レビューメディア「ジグソー」

SATA3.0、USB3.0対応のClassified3

(10/30 再検証)
OSの入れ替えなどを行い再検証を行いました。

最初に謝ります。
このマザーは完成度が高いマザーです。
DDR3 2000も全く問題ありません。

その結果、設定について、特に問題なくできるようになってきました。

以下、再検証結果です。


■BCLK耐性
BCLK:230
BCLK230
BCLK230




■オーバークロック耐性
4.0GHz BCLK201x20
CoreV 1.2375V(CPU-Z 1.247V)

Prime95 7時間完走
Prime 7時間
Prime 7時間



E760との比較
E760 1.2475V(CPU-Z 1.258V)
E770 1.2375V(CPU-Z 1.247V)

E760 との差は約-0.01V

■ベンマーク
4.0GHz
DDR3 2000 CL9 Micron D9

「スーパーπ 1M」
Pai 1M :10.172s
スーパーΠ1M.jpg
スーパーΠ1M.jpg



パイは、E760と全く同じ設定で若干差がついていますが、これはBIOSアップで改善されることを期待します。



【まとめ2】
所感をまとめると、E760にUSB3.0とSATA3を搭載したマザーだと言えるかと思います。

性能については、E760よりも若干電圧周りのチューニングと高クロック時の安定性が更によくなっているように感じました。

4GHzでのPrimeテストでは、E760よりも若干低い電圧で7時間完走できることが確認できました。

それからいくつか問題も発見しました。
Turbo Performanceを有効にしてしまうと、起動中にコケます。

理由はわかりませんが、Turbo Performanceを無効にすると問題なくオーバクロック設定で起動します。

細かい詰めはBIOSの熟成の余地があるかと思いますが、かなり遊べそうなマザーになっていると思います。

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[ はじめに ]

Classified3の冠のついた新製品が登場しましたのでゲット!
そういえばClassfied2ってないぞ、とか思ったりしましたが、まあ、いいかと検証に。

E760を持っているので、そちらとあわせて検証してみました。

これまでのように対決だ!とか最初は思ってたんですが・・・これは・・・比較にならない、という結果になりました。

とりあえずは、検証結果をご覧下さい。

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[ 基本スペック ]
※目玉のみ記載
6Gbps SATA対応
USB3.0対応

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[ 検証時のパーツ構成 ]
CPU:Core i7 920
CPUクーラー:PROLIMA TECH Megahalems Rev.B
M/B :EVGA Classfied E760
メモリ:センチュリーマイクロ CK1GX3-D3U1333
ビデオカード:ASUS MATRIX5870 PLATINUM
SSD:Intel X25-V SSDSA2MP040G2R5
光学ドライブ:バルク DVD-ROM
電源:Scythe ENERGIR 1000W
ケース:CoolerMaster Test Bench V1.0
OS:Microsoft Windows XP Home 32bit

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[ 検証結果 ]
■消費電力比較検証

※低格動作にて検証
※消費電力はワットチェッカーPlusにて計測

室内気温:26℃

○EVGA Classfied E760
※定格時(マザーボードの省電力機能ON)
アイドル 151W
Prime時 241W
FF14ベンチ(LOW)実行中 276-296W

※4.0GHz オーバークロック時
アイドル時:158W
Prime実行時:317W
3DMARK06実行時:324W

○EVGA Classfied E770
※定格時(マザーボードの省電力機能ON)
アイドル 152W
Prime時 246W
FF14ベンチ(LOW)実行中 273-297W


※4.0GHz オーバークロック時
アイドル 178W
Prime時 327W
3DMARK06実行時:326W

■ベンチマーク比較検証
○EVGA Classfied E760
※オーバークロック設定
BCLK200x20 4.0GHz
Uncore 4000MHz
DDR3 2000MHz CL9-9-9-24

「スーパーπ 1M」
Pai 1M :10.078s

「FF14ベンチ」
LOW:7190

○EVGA Classfied E770
※オーバークロック設定
※ここで、E760にてDDR3 2000MHzに設定できないというアクシデントが発生
E760と同じセッティングでは通らず、いろいろと模索するもOS起動まで至りませんでした。

BCLK200x20 4.0GHz
Uncore 4000MHz
DDR3 1600MHz CL8-8-8-24

「スーパーπ 1M」
Pai 1M :10.172s

「FF14ベンチ」
LOW:6956

■BCLK比較検証
○E760
BCLK耐性:220

○E770
BCLK耐性:220

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[ 検証結果 ]
E760とE770の両方を比べてみて、マザーボード上の細かいチップ類や電源回路など微妙に手が入っていることがわかります。実際、QPI関係は低めの電圧を要求してくるようなイメージでした。E760と同じようでいて、違う、そんな印象ですね。


電圧についてもクセが微妙に違っており、BCLKの検証では、QPIを1.4以上にするとBIOS画面から先に進めませんでした。

また、DDR3 2000MHzに設定できないのはベンチマークなどではかなり痛く、上記のスコアにもそれが出ているかと思います。勝負になりませんw
ためしにメモリをMicron D9からELP HYPERに変更してみましたが、2000以上にするとコケるという現象に変わりはありませんでした。タイミングを10とかユルユルにしてもダメです。

設定できない理由まで特定できなかったんですが、以下のようなデータは取れました。

1:BIOSから次のシーケンスに進むまでは、さくっと進む
2:起動しようとするがOSの起動バーの手前の認識で止まる。

上記2点から恐らく起動はできるパフォーマンスはあるんだと思うんです。
ただ、まだそこまで作りこめていない感が強いマザーです。

現在、EVGAのHP内にE770のBIOSダウンロードの項目はありません。
BIOSの熟成に期待しつつ、次回の宿題にしたいと思います。
  • 購入金額

    44,300円

  • 購入日

    2010年10月20日

  • 購入場所

    オーバークロックワークス

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