私の自作パソコンのポリシーはハイスペックだけどとにかく静かだということ。静音性へのこだわりは人一倍強いです。
そんなわけで今回導入したのがこちらの「SMART DRIVE Proof25」。2.5インチハードディスクに対応した静音化ケースです。
これまでもSMART DRIVEは3.5インチ用のものは使用していました。
こちらもこだわって静音化ケースの中でも一番強力そうな全銅製「SMART DRIVE Coper」を使用していますが、今回はもともと比較的静かだといわれている2.5インチのHDDをさらに静音化します。
こちらがSMART DRIVE Proof25本体。名前にもProofと入っているとおり、静音化だけでなく防滴機能も備わっています。
なんでもスプリンクラーなどが作動した場合でもHDDを守るためらしい。どちらかというと企業向けということなんでしょうか。
3.5インチ用SMART DRIVEは全銅製バージョンということでケースだけで1.8kgもありましたが、比較するとこちらのSMART DRIVE Proof25は350gほどと別物のように非常に軽いです。
取り付けは極めて簡単。ネジをはずし、ふたを取ったらその中に2.5インチHDDを取り付けるだけ。
3.5インチ用のSMART DRIVEは中の空間にHDDがぴったりと納まる感じでしたが、こちらは比較的空間には余裕があるつくりです。
取り付けたらまたふたを閉めてネジをとめます。ふたもかなりしっかりと密着しており、確かにこれは防滴効果も十分ありそうです。
【 SASとSATA 】
さて、このSMART DRIVE Proof25なのですが、パッケージを見てみると「New Smart Drive 2.5" SAS HDD」と印刷されており、もともとSAS向けの製品のようです。
この製品の関連記事をいくつか見ているとSerial ATAにも対応していると記載されており、Serial ATAでも使用できるようですが少し注意が必要です。
まず、ケース内部の2.5インチHDDを接続するコネクタ部分は問題なくSATA接続のHDDを取り付けることができるのですが、ケース外側のコネクタが通常のSATAケーブルが接続できない形状になっています。
そこで必要になってくるのが「SMART SATA CABLE」です。このSAS専用のコネクタをSATAコネクタに変換してくれるこの製品専用の変換ケーブルです。
この変換ケーブルを取り付けた上で改めて通常のSATAケーブルを接続することになります。
SASはSATAの下位互換らしいですが、そういったこともあってこの様に接続することで今回のように一般的なSATA接続のHDDの静音化も可能になるようです。
あくまで「下位互換」なので、おそらくSASのHDDをケース内部に取り付けてこの変換ケーブルを使ってSATAでマザーに接続しても使えないはずなのが注意点ですね。
【 使用感 】
まず残念だったのが、底面にネジ穴が開いていなかったこと。
私が使用しているケースは3.5インチのHDDは底面にネジ止めをして固定するタイプ。底面にネジ穴のないこのSMART DRIVE Proof25はこのケースで使用することはできませんでした。
2.5インチの静音化ケースは以前も氷室miniを使いましたが、静音効果はあまり高くないようでした。
氷室miniから比べると今回のSMART DRIVE Proof25は段違いに静音性能は高いようです。
もともと静かな2.5インチHDDということもあり、ハードディスクにアクセス中でもほとんどアクセス音は聞き取れないようになりました。
ただ3.5インチHDDで使用しているSMART DRIVE Copperから比べるとその変化量は小さかったようには思います。重量のせいですかね?
とはいえ、SMART DRIVE Copper+3.5インチHDDよりはSMART DRIVE Proof 25+2.5インチHDDのほうが静かなのは間違いなさそうです。
加えて、3.5インチ用SMART DRIVEだと5インチベイを占有するためたくさん使うにはケースを選んでしまいます。こちらは3.5インチベイを使用するのですが、3.5インチベイの数が多いケースはそれなりに選択肢が存在するので、そういった意味でも非常に重宝する商品ですね。
[2012/05/25]
どうやら製造が終了しているみたいですね。
今のうちにと思って最近さらに1個購入しました。
そういえばこの前アキバに行ったら類似商品のQuiet Drive 25が売られてましたね。
こちらも結構前に製造が終わったはずの商品なんですが、大量に在庫が出てきたみたいです。
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購入金額
7,980円
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購入日
2011年11月13日
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購入場所
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