Alpha DACはトランスポートをあまり選ばず、素晴らしい能力を発揮します。あくまでナチュラルですが、情報は細大漏らさず出してきます。CDのみをかけるならこれで十分です。十分すぎます。値段を考えると最強でしょう。MPS-5との違いは、やはり音楽性です。MPS-5はCD12のような音楽の躍動感に寄り添うような音の出し方をするように思います。また、Alpha DACは聞きなれたCDを聞いて驚くようなことはありません。ふーん、と感心するのです。MPS-5はこんな音が入ってたのかと驚くことがあります。そこもちがいますね。
KLIMAX DSですが、これは静寂感と音の質感では、スカルラッティを除く市場ににあるほぼ全てのプレーヤーを凌駕します。確かに凄い。しかし、自宅でCD12と比較試聴すると、なにか一味足りなかったです。どこか冷静というか、音楽の情熱に届かない感じがします。あまりに静か過ぎ、不自然な感じがするのかもしれません。アナログレコードをかけるとノイズが多くても、音楽の中に流れる生命感のような不思議な感覚が聞きとれますが、MPS-5にはそれにかなり近い感覚があります。というか、私の試したデジタルプレーヤーの中では最も強く、アナログプレーヤーを意識しました。DSは明らかに生々しい音なのですが、よく聞くと生命感そのものは薄い気がしました。DSを買う人の気持ちはよくわかります。しかし、自分はあの素っ気なさが気になって踏み切れませんでした。
貴殿のブログはdcs pucciniを試聴する前に熟読させていただきました。私も貴殿と同じ印象です。X-01のD2は、かなりいいですよね。

903SWCさん、こんばんわ。

　拙いブログも見てくださってありがとうございます。う～ん。MPS-5良さそうですね！怖いけど聴いてみたくなりました。でも、怖いから試聴はMX-Rの支払いが終わってからかなぁ(^^;)