P55系のマザーでは唯一のMini-Itxということで、人気が高くなかなか品薄な商品です。
マザー自体の作りはよく、特に目をひくのが載っているパーツ類。
ソケットは従来のFoxconn製(ソケットのハマりが浅く爆発する恐れのあるもの)ではないし、LANもIntel製。おまけにオンボードはX-Fiといたせりつくせりです。(しかし、itxですので多少のノイズは目立ちます。)
BIOSは特にオーバークロックについて優秀です。
上位のマザーに比べるとuncoreや電圧周りの設定が大枚な部分はありますが、自動でオーバークロックを設定してくれる機能などもあり、小さいマザーながらもハイエンドゲームPCを構築するには必須の一枚になっています。
逆に、mini-itxにおいてパフォーマンスを求めない方、静かで小さいマシンを作りたい方には不向きといえます。
そもそも、搭載されているチップセットはP55ですので、いくらクラークデール対応とはいえ、内臓されているGPUを利用できません。別途ビデオカードを搭載する必要があります。
そのビデオカードを設置するスペース、さらに廃熱を考えたケースとなれば相当の物が必要になります。
買った当初は小さいマシンにしようと思っていたらいつの間にかATXと変わらない・・・というようなことに陥ってしまう場合も十分に考えられます。
BIOSもオーバークロックについては優秀ですが、アンダークロック(低電圧化含む)に対する項目は少なく、vcoreの下限が1.00とイマイチです。
これは、小さいマザーの宿命ですが、拡張性が乏しいです。
SATAのポートも4ポートと、必要最低限の数しかありません。
拡張カードもグラフィック用のPCI-Ex16しかさすことができません。
以上、総括すると、mini-itxながらもゲームPCを作りたい、オーバークロックして使いたい、というかなりニッチなマザーです。
大半のゲームユーザーはこれを買うなら上位のATXマザーを購入したほうがよいでしょう。
しかし、どうしても小さいのがいいとこだわるのであれば、コレしかありません。
茨の道を敢えて突き進むというあなたにおすすめの一枚です。
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購入金額
16,800円
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購入日
2010年01月15日
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購入場所
東映無線
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