はレビューさせていただいた通り使い勝手が良く、iPadもスマホも持っていなかったcybercatとしては貴重なモバイルPCとして毎日持ち歩いて使っている。
でも使っているウチに少し不満や、あると便利なサプライ系が見えてきたのも事実。
そこを改善するため、追加で揃えたもののうちの一つ。
TW3A-A31C77Hのもう一つの泣き所はメモリ容量。標準は2GB。まぁOSが32bitなので8GB以上積むこともないと思うが、せめてOSの上限までつかえる4GBにはしてやりたい。そうでないともともと速いとは言えないSSDにキャッシュが溢れ遅くなるし、そもそも標準のSSD(32GB)はそんなに余裕がある作りでもないので溢れ出すのを最小限にしたい。
そこでメモリを増量しようとした。TW3A-A31C77HのチップセットはHM65、DDR3-1066/1333に対応。どういうスロット構成かというと...ノートなどでは一般的なSO-DIMMであるのは判るがスロットは一つ。チップセットはデュアル対応のハズだが、スペース上の都合かシングルチャンネルのようだ。これは性能的なボトルネックになる懸念がある、ということと現在装着されている2GBのメモリは無駄になるorz、ということを示している。購入したのはCFDのDDR3ノート用204pin SO-DIMM、「CFD ELIXIR」シリーズの4GB品。Elixirの選別品チップを使ったという永久保証の品。メモリ価格はかなり下がっているので、どうせ買うなら上位規格の...と考えなくもなかったが、どうせHM65はDDR3-1333までの対応なのでDDR3-1600は活かせないし、OSが32bitなので8GB積んでも無駄に広いだけ。ノート用メモリはデスクトップ用と比べてつぶしも利かないので、安かったこともありDDR3-1333の4GB版1枚ものを入手。交換は殻割りさえできれば⇒割り方
至って簡単で、メモリを保持している両サイドのストッパーを広げ逆の手順で装着するだけ。
交換後はBIOSに入らなければならないこともなく、あっさりと認識。効果のほどはこんなモン(ノーマル状態とメモリのみ、SSDのみ、両方交換の比較)。Windows エクスペリエンス インデックスはメモリを換えれば「メモリ(RAM)」が、SSDを換えれば「プライマリハードディスク」がポイントアップし、効果が出ている。
おもしろいのはCINEBENCHで「OpenGL」も「CPU」もパーツ換装でスコアが上昇すること。特に「OpenGL」の伸びが大きく、メモリの狭さやSSDの遅さがおそらくは一時ファイルの展開などに影響してスコアを落としていたことが推測できる。一方、3DMark系は06もVantageもいずれもパーツ交換で性能アップするが、Vantageの方が上昇幅が大きく、CPU系も大きく上昇しているのがおもしろい。ベンチ/コストパフォーマンス?としては片方しか換えないなら、メモリの方がリーズナブル(1/10以下の価格)だけれど、SSDの容量はOffice等をいれると切迫するので、実際にはSSDの方が緊急度が高いかな。
んでここらを増強してCore i7搭載を誇るTW3A-A31C77Hの性能はどうなった??
以前、Core i7-2600Kの評価のためM/B ASUS P8Z68-V PRO/GEN3でCore i5-2400Sとの比較をした際のスコアと並べてみた(ノーマルと両方交換+2400Sと2600K)。まぁ、比較の方はDDR-1600の8GB(4GB×2)をデュアルチャンネルで積んでいる一方、SATA6Gbps対応とは言えHDD(WD1002FAEX)なので参考程度だが、全体的に見て「Core i7」ブランドとしては今一歩??「i6」くらいかもw
でもメモリの換装は安いわりに効果が大きいので、大きいプログラムは入れないけど、もたつきを感じるというなら是非に。
CFD販売 CFD ELIXIR 製品情報
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購入金額
1,800円
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購入日
2012年05月15日
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購入場所
Amazon
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