楽は、代表作『海』や『夜想曲』などにみられる特徴的な作曲技法から、「印象主義音楽(印象派)」と称されることもあり、また歌詞やテーマの選択は象徴派(象徴主義)からの影響が色濃いとされることもある。
難しい解説抜きに、この『海』や『夜想曲』を聴くと、まさにそのタイトルどおりの情景が目に浮かんでくるようだ。是非目を閉じて聴き入って頂きたい。
細川俊夫氏は国立音楽大学作曲科に入学するも、教育法に疑問を抱き一年余りで中退。入野義朗の勧めで1976年からドイツに渡り作曲を学んでいる。
ベルリン・フィル創立100周年記念作曲コンクール第1位、中島健蔵賞、ラインガウ音楽賞、デュイスブルク音楽賞、ARD-BMWムジカ・ヴィヴァ賞を受賞するなど、国際的に高い評価を得ている。
循環する大洋(2005年8月20日ゲルギエフ指揮のウィーン・フィルにより世界初演、ザルツブルク音楽祭の委嘱)
この曲はイントロダクションから始まり8曲のタイトルがつけられている。この前に聴くドビュッシーの曲のタイトルのように起承転結があるものと思い聴くと、それは裏切られる。
全部が繋がっている様だ。曲間がブツッと切れ次の曲の頭はその続きから始まっている。???
なぜそうなっているのだろう?この曲が演奏される時は1曲として繋がっており途切れないのだろうか?
現代音楽たるもの不思議で私にはまだ理解不能である。
追伸
なぜ切れるのかわかった!
私はCDプレーヤーで聴かずにPCでリッピングしたものを音楽プレーヤーソフトで聴いているのです。
CDプレーヤーで聴くとおかしいと思っていた曲間はスペースが無く連続して再生されます。
だからリッピングしたWAVファイルをソフトで聞くと切れてしまうことが分かりました。
CD曲目紹介
=============================================================
クロード・ドビュッシー - Claude Debussy (1862-1918)
海 La Mer
フランス国立リヨン管弦楽団 - Lyon National Orchestra
準・メルクル - Jun Markl (指揮者)
1.海上の夜明けから正午まで De l'aube a midi sur la mer
2.波の戯れ Jeux de vagues
3.風と海の対話 Dialogue du vent et de la mer
------------------------------------------------------------
夜想曲(抜粋)Nocturnes (excerpts)
フランス国立リヨン管弦楽団 - Lyon National Orchestra
準・メルクル - Jun Markl (指揮者)
4.雲 Nuages
5.祭 Fetes
-------------------------------------------------------------
6.牧神の午後への前奏曲 Prelude a l'apres-midi d'un faune
フランス国立リヨン管弦楽団 - Lyon National Orchestra
準・メルクル - Jun Markl (指揮者)
=============================================================
細川俊夫 - Toshio Hosokawa (1955-)
循環する大洋 Circulating Ocean
フランス国立リヨン管弦楽団 - Lyon National Orchestra
準・メルクル - Jun Markl (指揮者)
7.イントロダクション Introduction
8.静かな海 Silent Ocean
9.海からの波動 Waves from the Ocean
10.雲景 Cloudscape in the Sky
11.嵐 Storm
12.波動 Waves
13.海上の風 Breeze on the Ocean
14.再び空へ還る水 The Water Returning to the Sky Again
15.海の霧 Mist on the Ocean
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