http://weathernews.jp/quake/html/urgentquake.html?fm=MWS_...
同じカテゴリーで持ち物登録している「P2P地震情報」では、自分の住んでいる地域とは無関係の地震まで表示されてしまうという欠点がありますが、こちらのソフトは最大震度・推定震度・マグニチュードの3項目で警報表示の絞り込みができるので、「○○県で推定震度5以上の地震発生時に警報を鳴らす」といった具合に、より具体的な設定が可能となります。
「P2P地震情報」では警報が鳴ってもパソコンの画面を見ないとその内容が確認できませんが、「The Last 10-Second」の場合、推定震度や到達までの時間を音声で流し続けるので、パソコンを見なくても情報を得ることができます。
ただし、「P2P地震情報」とは違って、あくまでも震度や到達時間は推定値であるため、実際にはカウントダウン中に揺れ始めたり、震度が大幅に違ったりする可能性があります。警報発令の基準や表示方法が両者で異なるため、一長一短なのです。
私は両者を使い分けています。パソコンの前にいるときは「P2P地震情報」の情報を優先し、それ以外の時は「The Last 10-Second」を頼ります。「The Last 10-Second」のほうが気象庁の緊急地震速報とシステムが似ているため、常にパソコンの音量を大きくした状態で、家の中のどこにいても警報が聞こえるように設定しています。
私は、住んでいる場所で推定震度が4以上の時にのみ警報発令するように設定していますが、今のところ実際に警報が鳴ったことはないです。昨日の夕方に、震度4の地震がありましたが、警報は鳴りませんでした。発表された震度が、気象庁や民間の観測機関で震度3だったり震度4だったりしたので、ギリギリのところで警報が鳴らなかったのだと思います。
「P2P地震情報」では揺れの到達とほとんど同時に警報画面が出ましたが、これは致し方ありません。地震波が最初に陸地に到達したのが福島県~宮城県の海岸沿いだったわけですから、海岸に住んでいる人が「揺れた!」と情報を出しても、それが表示される頃には私の住む仙台市でも揺れていて当然です。
こういうシステムを試験的に使ってみると、地震を如何に早く捉えるか、如何にして的確な情報を得ることができるのか、ということについて色々と考えさせられます。一つだけ言えることは、どんなシステムにせよ、地震を予め予知することは不可能で、地震が発生してから警報を出すまでの時間を如何に縮めるかが課題となっています。地震の予知が不可能である限り、警報発令のシステムには自ずと限界があります。そこをしっかり理解して、システムを過信しないことが大切なのだと思います。
もっと大きく見たい人は
http://www.youtube.com/watch?v=6qUvjeHDEPM
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購入金額
315円
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購入日
不明
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購入場所
ウェザーニューズのウェブサイト
お富さん
2010/03/15
GORO助さん
2010/03/15
動画では見づらいですが、宮城県沖の赤い震源地から、徐々に地震波が波紋のように広がっていく様子が分かると思います。その点にもご注目ください。