レビューメディア「ジグソー」

2年経っても色あせない12スレッド

今回この様なハイエンドプロセッサーを試す機会を頂き、誠にありがとう御座います。
この素晴らしい企画のレビューに私を選んで下さったzigsow様、
i7 980X EEという最新のプロセッサーを開発・提供して下さったIntel様、
ダイナマイトレビュー関係者様には感謝の気持ちで一杯です。
CPUスペック至上主義の世界『3Dレンダリング・動画編集・RAW現像』に生きる私にはこれ程嬉しい事はありません。
念願のハイエンドプロセッサーの世界を体験出来る機会が来るとは夢にも思っていませんでした。
この様な機会を頂いたからには皆様の参考になるようレビューを書いて行ければと思います。
長くなりますが、宜しくお付き合い下さい。



要望、質問、指摘などありましたらどうぞお気軽に書き込んで下さい。
私に出来る範囲で(必要に応じて写真や動画も含め)答えさせて頂きます。

他のi7系との詳細な比較が出来ないのは心苦しい限りです。
公開されているCPUベンチマークスコアとの比較は行っていますが、
レビューで行っている実用速度の比較では、比較対象がQ6600となってしまっています。

私はゲーマー・ベンチマーカーではないために非力なGPUを搭載しており、
総合ベンチマークの結果はi7 980X EE搭載機としては乏しくなってしまうかと思います。
この点に関してもこのレビューを読む方全てには合わない可能性もありますが、
どうにかご理解頂けると助かります。
『SLI・CFと最高のプロセッサーでこんなスコアが出た!』というレビューは
恐らく他のレビュワーの方が実行されるかと思います。
上位スコアを期待してこの記事にたどり着いた方には申し訳ありません。
ゲームに関しては他人任せになってしまいましたが、
私のレビューではソフトウェアでの実用的なパフォーマンス向上を測定して行きます。
私の環境はCPU性能のみがパフォーマンスに絡む事が多く、
スレッドの数を優位に使えるソフトウェアも多いので
プロセッサー単体のレビューとしては環境を生かせるかと思います。


コスタリカ出身の彼女、ロットは3013A472
あの『F』ロットを超える耐性を見せてくれるだろうか。
12スレッドの威力はいかに。
実作業での体感速度の変化は。
OC時の熱処理は追いつくのか。
興味は尽きない。


intel Core i7 980X Extreme Edition
High-kゲート絶縁膜、メタルゲート採用
32nm世代の"Westmere"
コードネーム"Gulftown"
コンシューマ向けCPU初のヘキサコアモデル
Hyper-Threading Technologyにより12スレッド同時処理
3次キャッシュメモリは12Mバイト
動作クロック3.33GHz
Turbo Boost時最大3.60GHz
QPI速度 6.4GT/s
総トランジスタ数は約11億7000万個で、ダイサイズは248平方ミリ
TDP130W
VID Voltage Range 0.80-1.375V

LGA1366 Intel X58 Express採用M/BならばBIOSアップデートで動作をサポートする事が可能となっています。
対応・最新BIOSについては各M/B会社のHPで調べダウンロード出来るでしょう。
裏を返せば古いX58のBIOSでi7 980X EEに対応しない場合は対応しているプロセッサーで事前にアップグレードが必要です。
事前に購入予定のM/Bのi7 980X EE対応BIOSを調べ、店頭で確認が必須です。
非対応BIOSでもi7 980Xで動く可能性はありますが、
それを用いてBIOSを変えるのは危険なのでやめた方が良いかと思われます。
(そうやって板1枚駄目にしたという話も実際にある様です。)
M/Bの購入店に依頼するか、サポートされているi7でアップグレードするのが安全かつ安心ではないでしょうか。

それではレビューを進めて行きたいと思います。






まず驚くのはプロセッサーのサイズに対して過剰としか思えない箱の大きさ。
プロセッサーを包んでいるのが普段の小さなプラスチックのケースだけではなく、
さらにカードボードで補強されているのは流石ヘキサコアEEと言った所。
とはいえいつも通りケースの側面の窓から見える状態で包装されている。
窓から現物とスペックを確認出来る仕様はEEでももちろん同じだ。

箱の容積のほとんどを締めるのがリテールクーラー。
ご存じかとは思うがこのi7 980X EEからはリテールクーラーが強化され、
サイドフロー式の『DBX-B』というクーラーが付属している。
嬉しい事に従来のクリップ式は廃止され、
バックプレート採用のネジ固定タイプとなった。
ベース部は銅、メッキ処理はされていない。
4本銅製ヒートパイプはベースを貫くタイプで、なるほど中々ちゃんとしたクーラーだ。
ファン回転数も可変となり、静かなQ(quiet)と冷えるP(performance)モードを搭載する。
ファン動作は800rpm - 1800rpm(20dBA - 35dBA)
回転方向は珍しく時計回りで一般的なファンとは逆回転だ。
青LEDが綺麗だが、回転音はお世辞にも静かとは言えず、
なにか『ビョロビョロ』と下品な音だ。

