既に保証期間が過ぎており、修理しても1万以上もかかる上に修理後も同様の症状が現れる可能性があるということでした。不幸中の幸いかYLODの修理方法はネット上に多く掲載されており、必要な道具もPCの自作をしている人間なら既にある程度揃っている物も多かったので、自分で修理することに決めました。
ちなみに、私が修理で使用した道具は、以下の道具です
○ヒートガン
○T10 トルクスドライバー
○プラスドライバー
○グリスクリーナー
○フラックス
○熱伝導グリス
○エアダスター
この中で私が追加購入したのは、ヒートガン・T10 トルクスドライバー・フラックスの3点です。合計で6000円程度ですが、ソニーの修理代より安いうえに自分で何度も修理できることを考えれば安いと思います。
パーツクリーナーを使う方もおられるようですが、PC自作erならグリスクリーナーを所持している方も多いと思いますので、グリスクリーナーで十分です。
あと、PS3の内部はホコリがいっぱいですので、掃除機とエアダスターは必須です。
さて、肝心のヒートガンですが、単純にPS3の修理に使うだけならもう少し安い製品もありますが、後で何に使うかわからないので温度調整も出来る物にしました。
まず、製品自体は付属品とともに収納ケースに収められており、使用後の保管にも便利です。
付属品は3種のノズルとスクレーパーです。
温度は60°~550℃ですが、PS3の修理には500℃で使用しました。温度調整には本体のダイヤルで行います。
また、熱風のみならず、弱熱風や送風も出来ます。
さてPS3でのヒートガンの大まかな使い方は、どの修理方法でも同じなのですが私は以下の方法で使用しました。
設定温度は500℃に設定し、最初は10cm程度話して基板全体をある程度温めます。(ヒートガンを使う際は、基板の下に雑誌などを敷いた方が良いです。)
次に8センチ程度離し、RSXチップの周囲をヒートガンを回しながら45秒ほど温めます。
あとは、基板が冷えるのを15分程度待って組み立てます。
CELLチップを温める人もいるようですが、私の個体ではRSXチップを温めるだけでも修理には成功しています。
修理から3週間程経過した現在も、故障前と変わらず使用できているので大満足です。時間が経過すれば再びYLODが発生すると思いますが、1度修理すればやり方を覚えられますので、安心して対応出来ます。
ただ、この方法はあくまで応急処置です。私の場合、PS3はあくまでBDも再生できるネットワークメディアプレーヤーとして使用しているため、完全に壊れるまでは使い続けるつもりです。しかし、PS3でゲームをしている方は、修理が完了したらデータを即座にバックアップし新しいPS3を購入した方が賢明だと思います。すぐに購入しないにしても、ゲーム後は毎回バックアップするようにした方がいいでしょう。
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購入金額
5,080円
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購入日
2011年06月25日
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購入場所
楽天
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