・溺れる人魚
・人魚兵器
・耳の光る児
・海と毒薬
の4編です。
島田荘司の作品は、短編集を読みこなしてこそ真のファンみたいに感じています。
なぜなら、短編集は長編と長編の繋ぎの様な役目をしていて、
より長編を楽しむ為にある様に思うからです。
「溺れる人魚」もそういった御手洗潔シリーズの短編集です。
単体で読んでもそれなりに楽しめますが、シリーズの長編を読み込んだ後に読むと
本当の意味で楽しむ事が出来ます。
シャーロック・ホームズで言う所のホームズ役が御手洗潔、
ワトスン役が石岡和己みたいな所がありますが、
シリーズの何処かで、「御手洗潔は、石岡和己の様なワトスン役の友人が
世界中にいる」と読んだ事があります。
「溺れる人魚」に出てくるハインリッヒが、
まさに、その一人ですね。
「溺れる人魚」では、
・溺れる人魚
・人魚兵器
・耳の光る児
の3作品がハインリッヒ、
・海と毒薬
が、石岡和己となっています。
御手洗潔自身は直接は出てきませんので、上級者向けの作品かも知れませんね。
-
購入金額
924円
-
購入日
2010年04月15日
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。