ファンガードは外せるがファンは外せない様だ。
埃が詰まったときに掃除するのは面倒くさそうである。

ファンブレードの角度は深く、
ファン前方のフィンだけでなくファンの横にも風が行く様になっている。
同時にM/Bやチップセットを冷却してくれるという非常に面白いファンだ。
SilverStoneのAir Penetratorとは対角のファンだと言える。
『逆に考えるんだ「風まき散らしちゃってもいいや」と考えるんだ』という発想か。
サイドフロークーラーはCPUを冷やせてもグラボやチップセットを冷やすことは出来なかった。
トップフローにその点で劣るとも考える事が出来たが、逆にトップフローはエアフローを害す。
このファンは基本的にサイドフローでCPUを冷やしながら周辺を冷却することも可能で、
ハイブリッド型のファンとなっている。
最近は指向性の強いファンが話題になっているが、
逆に風の拡散をそのまま利用する冷却もなかなか面白い。
とはいえこれが下品な音の原因だと思うと少し設計を疑うが…。

フィン幅は狭めで、1.25mmといったところか。
フィンは薄く、0.25mmのような気がする。
どちらかというと高回転ファン向けの設定ではないだろうか。
ファンの設計もあり、最大回転数でもフィンを抜ける風はあまり感じられなかった。

なんと注射器入りのグリスまで付属し、
今までのリテールクラー事情とは異なった『本気』を垣間見ることが出来る。
DowCorning TC-1996というグリスらしいが、
DowCorningの公式では見あたらない型番だ。
http://www.intel.com/support/processors/sb/CS-023107.htm
(グリスについてはもし検証出来る時間があれば比較してみたい。)

ここで疑問に思うのだが、
このレベルのCPUを購入する人間がそもそもリテールクーラーを必要とするだろうか。
ハイエンドな冷却システムを構築済みの層が購入するCPUだという事を考えると、
リテールクーラーの必要性は疑わざるを得ない。
逆にこの値段のパーツを買う人間が今更その分の料金で文句は言わないだろうが、
これを除いて2000円でも安くなるのなら私はそちらを望む。

しかし、確かにピン固定のトップフロー型からすればかなりの改善だ。
非常に興味深いパーツだし、現時点で付属しているのは980Xのみなので所有する喜びはある。
インテルはLGA1156用のファンXTS100H(DHX-B)を単品で6月から売り出したが、
XTS100Hはヒートパイプが3本でDBX-Bの4本には劣る。
5000円近い価格設定であり、正直買いとは言い難いマニア向けの商品であろう。






【O S】 Windows 7 Professional 64bit
もちろんここは現在主流の64bitで。
今後のAdobe製品は64bit専用アプリケーションにシフトしていくことが公式に発表されている。
確かにサポートされていないソフトウェアは多数あるが、
現時点ではもう十分に使えるシステムだと言えるだろう。
メモリのことを考えても64bitはかなり魅力的。

【CPU】 intel Core i7 980X Extreme Edition
今回の主役

【M/B】 Asus P6X58D Premium
"GA-X58A-UD7"と最後まで悩んだ挙げ句、妙な出会でこいつに決定した。
海外フォーラムに蓄積されたOC情報も魅力的だった。
ゲーマーで無ければここらが妥当かという判断。
ゲーマーやOCerはATXに拘らなければ他にも多数チョイスがあるだろう。
それだけ今のX58M/Bには活気がある。

【RAM】 CMP6GX3M3A1600C8 DDR3-1600MHz 6GB(2GB×3) 8-8-8-24
OC時のマージンを見ても1866や2000が欲しかったところだが…。
今後使用率によっては12GBに拡張予定。
OC耐性は犠牲になるがRAMディスクとして使用出来る余裕があると非常に作業の効率が上がる。
それも若干のクロック数など気にならない程に、だ。
SSDにも優るディスクとして使え、Tempファイル保存領域としても最高だ。
そして後記に示すが、AfterEffectsで12スレッドを使う場合には6GBではメモリ不足となる。
12GBは必ず必要となってくるので注意が必要だ。

[7/13]
12GBに拡張。
RAM DISKとして2・3GBを使う予定。

【GPU】 MSI N250GTS Twin Frozr 1G ECO
ビデオカードはCUDA、OpenGL以外使うことも無いのでこのクラス。
いつかQuadro FXに移行予定。

