それでもやることはやらなければなりません。お客様からのヒアリングを基に開発チームが遺した設計書を追い、議事録を漁り、ソースを解析し、問題箇所にあたりをつけて。それでもいつも通りのケリが着いたのは翌日1/5(徹夜ではないです)。きり良く定時で作業が一段落したので、開放感の中機嫌良く帰る途中に寄った本屋でこの本を買いました。いらん前振りが長いですね。
ライトノベルと知らなくて、コンピュータ書籍のコーナーで探し回ってたのは内緒です。
するする読めるのはライトノベルの良い所です。
話の軸に技術的な要素が強く、Cisco製品を知らないまでもそれなりにネットワークの知識がないと読んでも分からないんじゃないかなあ、と思いました。いや、分からなくても緊張感が伝われば良い場面なのでしょうから、理解する必要はないと思いますが。
現実に即しているかは別としてIT業界の修羅場感も良く描かれていて、作者の方もこんな風景を乗り越えて来られたのかなあ、と思うとちょっと親近感が沸きます(あと脂汗も沸きます)。搬出直前までラボに徹夜で機器のテストとか、あるある! みたいな。
IT業界に興味のある方が怖いもの見たさで読む本、或いは現役SEの方が日常を追体験する本、です。
-
購入金額
620円
-
購入日
2011年01月05日
-
購入場所
operaさん
2011/01/07
YGGさん
2011/01/07