「週刊こどもニュース」で有名な池上彰氏による、コミュニケーション能力に関する一冊。
「伝える力」を伸ばすためにできる一つ一つのテクニックを、具体的な例を読み進めることで理解できる。
俺の考えてること伝わってる?と不安になったら、まず読んでみましょう。
[購入経緯]
ある本を購入するときに、お得なキャンペーンが利用できる金額まであと少しだったので、金額調整として購入しました。もちろん、テーマに興味があったからこそ購入したのですが、積極的に購入したわけではありませんでした。
今なら「買い」を積極的にお勧めできます。
[感想]
自分のコミュニケーション能力に不安を覚えているが、本をいくつか読んでみたけどよくわからなかったという人に勧めたい一冊です。この本はコミュニケーションの原理・原則に焦点を合わせたものではありませんので、これ一冊で完璧と言えるレベルに達することは不可能です。しかし、自らのコミュニケーション能力について考える、そのことの入口には連れて行ってくれます。
私は自分のコミュニケーション能力に強い不安感を覚えているので、この手のジャンルは比較的多く読みましたが、この本はバランスが絶妙です。なんのバランスかというと、抽象さと具体さのバランスです。コミュニケーション能力について「完璧」な本を求めると、たいていは抽象的過ぎて、私レベルのおつむでは理解不能になります。逆にわかりやすさで本を求めると、具体的な事例の説明にページが費やされ、そこから何を学ぶべきなのかについて説明されていない、内容の薄い本になります。
この本は、具体的にどのような行動をとるべきかしっかりと押さえつつ、それに関して理解を助ける事例が差し込まれています。その為、非常にわかりやすく私は好きです。
840円と手軽に取れる価格ですので、機会があればぜひ手に取ってみてください。
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購入金額
840円
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購入日
2010年08月20日
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購入場所
楽天ブックス
かずや。さん
2010/11/28
チョロさん
2010/11/28
かずや。さん
2010/11/28
チョロさん
2010/11/28
operaさん
2010/12/03
(^^ゞアセアセ・・・
チョロさん
2010/12/03
伝えたいことを「発見」すると、人間なら誰でもそれを誰かに伝えたい衝動に駆られます。
しかし、相手にはなかなかうまく伝わらない。(共感させることができない。)
そこでイラッとしてしまうんですよね。(プラス、同時に相手もイラッとさせてしまいます。)
この本の著者である池上さんは、NHK記者時代に様々な訓練をし、いまのような「伝える力」を得たようです。
やはり、自らがうまく伝えられていないことを自覚し、それを改善すべく日々訓練を行うしかないのですね。