【HDD】 日立GST HDS721010CLA332 (1TB/SATA3G/7200rpm/32MB)
SSDに関してはずぼらな性格なので気を遣わずに使えるHDDで当分頑張って行こうと思う。
お金がないとも言う。
いつかSSDに移行予定。

【PSU】 Corsair CMPSU-850HXJP
電源は信頼出来る物を買うのが鉄則。
ネット上の情報が豊富な物が良い。
特に80PLUS電源は消費電力の面でも有利だ。
今回はプラグイン式であることを採用条件として前から気になっていたこいつを選択した。

【CASE】 HAF932
フルサイズのチョイスが増えてきたのは嬉しいのだが、
第一志望の800D君はお財布君と仲が悪かったらしい。
フルタワーもやっと活気づいてきたという印象。

【COOLER】 CWCH50-1
プル:F12-N/38 2600rpm
プッシュ側に25mm厚シュラウド
プッシュ:F12-PWM 850-2850rpm
天板固定。ケース外排気。
いつか本格水冷に移行したい。



私が実用するソフトウェアにおける処理速度が今回の評価のポイント。
また、所有しているQ6600との速度比較も記入している。
どちらにおいてもハードウェアアクセラレーションは可能な限りオフとする。
そしてストレージにはRAM DISKを積極的に用いた。
一般的なベンチマークにおけるCPUスコアも載せるので、
ベンチマークスコアが重要だと感じる方はそちらを参照して欲しい。
定番であるゲーム系のベンチマークもとるが、
そのどちらにおいてもGPUがダウンクロック版250GTSであることにも留意願いたい。

誰でもダウンロードして実行出来るものに◎、
有料ソフトだが持っていれば同じ設定で出来る物に○、
体験版を用いても可能な物に△を付けている。
独自のものにはなにも付けていない。

◎がついているものは是非ダウンロードして性能を比較して見てほしい。


現在計測中、今後更新予定。

Lightroom 2.7を用いて5D Mark2で撮影された
1枚約26MBのRAW(5616×3744)合計100枚(2600.96MB)を
クロップ、色調補正、等基本的な現像を行い、
リサイズ(長辺1980pixel)しJPEGに変換する時間を測定。
変換後は100枚で155MBとなった。
編集を処理しながら6%に圧縮する作業と考えて貰って良いだろう。

Q6600では7分21秒掛かっていたこのバッチ変換であるが、
i7 980X EE(定格)では2分42秒、
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では2分16秒まで短縮された。
さすが12スレッド処理だけあってかなりの高速化が確認できる。
まとめて出力したいときだけでなく、
一枚だけの処理でも俊敏に動く事を体感できるほどの差だ。




CPUパフォーマンスにおける『動画』はなにもエンコードだけではない。
動画のポスプロ、出力もかなり重要なファクターだ。
動画のコンポーズ、素材のリサイズ、エフェクト処理、音の合成、エンコード等、
様々な計算を要求するポスプロは
単純なエンコーディングよりCPUパフォーマンスの影響を受ける。
特にエフェクト付けや音合わせ、合成する動画の合わせ等をプレビューする際、
非力なCPUを搭載していては紙芝居を見るような動作になってしまう。
特に最近はフルHDで録画可能なカメラも増え、
私自身1920×1080サイズで映像素材を加工することが多くなった。
Q6600では出力もノロノロで、日々ストレスを抱えていた。

今回、980Xに変えて編集中から圧倒的なパフォーマンスの改善を体感した。
まずプレビューの制作の早さ。
全く待たされる事のない動作に感動した。
キビキビと動くシークバー、何とも言い難い開放感があった。
数字には出てこない所でも体感できる変化は嬉しい。

ベンチマークとして、
今回マシン組み立てを演出する簡単な動画を作り、
そのレンダリングにかかった時間を比較した。
総ファイル容量は4GB、1080p制作。
出力設定はF4V、720P
3分1秒の動画だ。
パーティクルのシミュレーションを入れたり、
途中で利用したエヴ○っぽい画像は5342*3008と大きめに作るなど、
なるべく負担の掛かる動画を作ってみた。
(上の方に既に張ってあるが、一応)


Q6600では23分38秒掛かり、
i7 980X EE(定格)では16分38秒まで短縮、
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では12分56秒まで縮めることが出来た。
結果を見てもわかるとおり、マルチスレッドよりはクロックでの差が出た。
After Effectsはマルチスレッド対応ながらスレッドの使用法が特殊で、
たった6GBのRAMでは12スレッドを全く生かし切れなかった。
After Effectsはスレッド毎に一定量のメモリを割り振り、
1スレッドが1フレームをレンダリングしていく。
6GBでは7スレッドを動かすので精一杯で、それでも無理があるようだった。
正直詳しくはないが、恐らくこういう事だろう。
正直詳しくはないが、恐らくこういう事だろう。
After Effectsにおいて980Xを最大限活用するには『最低でも』12GBのRAMが必要だろう。
でなければHTをオフにしてクロック上限を追い詰めた方が結果は良さそうだ。

