レビューメディア「ジグソー」

高い拡張性と静音性

Canopus HDRECS(PCI Express x1)とアースソフト PV4(PCI)を搭載可能でCore2Quad Q9450が利用可能で省スペースなキャプチャ専用PCという、かなり無茶な私の要求に見事に応えてくれたベアボーン。
というか、キューブサイズでLGA775対応、PCI ExpressバスとPCIバスを両方使えるマザーが存在しないのでこれしか選択肢がありませんでした。
※ちなみに搭載マザーボードはmini-ITXサイズではなく、170mm×約260mmという特殊なサイズ。

―2011.1.18追記―
現在はPV4を外して、PT2を搭載しています。


《PC構成》
CPU:Core2Quad Q9450
メモリ:PULSAR DCDDR2-4GB-800(PC2-6400-2GBx2)
SSD:I-O DATA SSDN-ST64H
HDD:Western Digital WD10EARS
光学ドライブ:Pioneer DVR-A07-J(IDE)
PCI Express x16バス:Canopus HDRECS
PCIバス:アースソフト PT2
OS:Microsoft Windows7 Ultimate(32bit)
   Windows XP Professional SP2(32bit)※古いソフトを使用するときのみ

《拡張性》
G41+ICH7 Chipsetのマザーを搭載。
PCI Express x16バスとPCIバスを1つずつ搭載。PCI Expressはもしかしてグラボしか認識しなかったりして…と思っていましたが、何の問題もなくHDRECSを使用できました。
またSATAを3つに加えATA100 IDEも搭載とマザーボードの拡張性は文句ありません。
ただし、PCケースには5インチベイ1つと3.5インチシャドーベイが2つのみとなっていて、IDEとSATA全てにドライブ等を接続しても設置場所がありません。

《静音性》
私は付属のリアファンとCPUリテールクーラーで使用していますが、電源ファンの音も含めて静音性も文句なしで、ファンの換装も必要ないレベル。
(PS2等ゲーム機の方がうるさいくらい)

―2011.1.18追記―
PT2の搭載により、地上D・BSとスカパー!HDを放送時間にリアルタイム録画出来るようになったことから、このPCの稼働時間が大幅に増えた為、今まで以上に快適に使用できるよう更に静音性を高めることにしました。

まず搭載しているHDD「Seagate ST3500320AS」を取り外し、内臓のストレージはSSDのみにします。
HDDは騒音・振動が結構するので、これだけでも効果はあります。


また、リテールCPUクーラーを「XP-120」に交換します。


「XP-120」のサイズはヒートシンクのみで110×125×63H(mm)あり、メーカーで規定しているCPUクーラーサイズ75×75×80H(mm)をオーバーしていますが、「XP-120」はチップセットヒートシンクを避けて設置することが可能で、もしかしたらファンも含めて取り付けが可能ではないかと思い、チャレンジしてみました。
手順としては、まず「XP-120」を取り付ける前にマザーボードを取り外して、別売りの「LGA775RM」を取り付けて、その後に「XP-120」をセットします。

交換後
交換後
予想通りチップセットクーラーとの干渉はなし
予想通りチップセットクーラーとの干渉はなし
ただし、ファンは電源と干渉するため設置できず
ただし、ファンは電源と干渉するため設置できず
薄型ファンなら搭載できるかと思ったのですが、ヒートシンクのみの場合でもドライブベイをスライドして取り付けるときにわずかに干渉するので、ファンの設置は無理だと思います。
※ドライブベイに関しては下記《5インチベイについて》の写真を参照してください。
ヒートシンクのみの場合は、スライドするときには干渉しますが設置後は干渉しません。
スライド時に多少フィンが曲がりますが、私は設置後に直して使用しています(笑)

とはいえ、さすがにファンレスでは運用できないと思うので、「Antec Spot Cool」をCPUクーラー替りとして使用しています。
この位置なら、ドライブベイとの干渉はなし
この位置なら、ドライブベイとの干渉はなし


―2011.3.15追記―
「Antec Spot Cool」をCPUクーラー替りに使用して3カ月ほど経ったんですが、ケース内から「カタカタ」と異音が発生、最初はファンにケーブルなどの異物が当たったのかと思いケースを開けてみると、ファン自体から異音が発生していることが判明しました。
現在は「Antec Spot Cool」は取り外し、「シグマAPOシステム USB扇風機(ブラック) UMF02BK」でケース外から吸気口を通して冷却しています。


―2011.6.21追記―
夏場が近づいてきたこともあり、「XP-120」+「UMF02BK」では不安になってきたので、ファン一体型全銅製CPUクーラー「CNPS7000C-CU」に変更しました。


「CNPS7000C-CU」のサイズは円周107~109㎜×高さ63㎜とこのPCで規定されているCPUクーラーサイズ75×75×80H(mm)をオーバーしていますが、これよりも大きい「XP-120」を装着出来ていたこともあり、無事装着出来ました。
チップセットクーラー等への干渉もなく、ドライブベイの取付の際にも干渉しなくなったので満足しています。

