所持する音楽データに対する私利私欲...イヤ私情私見あふれるコメント、音楽の杜。こういった分野のものは「好み」ですし、優劣を付けるのもそぐわない気がしますので、満足度の☆はあくまで私的な思い入れです。節操のないコレクションの中から様々なジャンルをご紹介できればと思っています。節操なくいろんなジャンルを聴きますがそれでも重なりどころがありますのでそれはものリンクで繋いでいきます。
前回ご紹介した
はトリビュートアルバムで、KUBOTA本人は参加していないが、こちらはその当の本人のアルバム。
前述のトリビュートアルバム12収録曲中5曲と、半分近くがこの1stベストアルバムである“the BADDEST”に収められているほど、「KUBOTAと言えば」という曲に溢れている。この後何度か同じ“the BADDEST”を名乗るベストアルバム出ているが、KUBOTAは活動が進むにつれて、徐々にポップス性を薄め、「自分の世界」に入って言ったので、万人に勧められるのはまず、“the BADDEST”の「無印」とも言える、この1stベストアルバム。
収録曲の中では、前述のトリビュートアルバムに入っている5曲はサスガに光っていて、1曲目の「TIMEシャワーに射たれて」はソウルフルに朗々と歌い出すイントロ、リズムインしてからは機関銃のように繰り出されるリズミカルな歌詞は日本語の曲の概念を打ち破った。
トリビュートアルバムに収録されていない曲でも、忘れてはならないのが、再録した8曲目「PSYCHIC BEAT」と当時のコンサート〆曲、10曲目の「Olympicは火の車」。
前者は当時一世を風靡した打ち込みのシンセベースに載せて、キレまくるギターのカッティングと、ブロークンスケールのピアノソロが「ポップス」の世界を超越しているし、後者はチョップ奏法でパーカッシブに決めるリズムギターに乗せた、ノリノリの展開でヒートアップ!
さらにこれはBOX仕様の初回盤。
写真集と絵はがきとが含まれている。
これは当時予約を入れて、レコード店(CDとアナログレコードの比率はまだ、逆転していなかった)で発売日に購入した記憶がある。
日本語って、母音が多くてリズミカルに歌うことは不可能と言われていた時代があったけれど、彼はそれを超越した。そういう意味では日本語Rapの元祖とも言える。
いまやっと時代が「彼の過去に」追いついたのかもしれません。
いわゆる「必聴盤」です。
【収録曲】
1. TIMEシャワーに射たれて
2. 流星のサドル
3. Oh, What A Night!
4. Missing
5. You were mine
6. 一途な夜、無傷な朝
7. GODDESS ~新しい女神~
8. PSYCHIC BEAT
9. 永遠の翼
10. Olympicは火の車
11. TAWAWAヒットパレード
12. CRY ON YOUR SMILE
「PSYCHIC BEAT」
J-POPの歴史を変えた
そんなインパクトがあった作品
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購入金額
2,800円
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購入日
1989年10月08日
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購入場所
くろぱんださん
2016/08/21
一枚目が音飛びするようになり、2枚目を購入するほど聴きました。
なかなか同級生には、彼のファンがいなくて、
素晴らしさを分かち合えず寂しかった記憶があります。
彼のベスト盤の内で一番の名曲揃いですね。
cybercatさん
2016/08/21
自分はちょうどバンドやってるころが、彼のこのあたりだったので一部の曲はコピーもしたし、かなり聴きましたね...
名曲...というかキャッチーで売れセンなのに久保田王道の曲が多いですね。この後はなんか「売る曲」と「やりたい曲」の方向性をムリに合わせず、並列でアルバムに入れたような感じで、ちょっと統一感が失われましたけれど、このベストに入っているあたり=アルバムで言うと“SHAKE IT PARADISE”と“GROOVIN’”の付近はまだしっかりそれが合っていて、どれもこれも彼の気合いが感じられます。