とはいえ何か納得がいかないので、
今後設定を詰めながら結果を更新するつもりではいるので期待して待っていて欲しい。


【追記:11/19】

最低でも12GBと書いたが、12GBでも圧倒的に足りない。
24GBが欲しい所だが、AE CS5ではメモリの1/4がシステムに残される。
つまり24GBでも使えるメモリは18GBとなる。
となると1スレッド辺り1.5GBのメモリ使用が可能となるが、
これは実際ギリギリの数値である。

実際にフルHD素材を編集する際には1スレッドあたり2GBは欲しくなるが、現在市場に出ているメモリモジュール・X58チップセットでは実現が難しい。

ここでHTをオフにし、6コアモデルとして使うと1コアあたり3GBのメモリ使用が可能となり、レンダリング速度の大きな向上が予測される。

結論としてAEで12スレッドを有効活用する事は非常に難しく、
HTをオフにせざるを得ない。



Chaos Group社
3DCG業界でメジャーに使用されているレンダラーで、
映画やグラフィックデザイン、建築の現場でも用いられている。
現実に即した計算をするわけではないが、少なくとも出力は十分に写実的。
スピードと質のバランスが優れており、1枚に時間を掛けられる静止画だけではなく、
膨大なシーン数を持つ動画を出力する際にもフレームに掛ける時間と出力の質のバランスを取りやすく、そう言った意味でも非常に優秀。

今回は伊東豊雄設計のTOD's 表参道ビルの3Dデータを695×1080pixelにレンダリングした。

Q6600では4801.0秒(1時間20分1秒)掛かっていたのが、
i7 980X EE(定格)では1769.1秒(29分29.1秒)、
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では1593.9秒(26分23.9秒)となった。
驚異的な性能差である。
12スレッドの威力は3DCGレンダリングでは強力な武器となる。

今回のシーンではほぼ1時間時間を短縮することができた。
これが実際の現場であれば、
あいた分の時間を作業時間に当てることもできるし、
同一の時間をかければ品質の向上も可能だ。

とにかくこの圧倒的な性能には驚くばかりである。

とはいえ4.4GHzOC時の伸びの少なさ
(逆にQ6600からの伸びが大きすぎるのではあるが)
を考えると定格運用でも実用では十分に通用することがわかる。




ライセンス関係で難航中です。
解消次第追記したいと思います。
申し訳ありません。



安価なエントリー向けエンコードツール
実際、厳密に画質に拘るのであれば別のツールを使った方が良いのだが、
ベンチマーク用として標準的なこのツールを選んだ。

1.67GBの「.TS」ファイルを入手出来たのでTMPGEnc 4.0 XPressを使用し、
エンコード速度をQ6600と比較してみた。
[元データ]
24:09 (20000kbits/sec)
地デジ系 16:9 1440×1080 2:1インターレース 29.97フレーム/秒 (59.94フィールド/秒)
[エンコード設定]
インターレース解除、変換後ファイルサイズを250MBに指定、
mpeg4 1パス固定ビットレート(1286.662kbits/sec)
音声 AAC 48kHz 160kbps

Q6600では49分11秒と元データの約倍ほどかかっていたのだが、
i7 980X EE(定格)では16分11秒と元データ以下の時間で変換が終わった。
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では13分48秒まで短縮できた。
Q6600
Q6600
980X
980X
980X 4.4GHz
980X 4.4GHz


これも12スレッドすべて生かせたからこその結果だ。
エンコードを多用する人には非常に魅力的なプロセッサーであろう。
早送りのようにエンコードが進んでいく様子は見ていておもしろい。
エンコードで時間をつぶしてしまっている人には絶対にオススメだ。




◎
fsutil.exeで作成した100MB・500MBのファイルから、
『100MB*10=1GB』『500MB*2=1GB』というフォルダを作り、
rarファイルに圧縮・解凍する時間をそれぞれ測定した。
圧縮設定は

Q6600では『100MB*10』が1分18秒、『500MB*2』が1分1秒
i7 980X EE(定格)では『100MB*10』が24秒、『500MB*2』が21秒で圧縮できた。
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では25秒、29秒とあまり奮わない結果が出た。
かなりの速度差に正直驚いている。
WinRARはそもそもCPUを使い切って処理する様な事はなく、
使ってたかだか10%程で、さらにマルチスレッドで動作する事もない。
それでもここまでの差が出たのは純粋に980Xのコア単体の力だろう。
12スレッドという器用さだけでなく、
1コア毎の力強さもすばらしいプロセッサーだ。

