HyperXのロゴとメタリックパーツを随所に配置した凝ったデザイン。6cmファンを2つ搭載しているので風量は十分。電源は小3pinなのでマザーボードやファンコンを使えば回転数を抑えて静音化する事も可能。
一方、手持ちの4cmファンタイプメモリクーラーと比べると明らかに大柄なのが判る。
その分メモリスロット4個分以上の幅を持つのでCPUクーラー等との干渉には要注意。
本体の固定方法は前後のパネル部分を固定する手回しネジを緩めにした状態でメモリスロットのラッチに引っ掛けて、ネジを締めてパネル部分で挟み込むようにして固定する。
前から気になっていたのが最近のマザーで多く見られるようになった片ラッチ式との相性。
ラッチ部分の突起にパネルを引っ掛ける形状なので、ラッチが無いとかなり固定が甘くなる&ラッチ有りの側と高さに差が出てしまう。付けられない事は無いがかなり緩いので、滑り止めのパッドを挟む等の工夫をしたほうがよさそうだ。
またこの手のアイテムのお決まりとしてファンはガンガン光る。6cmとファン事態が小さいのもあってその光密度は高く明るい。ちなみに同じ筐体を持ったブラックモデル(LED色は共通)もあるので、装着するマザーに合わせて色を選べばビジュアル面も完璧だろう。
…ただビジュアル面も凝った大型CPUクーラーとの組み合わせでは干渉しそうなジレンマ。
さて、実はこのメモリクーラー、メモリクーラーとして使う予定は無い。コレについている6cmの光るファンが欲しかったのだ。
A6-5400Kマシンに使用しているフルアクリルITXケース「ASKTECK ENKIRA NK-MT300iTBK」の背面ファンマウント部が6cmという微妙なサイズ。しかも2連。ATOMとかならサイドの8cmファンだけでなんとかなるが、APUをぶち込んで、それもオーバークロック状態となるとファン1個では厳しいものがある。
そこで最初はHP d330STに使用されていた6cmファンを移植して使用していたのだが、当然光らないし、長期間喫煙環境で使用されていたファンなのでガタがきている&臭う。どうせ買うなら光るファンにしたいが6cmの光るファンなんて流通していない。
そこで6cmの光るファンを2個使用したコレをわざわざ買ってきた訳だ。
幸いXFanのファン取り外しは容易。シルバーのマウント部を本体からスライドさせて取り外し、ビスを外すだけ。当然2個セットで3pin電源に接続されているが今回はケース側も2個セットなのでケーブルの加工必要もなし。
エアフロー的に吸気にしたかったのだが、ファンの吸気側の穴が少し広くなっているタイプなので、厚手のアクリルケースを挟むとタッピングネジが届かない。実はHP流用のファンも同じ状態だったのでこれも買い換え理由の一つだったのだが…ひとまず排気にして後日長ネジとナットでも買ってこよう。
HPのファンより厚手になったので回転数を下げても風量は維持されているようだ。何よりこの輝きっぷりはアクリルケースにはたまらない。ちなみにファンコンで回転数を絞ってもそれなりに光るので、光らせたいけど音が気になるという人はメモリクーラーとしての使用の際もファンコンに接続するといいだろう。
実は同じ光る6cmファン*2搭載のメモリクーラーとして「Gskill Turbulence II FTB-3500C5-D」というのがあり、そちらのほうが安く手に入る。OVERCLOCK WORKS店頭で2つ並んでいて、Turbulence IIはサンプル品が置いてあった。
現物を見る限り、TurbulenceIIの方が取り外しもラクそうだしいいじゃん!…と思ったのだが、よく見ると給電がペリフェラル4pin。小3pinに改造すればファンコンに接続できるが、回転数が検知できないと光らないファンコンなのでこれじゃあ寂しい…ってことでコチラに。
もしペリフェラル4pinでもいいorケーブル加工前提ならTurbulence IIの方が安く6cmの光るファンを入手できるだろう。そんな用途でメモリクーラーを買うヤツが何人いるかはおいといて。
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購入金額
2,200円
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購入日
2013年04月13日
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購入場所
OVERCLOCK WORKS
mickeyさん
2013/04/15
自分も惹かれますw
下小川さん
2013/04/15
とはいえメモリクーラー自体も凝ったデザインでこのままドンガラにするのはもったいないので、適当な6cmファン用意してメモリクーラーとして使えるようにしておくつもりです。