え?それってどういうこと?・・・知りたい知りたい・・・色々試してみる。
もしかしてこういうことか?・・・どいう事?知りたい知りたい。
そこで的確に解説が入る。実はPythonによるオブジェクト指向プログラミングはこういうものなのだと。
オブジェクト指向!絶対に理解出来ないと思っていた。だけどさっきやったのがオブジェクト指向なのか。ってことはそんなに難しく考えなくてもOK?
てな感じで簡単な(結果が想像出来る)サンプルコードから、オブジェクト指向という(ちょっとひねらないと想像出来ない)難度の上がるサンプルコードを躊躇無く実践させてくる事によって、飽きっぽく感動の薄れたオサーンな私でも「楽しいかもっ」と思える解説になっている。
そして、「どうしてそうなる?どういう仕組みなん?知りたい知りたい。」そんな好奇心を煽ってくれる例題がチラホラ出てくる。簡単過ぎて飽きそうな所にピリリと辛口の課題が取り入れられる事で集中力が取り戻される。確かに全部が楽しい訳じゃなくて簡単過ぎてつまらないところも多い。だけど所々にちりばめられた難度を上げた要素が興味をそそってくれるのだ。
Amazonのレビューでは、まず「はじめてのPython」を読んでからこの「Pythonスタートブック」を読むと躓かないし理想的だ、との旨書かれている。私も拾い読みした限りでは普通はその通りだと思う。みんなのPythonは非常に親切で手取り足取り的な解説が素晴らしい。
だけど、人間の思考って皆同じではない。今の歳になって小学生の算数のドリルとか真剣にやり続けられるか?ってなると否だと思う。一言で言えば飽きるだろう。
その点この本は、オブジェクト指向という高度なプログラミング要素をビギナーに体験させることで、理屈抜きので身体に覚えさせようという思惑が感じ取れる。そればつまり教えない部分は自分で調べるなり実験して裏を取るなりの工夫を挟む余地がある訳で、私の様なオサーンにも「楽しいかも」と思わせる要素を含んでいる。
少なくとも今の私にとってはこの本が最も楽しいと思えるプログラミング入門本だと思っている。なんとか最後まで読み進めてキッチリ理解をし、プログラミングスキルを身につけたいものだ。
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購入金額
2,604円
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購入日
2010年08月頃
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購入場所
bk1
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