日常的に頻繁に使用する圧縮・解凍でこれだけの時間短縮があるのはかなり快適。
OC時の落ち込みについては現在調査中。


◎
上記のテストで圧縮した
『100MB*10=1GB』『500MB*2=1GB』というフォルダを解凍し、
それにかかるだけの時間を測定した。
圧縮設定はWinRARデフォルト。

Q6600では『100MB*10』が31秒、『500MB*2』が27秒、
i7 980X EE(定格)では『100MB*10』が5秒、『500MB*2』が4秒、
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では『100MB*10』が4秒、『500MB*2』が3秒で圧縮できた。
ここでも圧倒的な性能差だ。
私のようにHDDの容量に身を任せ圧縮を碌にしない人間は、
圧倒的に解凍の頻度の方が高くなるものだと思うが、
この速度は異常な快適性をもたらしてくれる。
なんと言っても目を離した隙に解凍が終わっているというのはなかなかの快感。
これは一度体験するともう戻れないだろう。




私が普段使用する音楽拡張子変換ソフトである。
プラグインで様々な形式に対応する手軽さが売りである。
今回は150MB・FLAC形式の音データを
mp3 320kbps(ABR)に変換する時間を計った。
マルチスレッドに対応していないだけあってクロックによる影響がかなり強い。
マルチコアに対応していないアプリを多く使用する場合はHTを切って、クロックを上げる事に集中すると良いパフォーマンスが得られそうである。




○
http://www.hardwareheaven.com/photoshop.php
上記HardwareHeavenサイトで公開されているベンチマークで、
フォトショップでよく使われる一連の機能をアクションで順に実行し、
その時間を競うベンチマーク。



ここでも圧倒的な性能差を見せた。
フォトショップはまだマルチスレッドに最適化されていないフィルターもあるため、他のマルチスレッド対応アプリに比べたときにそれほどの性能差はないが、それでも十分に高速化された使用感は痛快。
写真加工で延々と待たされるフィルタが半分の時間で終わり、ストレスから解放された。




◎
http://www.techarp.com/showarticle.aspx?artno=520
ベンチ結果スレッド
http://forums.techarp.com/reviews-articles/25637-x264-hd-...

タイトルからもわかるとおり、
HDビデオをx264形式に圧縮する性能を競うベンチだ。

Q6600では
encoded 1442 frames, 51.56 fps, 3900.68 kb/s
encoded 1442 frames, 52.17 fps, 3900.68 kb/s
encoded 1442 frames, 52.98 fps, 3900.68 kb/s
encoded 1442 frames, 52.86 fps, 3900.68 kb/s
encoded 1442 frames, 15.37 fps, 3971.03 kb/s
encoded 1442 frames, 15.35 fps, 3971.72 kb/s
encoded 1442 frames, 15.41 fps, 3971.87 kb/s
encoded 1442 frames, 15.34 fps, 3971.78 kb/s

i7 980X EE(定格)では
encoded 1442 frames, 90.27 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 90.36 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 89.92 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 90.27 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 46.04 fps, 3938.04 kb/s
encoded 1442 frames, 46.13 fps, 3906.64 kb/s
encoded 1442 frames, 46.38 fps, 3967.03 kb/s
encoded 1442 frames, 46.33 fps, 3911.52 kb/s

i7 980X EE(OC@4.4GHz)
encoded 1442 frames, 113.70 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 113.83 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 113.56 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 113.28 fps, 3901.99 kb/s
encoded 1442 frames, 58.25 fps, 3944.29 kb/s
encoded 1442 frames, 58.65 fps, 3917.36 kb/s
encoded 1442 frames, 58.73 fps, 3924.95 kb/s
encoded 1442 frames, 57.88 fps, 3930.08 kb/s


fpsが高いほど性能が良いということらしい、
サイトの結果報告スレッドを見る限りではかなりの上位スコア。




◎
http://www.povray.org/download/benchmark.php

オープンソースのレイトレーシングソフトウェア
拡張版の作成・配布もでき、拡張によってかなりの高機能化が可能である。
興味深いのは標準でベンチマーク用のシーンと設定ファイルが用意されているということ。
"render"タブから"run benchmark"でベンチマークが始まる。
ver3.6ではマルチコアが機能しないが、結果にどう影響するだろうか。

Q6600では18分49秒かかり、130PPS(pixel per second)だったのが、
i7 980X EE(定格)では11分54秒で終わり、207PPS、
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では9分24秒で終わり、262PPSとなった。



マルチコアが機能しないため、1コアでは常に100%稼働だったものの、
全体としてのCPU稼働率は8%を超えず、パワーを全く生かせていない。
とは言え1コアの性能の差がうまく現れていると言っても良いだろう。


