Intelの互換プラットフォームに決別したAMD至上、最もアグレッシブだったCPUだと思います(;=゚ω゚)=333
【モデルナンバー(実クロック)】600MHz(FSB200MHz)
【コードネーム】K7
【製造プロセス】0.25μm
【L1/L2キャッシュ】128KB/512KB
【コア電圧/TDP】1.6V/34W(MAX)?
【主な拡張命令】Enhanced 3DNow!/3DNow!
【Socket/Slot】SlotA
【OPN】K7600MTR51B
【リリース時期】1999年8月
【参考ページ】Akiba PC Hotline!
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/990813/athlon...
初代のAthlonプロセッサです。
1999年に登場したので、このレビュー執筆時点でもう15年以上経っているんですね・・・
コードネームはK7。
それまで、AMDはSocket7(Super7)のK6-Ⅱ/K6-Ⅲというプロセッサが主力でした。これらはIntelのPentiumⅡ/PentiumⅢの対抗品であり、実際、整数演算に関しては、同等レベルの速度が出ていましたが、当時、流行っていたMP3、3Dゲーム、DV編集などに使われる浮動小数演算に関しては劣勢でした。
そもそも、Socket7という2次キャッシュがマザーボード側に実装されているという古いプラットフォームが足を引っ張っている感が否めませんでした。
実質、K6-Ⅱはプロセッサのパフォーマンスはそれほど悪くないにも関わらず、市場ではPentiumⅡではなくCeleronの対抗馬と位置付けられ、恐らくAMDも値下げを余儀なくされたと思います。
そんな中、開発されたのがこのAthlonであり、DECからライセンスを受けた高速なEV6バスを使用し、他社を圧倒するFSB200MHzを実現しました。プロセッサとしても9命令同時発行、整数10段/小数15段のスーパーパイプライン構造、SIMD命令の「Enhanced 3DNow!」が追加、ハーフスピードながら大容量の512KBキャッシュなど新要素がテンコ盛りでした(;=゚ω゚)=333
実際、浮動小数演算を含む多くのベンチでPentiumⅢを上回り、まさしく最速の称号を奪還した最強のCPUと言えるでしょう。ただ、欠点もあり、消費電力が大きく電源を選ぶ(当時はAthlon対応電源を探す必要がありました。大抵は普通の250Wクラスの電源でも動作しましたが・・・)、マザーが6層基板の為高価であることです。
また、最速とは言え最初は大手メーカーにはあまり採用されず、ゲートウェイや富士通の一部のモデルで見かけた程度でした。ただ、自作市場では非常に人気が高く、最速を求める人やAMD信者ではよく売れていたと思います。
AMD至上もっとも熱かったのが、このころでしょう。
2番目はAthlon64X2が登場した頃かな。
来年登場すると言われているZenにも期待したいところです(;=゚ω゚)=333
ちなみにこいつは部屋を整理してたら出てきました。
SlotAのAthlonは5個くらいあったはず・・・今でも雷鳥の1GHzが欲しいけどw
当時のAMDのCPUはバルク品(←最近この言葉も聞かなくなりましたね・・・)が多かったですが、今回の物はリテール品です。You Have The Power。良いですね。
中身です。今より豪華かも(^^;
・CPU本体
・止め具
・エンブレムシール
・冊子マニュアル
・3DNow!について書いたハンドビラ?
こいつがCPU本体です。
世界一カッコイイAthlon様なのです(`・ω・´)キリッ!
ヒートシンクは当時ではありえなくくらい大きくなりました。
マニュアルは多言語で、マザーボードのものより分厚く、Windows95/98のファーストステップガイドと同じくらいの分厚さがあります。
Athlonのエンブレム。金属ではありません。
このAthlonのロゴが一番好きですね(;=゚ω゚)=333
3DNow!のゲームのカタログ・・・
なのだが、貼っているシールは何故かSuper7/Socket7なのです。
K6-ⅡやⅢのリテール品のものを使い回したのがバレバレですね(^^;
っということで、( ゚∀゚)o彡°A・M・D! A・M・D!
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購入金額
20,000円
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購入日
2000年頃
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購入場所
失念・・・(中古購入)
CR-Xさん
2015/08/30
CPU集めるのもですが、動く環境を保持していくのがこれまた大変っすね。
ふっけんさん
2015/08/30
当時は学生だったこともあり、
今みたいに発売日にCPUを買うことはなく、価格も中古で安くなってからの購入ですけどね(^^; うちの新居の荷物の8割はPC関係ですからねw
しばさん
2015/08/30
を買ってもらったばかりの厨房でしたw
確か出初めは10万円超えてたような気がします。
ふっけんさん
2015/08/30
上本文中のリンクの一番下のやつが7th Generation processorと印字されたやつです。私も1つだけ持っています。これが製造されたときには、まだAthlonの名前が決まってなかったんでしょうね。
ME3 505は懐かしいです。
このとき、NEC、富士通、IBMはK6-Ⅱとグラフィック内蔵チップセットであるSiS530のコンビが多かったです。速くはありませんでしたが、当時は10万円で大手メーカーのPCが買えるという安心感がありました。
当時はアナログモデムでインターネットだったので、このスペックでも不満があまり無かったです。Windows98が軽かったというのもありますけどw
Vossさん
2015/08/30
余りの速さに驚いた記憶がある。
そして、やっぱり自分のPCに積んでた電源で詰んで、Seventeamの電源に買い換えたっけ。
電源の質について、初めて重要だと気付かされたCPUがコレでしたわ。
ふっけんさん
2015/08/30
出た当初に買われたんですね。
店頭でやたら騒がれているのを指くわえてみていました(^^;
当時は電源単体で買う文化が無かったですからねー。
ケース付属で当たり前、基本、壊れることが無かったです。