レビューメディア「ジグソー」

メンテナンスフリー水冷CPUクーラー 26.5cm×21.0cmの超大型ラジエターで強力冷却

ThermaltakeのCPU水冷システムです。
大型ラジエター装備でかなり強力な冷却性能を持っています。
冷却液は注入済みで、約1万時間のメンテナンスフリーに対応。
本体外装はオール・アルミケースとなっており、ヘアライン仕上げで非常に美しい外観を持っています。
参考URL:http://shop.tsukumo.co.jp/goods/4560167550481

■水枕
CPUに装着する水枕(ウォーターヘッド)は純銅製。
通常の水枕はトップとボトムが別れていてO-リングを挟んでネジで締めていますが、Rhythm CL-W0042付属の水枕は一体型となっており密封されているため、O-リングの劣化などによる水漏れの心配がありません。

裏面は鏡面加工されており、CPUとの密着率を上げて、冷却能力を高めています。

この水枕はユニーバーサルタイプというもので、LGA775 Socket 478/754/939/Aに対応しています。
バックプレートなどを取り替えるだけであらゆるタイプのソケットに対応できるため、
LGA1366やLGA1156用のバックプレートを別途用意して、プレートを使ってネジで締めるだけで簡単にCore i7 などにも自作で対応させることができます。
実際にCore i7 920にて使用しています。

■ポンプ
スペック表では最大流量は毎時84リットルとあります。
実際にはかなり冷えていますので、CPUを冷やす程度でしたら全く問題ないようです。
音はとても静かな部類であると思います。
ほぼ無音に近いでしょう。

■ラジエター
Rhythm CL-W0042の最大の特徴の一つと言ってもいいでしょう。
26.5cm×21.0cmの大型ラジエターを装備しています。

ラジエターは12cmファン一つ分のサイズなら120サイズ、2つ分なら240サイズなどと通称で呼びます。
Rhythm CL-W0042はこの場合、464サイズと言えるでしょう。
実に12cmファン4個分に近い放熱面積を持っているので、強力な冷却が可能となっています。

材質は、フィンについてはアルミが用いられています。
ですが、冷却液が接触する部分については銅管が用いられているため、電蝕などによる金属腐食の心配はありません。

ラジエター全体を覆うようにシュラウドがかぶせられています。
シュラウドには12cm静音ファンが2つ装着されており、それぞれ1200rmpの回転数で、騒音値は最大16dbということです。
シュラウドそのものの静音効果も重なり、回転数の割にとても静かといえます。
また、シュラウドによって、ラジエター全体に風がまんべんなく行き渡るようになっているようです。

■メンテナンスフリー
冷却液は注入済みで、約1万時間のメンテナンスフリーとなっています。
予備の冷却液も付属しております。

水冷は最低でも半年に1回程度は冷却液の交換や部品の分解洗浄などを行う必要性がありますが、
面倒くさいことをしなくてもいいのはとても助かりますね。

基本的に、金属部品のほとんど全部が銅製で、他の部分は非金属となっているので、電蝕等の心配もせずにすむというのもポイントです。

■抜き差し簡単なコネクター
本体をつなぐ水冷ホースはクイックカップリングという方式で簡単に取り外しが可能です。
ボタンを押さえながら抜くことでカップリング内部の栓が閉まるために、水を漏らすことなくホースを抜くことが可能となっています。
ですので、ホースの取り回しや、本体の位置の調整など、とても便利で助かっています。

■美しい外観
外装はアルミケースでヘアライン仕上げとなっており、非常に美しい外観をしています。
質感がとても高いため、ホームシアターPCに組み込んで、リビング用高性能静音PCとしても利用できます。
机の上に置いてみると、ちょっと惚れ惚れとした佇まいを見せてくれます。

■■■冷却性能■■■
コルセアなどの水冷 Corsair CWCH50-1などに比べると、圧倒的な冷却性能を有しています。
完全に放熱能力が違いますので、当たり前といえば当たり前なのですが、特に負荷時の温度が違います。

CPU:Core i7 920 定格
室温26.5度

アイドル時コア温度
 Rhythm CL-W0042 : 34~37度
 Corsair CWCH50-1 : 36~39度

CPU100%時コア温度 (OCCTテスト30分後)
 Rhythm CL-W0042 : 54~56度
 Corsair CWCH50-1 : 63~65度

■■■総評■■■
非常に高い冷却性能、静音性を備え、外観はとても美しくて、かなり見栄えがします。
特に、市販されている水冷キットの中では最大規模の大型のラジエターを装備していることが特徴です。
残念ながら、登場した当時は国内において水冷のポジションがそれほど高くなかったということもあり、あまり注目されなかったようで、そのまま終息してしまっています。
ですが昨今の水冷ブームもあり比較してみたところ、非常に高い性能と、所有することに対する高い満足度を有していると感じています。
惜しむらくはその値段でしょうが、この出来栄えの高さであれば仕方ないとも言えるでしょう。
もし、安く手には入れば、かなりラッキーかもしれません。
  • 購入金額

    32,800円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

    TSUKUMO

11人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • 退会したユーザーさん

    2010/05/04

    おー、高いですけどそれに見合う性能ですね。
    CWCH50よりロード時だとさらに10℃も下がるとは

    COOL
  • flammulinaさん

    2010/05/04

    COOL!
    見た目も冷却性能も素晴らしいものがありますね。
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