◎
http://www.povray.org/beta/

マルチコアが有効化されたPOV-Rayである。

Q6600では1分49秒かかり、2387.88PPS(pixel per second)だったのが、
i7 980X EE(定格)では38秒で終わり、6732.52PPS、
i7 980X EE(OC@4.4GHz)では30秒で終わり、8482.53PPS、



同じベンチで11分54秒かかっていたのが38秒に短縮され、
マルチスレッドの優位性がはっきりと表れる形になった。
3DCGレンダリングではやはりマルチコアが強い。
3.6の時の結果と比べると性能の伸びがすごい。

マルチスレッド対応アプリを使用しているか否かで
チューニングの仕方も変わってくるだろう。




◎

@定格
@定格
マルチスレッド有効時の伸びがすばらしい。
完全にQ6600を置き去りし、
3DCGレンダリングとマルチスレッドの相性を見せつける結果となった。


◎

@定格
@定格
こちらも12スレッドの優位性により圧勝。
すばらしいプロセッサーだ。

◎
プロセッサの演算パフォーマンス
複合インデックス : 130.92GOPS(@定格)
複合インデックス : 165.73GOPS(@4.4GHz)

マルチメディア処理
複合インデックス : 245.43Mピクセル/秒(@定格)
複合インデックス : 310.91Mピクセル/秒(@4.4GHz)

メモリーの帯域幅
複合インデックス : 21.11GB/秒(@定格)
複合インデックス : 25.25GB/秒(@4.4GHz)




△

少々参考にし辛いデータではあるが、PCの総合的なベンチマークであるためHDDにGTS250というディスアドバンテージの中どれほど980Xが性能を発揮できるのかという興味深いデータでもある。
参考に一度体験版を走らせ、比較してみてほしい。




◎
@定格
@定格
CPUスコア:7298という結果になった。
PhysXはOFFである。


△

Performance PhysXOFF @定格
Performance PhysXOFF @定格
High PhysXOFF @定格
High PhysXOFF @定格
Performance PhysXOFF @4.4GHz
Performance PhysXOFF @4.4GHz
High PhysXOFF @4.4GHz
High PhysXOFF @4.4GHz

ちなみにGTS250でPhysX ONのスコアは
Performance PhysXON @定格
Performance PhysXON @定格
High PhysXON @定格
High PhysXON @定格
Performance PhysXON @4.4GHz
Performance PhysXON @4.4GHz
High PhysXON @4.4GHz
High PhysXON @4.4GHz

◎

@定格
@定格
@4.4GHz
@4.4GHz

古いベンチマークソフトだが、一応載せておく。


◎
B… やはりゲームでのプロセッサーの影響は強くないようだ。


◎




◎



◎
low
low
SpeedStepをオンにして測定したところ定格以下のクロックでベンチを走りきってしまった。
ゲーム系のベンチマークにおいては最上位モデルである事の優位性を確認する事は出来なかった。









上記のベンチマークで使用したOC設定と、その解説をしていきたい。

このモデルは倍率ロックフリーなので楽にOCが出来る。
ざっくばらんに言えば、コア倍率、Vcoreを変えるだけでもOC可能。
もちろんBCLK(従来のFSB)を変更してのOCも出来る。
とはいえ、PC全体のパフォーマンス向上を考える場合、
BCLKも弄って初めてPC内部でのバランスがとれる。
倍率はBCLKを調節するために弄るのが良いだろう。

OCは手探りだ、安定性を見極めるのは非常に難しい。
CPUの性能を見極めてからOCをし、最後にprime95を数時間、
Memtest86+も数パス確認、各種ベンチもパスさせ…
た所で実用ソフトが負荷をかけると落ちてしまう、なんて事もある。
私は今回それを『V-Ray』で経験した。
安定性は多方面で計り、そういったツールだけでなく、
自分が普段使用するソフトを耐えて初めて安定していると言える。

i7特有のOCとも言えるTurbo Boostテクノロジーは、
このプロセッサーでは6コアまでの上限倍率を個別に設定する事が出来る。
とはいえ、12スレッド全て有効に使うソフトを主に使用しているため私の環境では効果が薄く、
OC限界を探るのにも影響を与えそうであったのでOC時にはTBはオフに設定している。
(数コアしか使わないソフトで負担がかかった時のTBクロックでの安定性までテストする必要が出てくるのではないだろうか。)

逆に、使用する殆どのソフトウェアでマルチコアのサポートが弱い場合、
今度はHTをオフにしてOCするのも有効な手だろう。
特にゲーミングにおいてはHTをオフにすると良好なパフォーマンスを得られるケースもある様だ。
自分の使用目的を良く確認して設定していくのがキモだ。

