画面を広く使いたくて、ツールバーもファンクションキーも表示しない、ルーラー付きメモ帳のようなスタイルに設定しています。最近のWindows環境はフリーで強力なエディタが存在しますが、次の点で秀丸が勝ると確信しています。
(1) 安定性
(2) 高いカスタマイズ性
(3) 強力な正規表現
(4) 検索した文字列を一覧表示する機能
(5) 入力の補完機能
まず (1) 安定性 ですが、他のエディタに比べて不自然な動きや異常終了が格段に少なく感じます。
例えば100MB超の大きなログを開くときも、ウィンドウが固まってしまったりせず読み込みながら操作を継続することができます。
また、他のエディタでは改行コードを指定して保存しても正しく保存されない場合がありましたが、秀丸でこのテのトラブルに遭遇したことがありません。
次の (2) 高いカスタマイズ性 はいわずもがな、ファイルの種類ごとに任意の表示方法を細かく設定できる点です。入力規則や色、強調の有無などの指定は、CやJAVA、ShellScript、HTMLなどの言語系は勿論、各種ログファイルの閲覧においても強力です。
僕はシステムの維持屋なので、ログファイルを解析する機会が良くあります。そこでログファイルの閲覧用に
・小さめのフォント
・error や exception は赤文字強調表示
・warn は 青文字表示
などのルールを設定しています。この使い方は広大なログファイルの中で注目すべきキーワードをひと目で見つけることが出来てとても便利です。
ログ閲覧の観点では (3) 強力な正規表現 と (4) 検索した文字列を一覧表示する機能 もポイントです。
ログ解析上でキーとなる複数のメッセージを正規表現で検索する(例えばSQLの処理とエラーメッセージ行を追う時は「error|select|update|insert」)と、その行をピックアップした一覧が画面下に表示されます。
この一覧の任意の行をクリックすれば当該行へジャンプできますし、そのまま眺めるだけでも処理の経緯を追うことができます。
最後の (5) 入力の補完機能 はコーディング作業で重宝します。ShellScript や JAVA のコードで長い変数名やメソッド名を使う場合でも、いちいちコピーせずに先頭数文字を入力するだけで残りを補完してくれます。尤も JAVA のコーディングだと eclipse などの統合環境を使うことの方が多いのですが。
エディタはナイフのようなもので、使いどころと使い方で紙も切れれば缶も開けられるし穴も掘れるのです。
実際のところ手に馴染めば何でもいいとは思うのですが、Windowsをメインに使う僕にとってはこの秀丸が、最高のナイフでした。
これからも僕の環境の定番で居てくれると思います。
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購入金額
0円
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購入日
2001年09月25日
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購入場所
オンライン
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