今となっては出来ないことばかりで不便で仕方ないけれど、当時はこれでも十分というかパソコンのスペックが着いて来ない&作業画面が狭い状態で、ソフトウェアの性能を活かすことすら出来ていなかった。当時はなんとか窮屈な環境で動画編集してたけど、いまだに動画処理は最もハードウェアリソースを食う作業のひとつだと思っている。
LE(も持っている)と違って多いとは言えないけれども必要最低限の効果はつけられるので、ちょっとしたショートムービーに仕上げる程度ならこいつでも十分対応できる。むしろ余計な機能の無いこのバージョンは、いまどきのハードウェアと、ギリギリサポートしてくれているXP上で動かせは、かなり快適な編集環境が得られる。もちろん凝ったことをやるには手間もかかるし機能的に貧弱。ゆえにシンプルな編集にとどめるので逆に視聴しやすかったりする。
残念ながら後にバージョンアップした6.5で実現したリアルタイムプレビュー機能は一度使うとやめられなく便利なので、もはやわざわざ6.0を引っ張り出すことは無いだろう。しかし6.5と6.0の差はそれほど大きくは無いので、作業手順的にプレビューを多用しない慣れた作業なら6.0でも事足りるかも知れない。今時のマシンならレンダリング処理もかなり速いので昔のように待ち時間もそんなに長くは無い。
とにかくツールは慣れも必要なので、6系の操作で覚えたPremiereは手放せない。もっと良い動画編集ツールもあろうが、趣味で使っている程度なのでまた覚えなおそうという気力は起きない。こいつでも必要最低限のことは出来るので。
もちろん今時のマシンには正式に対応していないので、ハードウェアリソースをフルに活用できるかと言えば否だが、有り余るパワーでこのソフトウェアを動かせは当時は窮屈でじれったかった作業もスイスイ行えるので面白い。逆の言い方をすれば今時のハードウェアにしてみれば恐ろしく軽いアプリケーションだろう。DVカメラの映像がソースなら編集ならまだまだ使えるのだ。
泣き所としてはMPEG形式の読み込みが出来ない点。もちろん書き出しは外部のエンコーダを使うことで色々な形式に変換できるのでちょっと手間だが目的は達成できる。私にとっては慣れたツールなのでちょっとした動画編集には使いたいところだ。特別高品質な動画編集を要求されるわけでもないのでまだまだ手放せないなって感じ。
知人から頼まれて5~10分程度のショートムービー編集は結構手がけたので動画編集の楽しさを教えてくれた、私にとっては忘れられないアプリケーションのひとつだ。でもやっぱり6.5を使った方が断然快適なんだよな~。0.5の差は作業効率面でかなり大きいのも現実。
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購入金額
60,000円
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購入日
2001年頃
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購入場所
ジョーシン
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