さて、本題のOCについてだが
まずi7 980X EEをOCするときに気を付けなくてはいけないのが
QPI電圧は最大でも1.4Vまでで設定すること。
AUTOのままにしていると焼石になる可能性もある。
そもそもアンコア部分は常用OCでそこまで上げる必要は無い。
マニュアル設定で1.2から1.3付近に押さえておく。

次にメモリに関してだが、
X58チップセットでは1.65Vより上の設定は推奨されていない。
マザーボードやCPUにダメージを与える可能性があるとの事らしい。
少し前のXMPはそこを考えずに設定されているので、
1.65Vまでマニュアルで下げて1度memtest86+などを走らせ、
数パスか通ればその設定でも良いはずである。
現在のXMP採用メモリはほぼ全て1.65Vに設定されている事を考えても、
安心のためにインテルの推薦設定に従っても良いだろう。
メモリOCや、逆にクロックを下げて使うなら尚更である。

そして冷却は万全に。
熱は製品の寿命を縮めるだけでなく、破壊することもある。
この様なハイエンドプロセッサーのOCにおいては冷却の限界がクロックの限界と同意義と捉えても良いだろう。
なるべく最低のVcore電圧でOCし発熱を減らすのが重要だ。
私の様に3DCGレンダリングなどで負荷100%を半日以上走らせることがある場合は冷却に万全の注意を払っておきたい。
空冷でもハイスペック(MEGA SHADOW、しげる、NH-D14などがオススメ)
さらには簡易水冷(CWCH50-1)
絶対の安心や5GHzレベルを目指すなら本格水冷を採用したい所だ。
そのどれもグリスにまで気を遣い、高回転ファンで十分な冷却が必須。
特にこれからの季節常用クロックを多少下げて使用する事が安心に繋がりそうだ。
今回はCWCH50-1を使用しているが、夏場に向けて本格水冷も考えている。

もっとも重要な事だが、OCは自分の責任で。
パーツの個体によってOC耐性やセッティングが異なってくるので
インターネット上の数値は採用しないこと。
自分で試行錯誤して負荷をかけても安定する数値を見つけて行くのがパフォーマンス面でも、安全面でも重要な事だ。

さて、今回は4.4GHzでテストを行った。
設定は
BCLK :200MHz
CPU倍率 :x22
HT:on
Vcore:1.375(V-Ray稼働時は1.425V)
QPIV :1.275V
メモリ倍率 :2:6
DRAM Frequency :1,200MHz
※)V-Ray稼働時はVcoreを1.425Vまで上げない限り完走せず。
室温27℃で負荷時コア最高74℃まで確認できた。
4.4GHzでも相変わらずの7.8、
7.9にするには何GHz必要なのだろうか。



現時点最強のコンシューマー向けプロセッサー『i7 980X EE』はかなり強力だ。

"990X" "980" "970"の噂が聞こえ、
さらに"LGA1356" "Sandy Bridge" "X68"等の噂もちらほらと聞こえる中、
LGA1366世代のEEに移行するべきか否か迷っている人もいるだろう。
しかし、例えば22nm"Ivy Bridge"が出るのは2013年だとして、
この980Xはそれまで十分に戦っていける力を持っている。
現在主流の45nmCPUの中で、数少ない32nmCPUであるアドバンテージは大きい。

アプリケーションにおける実用面からも見ていこう。
確かに最近ではGPGPUによるハードウェアアクセラレーションの対応も広がってきた、
Quadoroの様なWSモデルだけでなく、GeForce等でも対応が急速に進んでいる。
ただし強力なOpenGL能力を持つQuadroシリーズでも、Premiere ProのエンコードプラグインElemental Accelerator v2.0に対応しているのはQuadro FX 1800以上と言うことを考えると効果が顕著に表れるのは6万円強(さらにプラグインを含めると8.5万円程)の投資をする必要がある。
そしてそれで得た物を活用できる環境は非常に少なく(OpenGL系のアプリケーションのみで)、その投資によるアドバンテージを受けることが出来るユーザーは限られて来る。
また、GPGPU対応の現状を考えてみると3DCGレンダリングやRAW現像においてはまだGPGPUの本格的な対応はない。
(3DCGレンダリングではRandomControl社の"Arion(アリオン)"がCUDAに対応しているが、現状では採用するユーザーも少ない。)

となるとやはり現在コンシューマ視点で作業用の強力なマシンを製作するのであれば、強力なCPUが大前提となっている。
限られたアプリケーションに対してだけではなく全体のパフォーマンスを向上させてくれるため、一般的なユーザーでもCPUのパワーをソフトウェアで生かすことが出来る。
業務、仕事となればレンダリングサーバーを組んで複数のCPUを載せて使用する事も出来るが、一般視点では現実的でない。
その様なユーザーには打って付けのプロセッサーがi7 980X EEであろう。

