レビューメディア「ジグソー」

乾燥路面に強く・高速安定性がよいスタッドレス

そういう触れ込みで数年前に売られていたスタッドレスタイヤです。スタッドレスタイヤなら、乾燥路面や高速安定性よりも、雪上・氷上の性能を重視すべきなんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ほぼ連日積雪のある雪国ならまだしも、仙台のようにたまにしか積雪がない地域に住んでいると、圧倒的に乾燥路面を走る距離の方が長いんです。昨シーズンでは一度も積雪の路面を走ることなく冬が終わりました。

だから開き直って夏タイヤのままチェーンだけ携行して走っているドライバーもいます。とはいえ、ごくまれに大雪やアイスバーンの路面に遭遇することもあり、他県に行けば積雪地も走る、ということで、やはりスタッドレスタイヤに履き替えていた方がいいのです。ほとんどタイヤをすり減らすために走っているような物ですが、いざというときの保険のような感覚でスタッドレスを履くわけです。

そろそろこちらでも初雪が降りそうなので、店が混まないうちにと、今日、タイヤを履き替えてきました。まだ買ってから3~4年程度で溝の残りも十分ありますが、ゴムが劣化して表面にひびが無数に入っていました。そろそろゴムが劣化し始める頃ですし、このタイヤは来年の夏も履いたままにして乗り潰そうかなと考えています。スタッドレスは毎年ニューモデルに入れ替わるので、ドライスは既に売っているところはないですが、とても良いタイヤでした。


ふつう、スタッドレスタイヤというのは、雪にガッチリと食いつかせるために深くて幅の広い横溝(リブ)をトレッドパターンに組み込む場合が多いのですが、乾燥路面を走る時はそれが仇となり「ウイーン」というパターンノイズが発生しやすくなります。また、接地面積を少しでも増やすために、ショルダーの部分が角張っているタイヤが多く、直進安定性が犠牲になります(路面の凹凸でハンドルを取られやすい)。

その点、ドライスはトレッドパターンに付ける横溝が細く、その代りにブロックを小さくして溝の数を増やしています。写真を見ても分かると思いますが(左がドライス、右がヨコハマのスタッドレス)、ドライスは溝の幅が狭くて滑らかな印象ですよね。このおかげで乾燥路面を走っている時でも嫌なノイズが発生しにくくなっています。また、乾燥路面での安定性に重心を置いた設計になっているので、高速道路を走っていても非常に安定しています。ハンドルを切っても車体のブレが最小限に抑えられています。

もちろん、雪上・氷上の性能も十分納得できるレベルです。ミシュランのタイヤは一般的に他のメーカーよりも値段が高めですが、それなりに投資するメリットがある、質の高いタイヤを作ってくれます。来シーズンはどんなタイヤを投入してくるのか、今からワクワクしています。

値段は忘れましたが、4本+工賃で8万円は下らなかったと思います。
  • 購入金額

    80,000円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

    イエローハット

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