キーボードとしてみると、テンキーつきコンパクトタイプのパンタグラフキーボード。
キータッチはまあ普通のパンタグラフ。コンパクト配列ながらFnキーを持たない配列を実現するために、主にエンターキー周りが特殊な配列になっている。
エンターキーが横長で小さく、ソレが原因のミスタイプが頻発してしまう。キーピッチ自体は一般的な大きさに収めているので決して打ち難い訳ではないのだが…。
大人しくFnキーを持たせた方がこのサイズの場合無難だった気がしないでもない。
またスペースキーがこの特殊配列の割りに大きめで、それ自体は押しやすいのだが、最下段列に「ろ」キーやカーソルキー、InsにDelを文字通り詰め込んでいるのでそれ以外はかなりキーが小さい。ここまでギリギリなのに何故WakeUpキーを実装しているのかが謎だが。まあ察するに英語配列キーボードを極力コストをかけない範囲で日本語配列化した…のかもしれない。
ビジュアル面は良好で、シルバーの本体にアクリルパネルを配したデザインは近未来的。
また通常キーと異なりホットキーは余裕を持った位置に配置されているので誤って押す事も無いだろう。
しかし私の購入品は長期間展示に使用されたジャンク扱い品なのでアクリル1箇所割れてるわ汚れだらけだわ。しかもアクリルパネルを止めるネジには錆が浮いている。その分800円という素敵価格だったので手を出せた訳だが。
さて、一体どこが光るんだというのが一番気になるところだろう。
キー自体が光るのではなく、キーの下に敷いてあるシートのようなもの全体がぼんやりと青く光るのだ。最大の問題がここで「明るい部屋だと言われないと気づかない程度の発光」なのだ。
冒頭に使った写真は部屋を真っ暗にした上にカメラのシャッターを長めにしたインチキ(?)。実際使った時は全然目立たない。かなり暗い部屋で使って3枚目程度の見た目と思ってくれていい。
実は2枚目も一応電源が入っていて光っているのだが、撮影ボックスの明るい照明では完全にかき消されている。
もちろん長期間展示品として使用されていたようなので、キー自体が汚れて光を通しにくくなっている上に、発光部自体の劣化の可能性もある。
更に私の部屋は蛍光管直出しのめっちゃ明るい部屋だ。このほんのり発光じゃ手の影になってやっと気づく程度。
試しに間接照明しかない部屋に持ち込んだらいい感じに光って見えたが、どちらにせよ「光るファン」などのLED系光物に比べると見劣りしてしまう。
あとどうせ青く光るならNumLockインジゲーターランプも青LEDにして欲しかったところだ。
そしてこの発光ギミックの構造上の問題なのか、耳を近づけるとうっすらとノイズが聞こえる。発光部にはオンオフスイッチがついており、発光オフ状態にすればノイズは乗らなくなるので発光に起因するのは間違いない。
余談だが分解清掃を行う時、スイッチのみキーボード上部パーツに固定されているので断線させてしまい、半田付けしなおしをするハメに。
光りっぷりを期待して買うと拍子抜けしてしまう可能性があるので、あくまで光る機能はオマケとして、アクリルパネルを使ったデザインをメインに買ったほうがいいかもしれない。
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購入金額
800円
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購入日
2012年01月頃
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購入場所
クレバリー
とっぷりんさん
2012/01/26
下小川さん
2012/01/26
きっちょむさん
2012/01/26
最近は新品で光物キーボードが安く手に入りますし、、、
うーーんジャンクの醍醐味だなぁw
退会したユーザーさん
2012/01/27
下小川氏とは言えないでつね(--b←てきとうなことを(ww
下小川さん
2012/01/27
コイツの1個1個にLED仕込んだらとんでもないことになりそうだ…一応キー自体が光るキーボードや、タッチパネル式のオシャレなキーボードもあるんですが、さすがに「光るため」だけに買うのは厳しい価格。
せめてメインのKBでも不調になればいいんですが、この前不調になったときは分解清掃でなおっちゃったし!