もちろん忘れてはいけないのが現在10万円ほどの価格設定。
私は今回zigsow様のご厚意を受け使用する事が出来たが、
果たしてこの値段で購入出来たかと言われると、正直購入は出来なかっただろう。

ただ、このパフォーマンスを体感して、投資するだけの価値はあると確信した。
私の使用しているソフトウェアはほぼ全ての出力がCPU頼みだ。
そしてその全てが12スレッドを有効に使ってくれるソフトであったので、
HTを使用して事実上12コアモデルとして使用出来たことが大きいと考えている。
驚異的な性能差は素晴らしい。
特に3DCGレンダリングの様に数時間アプリを走らせる時にはこの差が大きく出てくる。
『V-Ray』で行った実験では1時間半が30分に短縮された。
例えばQ6600で6時間レンダリングに掛かるシーンがあったとき、
980Xでは2時間で終わるのだ。
4時間という時間の節約はとてつもない。
それが仕事時間だと考えるとかなりの効果であるという事は明白だ。

私が『実用』と称して使用したソフトは学生版でなければ私には買えないぐらいに高価な『プロ向け』のソフトであった。
ただ、果たしてこのプロセッサーは『プロ』向けで終わってしまうような物なのか?
答えは勿論、なんのプロでも無い私が使用して快適性を得ていることを考えても明らかだ。
普段の使用でも快適性を感じる事になるとは正直思っていなかった。
Q6600は素晴らしいプロセッサーで、マルチコア初期のものとは思えないほどの快適性をもっており、i7に変えたところでそこまでに変化があるとは思っていなかったのだ。
だが、その考えは間違っていた。
些細な処理でも俊敏に動き、ストレージのもたつきだと思っていたものが実はプロセッサーがボトルネックになっていたとは思ってもいなかった。
最近はの安価なプログラムでも(例えばTMPGEncですら)マルチコアをサポートしており、
今後出るソフトがマルチコアをネイティブサポートするであろう事は容易に予想できる。
つまりシンプルに6コアである事、そしてHTによる12スレッドは今後長期にわたってのハイパフォーマンスを約束してくれている。

このCPUはハイスペック機には欠かせない、
現在では唯一の選択肢であると言って良いだろう。

私はこのプロセッサーが持つ圧倒的な能力に酔い痴れている。
俊敏で力強く、最高のプロセッサーだ。


■Pros
12スレッド有効活用できるアプリケーションでの圧倒的な性能
コア単体の粘り強さ
日常的なPC利用でも体感できる俊敏なレスポンス・スピード
倍率ロックフリーであるからOCの調整が楽
トリプルチャンネルによる有効的なメモリ活用
32nmプロセスの優位性
→SB世代の6コアモデル登場までは最多スレッド
(つまり初期の次世代モデルに対して十分に強力)
speedstepによるアイドル時の低消費電力・低発熱
→倍率重視のOCでアイドル時のクロックを低く押さえる事が可能
OC負荷時でも意外な低発熱
(4.4GHz時、最高コアで75℃)
タスクマネージャに表示される12スレッドの優越感

■Cons
ゲームパフォーマンスではオーバースペック
他パーツによるボトルネックの可能性
→結果としての総合PCパーツ費用の増加
→更にその結果として消費電力の増加



それでは改めまして、
zigsow様、intel様、ダイナマイトレビュー関係者様、
"intel Core i7 980X Extreme Edition"
この様な素晴らしいプロセッサーを使用する機会を頂き、重ね重ね御礼申し上げます。
更新途中の部分もありますが、本文で更新する部分は一度締めさせていただきます。
なお、コメントでの要望・質問などには引き続き答えさせていただきます。
長々とお付き合い頂きありがとう御座いました。

コメント (23)

  • 八百万さん

    2010/07/04

    著作権ねたの日記から着ました。

    クールなレビューですね。実用アプリからベンチ、オーバークロックまで盛りだくさんで、参考になります。引き続き加筆の分も期待しております。
  • flammulinaさん

    2010/07/04

    >>八百万さん

    コメントありがとうございます!
    動画関係は性能測定で一番苦労した部分なのでかなり焦りました…。
    ありがとうございます、そう言っていただけると助かります。
    鋭意製作中につき、もうしばらくお持ちください。
  • MKさん

    2010/07/06

    非常に良いですね。
    項目ごとのレビューが分かりやすく区切られてるので見やすいです。
    参考にさせて頂きます。

    やはり6C12Tは化け物ですね・・・・Core 2 Quad Q6600も2008年頃まではかなりの物だったんですが・・・。Core i7の性能うpは大したものだと思います
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