レビューメディア「ジグソー」

結露を押さえて加湿するなら気化式

私はノドをやられるとすぐに高熱を出してしまう。
一週間にわたって39度が続く熱を、ここ一ヶ月で二度も経験した。
単純に体が弱いと言ってしまえばそうなのだが、今月は職場と自宅のエアコンが稼働し始めたタイミングでノドをやられたようだ。



今年の春先に新居に移ったのだが、新築の建物というのは材木や壁紙の水分が飛んでいるため、異常な程乾燥する。
指先から水分がなくなっているのを実感するような状況だと、室内の湿度計は30%に近い値を指している。
こうなると当然またノドをやられて寝込む羽目になる。

そこで本機2台目を購入した。

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実は新居に移る前に1台目を購入していた。

加湿器には何種類かタイプがある。
熱を加えて蒸気を発生させる加熱型、超音波などで水を霧状にして噴霧する超音波型、水を染みこませた布などに風邪をあてて水分を飛ばす気化型、それら複数を組み合わせたハイブリッド型等がある。
本機は、気化型である。

気化型のメリットは、加熱型のように発熱しないため乳幼児が居ても火傷の恐れがない、超音波型より低コスト、必要以上に加湿しないという点がある。
我が家の長男は何でもひっくり返すため本機は格好のターゲットになるが、ひっくり返しても水漏れのみで済むため、ある程度安全である。
また、私は窓際の結露が苦手なため、必要以上の加湿がないのはありがたい。

そして、本機はイオン発生機能がある。
イオン発生機能として有名なのはPanasonicのナノe、SHARPのプラズマクラスタ、ダイキンの高速ストリーマ等があるが、加湿器に関しては他社の機種が1種類のイオンなのに対し、本機は2種類のイオンを発生するのだそうだ。
いまいち体感できてはいないが、貯水タンクにカビが生えないあたりもその効果なのだろうか?

使用した感想としては、極端に乾燥している状況では、多少力不足なところがある。
ただ、気化型特有の動作音が小さく、モータ音よりむしろ吹き出し口の風切り音の方が気になるレベルである。

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そして、新居に移り、前述の乾燥地獄に耐えきれなくなり、2台目を購入した。

当初、リビングに置く予定だったため、一つ上の容量にする予定だった。
しかし、ご存知の通りSANYOはPanasonicに吸収されることになったため、在庫売り切り状態で大容量タイプは入手できなかった。
ただ、現在、新居の湿度も行き渡った感があり、加湿器なしでも乾燥を感じることはなくなった。冬場は蓄熱式暖房機をしようするため乾燥と思われるため、また活躍してもらう必要が出てくるだろう。

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トータル的に見ると、前述の通り、加湿はしたいが必要以上の加湿を嫌う人にお勧めしたい。
大きさが加熱型等より大きくはなってしまうが、動作音が小さいため部屋の隅に置いておいても気にならないだろう。

残念ながらSANYOブランドで今後継続するか不明だが、定評あるSANYOの白物家電だけあって、Panasonicにはその良いところを引き継いで欲しいと願う。
  • 購入金額

    14,800円

  • 購入日

    2011年03月頃

  • 購入場所

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