また静音性を考え内蔵HDDを外していましたが、PT2の録画先として新たに「Western Digital WD10EARS」を追加。
静音性としてはマイナスですが、録画を確実に行うためには仕方ないですね~。

《5インチベイについて》
このケースの5インチベイは、安っぽい作りですが一応ベイリーフになっており、使用するドライブの色は気にしないで使用できます。
ただ、Pioneer純正ドライブを使用する場合は注意が必要です。
まず、ドライブのトレイパネルがベイリーフに引っかかり開閉ができないので、使用するにはトレイパネルを外す必要があります。
ドライブベイ
ドライブベイ

また、ケースのドライブ開閉ボタンも非常にチャチな作りで、ドライブを一番手前側にすると開閉自体は出来るが起動するたびにトレイが開き、少しでも離すと開閉ボタンを押す力が弱い為に開閉することができません。
これで奥まで押した状態
これで奥まで押した状態

結局、ドライブの開閉ボタンをプラ棒で継ぎ足してやっと使用できるようになりました。

《その他》
購入前から、WESTERN DIGITAL WD1002FAEXを内蔵型リムーバブルディスクケースに入れて強引に外に引き出す構想で、PCI ExpressバスとPCIバスを埋めた状態でどうやってケーブルを引き出そうかと考えていましたが、PCIバスの固定金具が開閉するので問題なく引き出すことができました(付属のIDEケーブルも通すことも可)。

写真の通りカードの固定はネジのみで問題なく行えるので、現在は固定金具を取り外して使用しています。

―追記―
CrystalMark 2004R3でベンチマークを取りましたので追記します。

CrystalMark Result
Display Mode : 1680 x 1050 32bit (Normal)

CrystalMark : 155228

[ ALU ] 50006
Fibonacci : 18191
Napierian : 12408
Eratosthenes : 6529
QuickSort : 12856
[ FPU ] 55744
MikoFPU : 5665
RandMeanSS : 33424
FFT : 8477
Mandelbrot : 8156
[ MEM ] 23507
Read : 9015.09 MB/s ( 9015)
Write : 4131.67 MB/s ( 4131)
Read/Write : 4321.54 MB/s ( 4321)
Cache : 60181.49 MB/s ( 6018)
[ HDD ] 12784
Read : 99.69 MB/s ( 3987)
Write : 90.52 MB/s ( 3620)
RandomRead512K : 40.67 MB/s ( 1626)
RandomWrite512K : 60.76 MB/s ( 2430)
RandomRead 64K : 9.10 MB/s ( 364)
RandomWrite 64K : 18.94 MB/s ( 757)
[ GDI ] 6351
Text : 910
Square : 1333
Circle : 2730
BitBlt : 1378
[ D2D ] 4183
Sprite 10 : 201.83 FPS ( 20)
Sprite 100 : 178.72 FPS ( 178)
Sprite 500 : 118.41 FPS ( 592)
Sprite 1000 : 83.30 FPS ( 833)
Sprite 5000 : 24.79 FPS ( 1239)
Sprite 10000 : 13.21 FPS ( 1321)
[ OGL ] 2653
Scene 1 Score : 1636
Lines (x1000) : ( 207396)
Scene 1 CPUs : ( 32)
Scene 2 Score : 1017
Polygons(x1000) : ( 35826)
Scene 2 CPUs : ( 16)
―不具合発生―2012.1.17追記
1ヶ月ほど前に急にOSが起ち上がらなくなり、起動を何度も試みてみると、BIOS画面も正しく表示出来なくなるトラブルが発生。
最初はBIOSのトラブルかと思いアップデートを試みたのですが、既に最新版になっているのを確認。
色々試した結果、2枚挿しているメモリを1枚挿しに変更したことで問題を解決できました。

この件でマザーボードに不安要素が出来たことや使い勝手の問題で、新型ケースを採用した「Shuttle LGA775採用 ベアボーン SG41J4」に買い換えました。
「SG41J1」は予備として取ってありますが、今は使ってません。

  • 購入金額

    19,600円

  • 購入日

    2010年04月28日

  • 購入場所

    Amazon

コメント (4)

  • ネイエフさん

    2010/08/01

    キューブ型ベアボーンといえばshuttleってぐらいイメージが定着してますね
    安いものからハイエンドまで幅広くそろえてるのも魅力的だと思います
    しかしなかなかおしゃれですね
  • ryo157さん

    2010/08/01

    ネイエフさん
    コメントありがとうございます。

    ベアボーンも結構高いものがありますよね。
    余ったパーツを使うのに、さらに4万円近く投資するのもなあ・・・、という感じです。

    このベアボーンは価格が安めなのに加え、拡張性が割と高いという点が購入の決め手になりました。
  • 退会したユーザーさん

    2011/07/13

    カッコイイです。
    これデザインいいですね。
    キャプチャ用にC2Qとは、何とも羨ましいです!!!

    Pioneer DVR-A07のハニカム構造、久々に見て嬉しかったです。
    COOLです!
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