レビューメディア「ジグソー」

圧倒的なパフォーマンス

毎日メール来ないかな来ないかなと思ってた結果、レビューアに採用されました。
intel様、zigsow様に感謝。

==インテル® Core™ i7-870 プロセッサー===================
コア名称:Lynnfield
クロック:2.93GHz
コア数 :4コア(HT有効で各コアに対し論理コアが1つ追加で合計8コアに。)
L2   :256Kbx4
L3   :8M(4コア共通)
ソケット:LGA1156
TDP  :95W
対応チップセット:インテル P55 Express/H55 Express
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組む前にふと思った:
10年ぶりにインテル系で自作します。(ノートはintel系つかってたけど)
初めて自作PCをpentiumⅢで組んで感動したあの日が懐かしいものです。
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マシンの構成:
CPU:Core™ i7-870
MB : GIGABYTE GA-P55M-UD2
Mem:CFD W3U1333Q-2G (2Gx2G=4Gbyte)
VGA:ASUS EAH4670
HDD:日立 DeskStar 7k1000
OS :Windows7評価版(32bit)

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構築までのメモ
10月
8日: CPUが到着!!
10日:電源か到着。鎌力4 12vが25Aあるから問題ないとおもふ。
11日:マザーとメモリー到着。注文分は全部到着。今週中に組み立て検証の予定。
まずは比較のために現在の環境で色々と計測中
12日:マシン構築OSインストール各種検証

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■■性能検証編■■intelのi7は化け物か!?
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比較データは大まかなものです。
多少の差があるとおもいますがご容赦を。

マシン :corei7機は上記にある構成で Windows7評価版とXPにテスト
     :AthlonX2BE2350機はwindowsXPにてテスト 
     :Opteron146機は windows7RC1にてテスト

■まずは動画エンコード。
エンコードをするファイルはMTVで録画したMpeg1動画1.2Gbyte
TMPGEnc4.0にてDivXとMP4、Mpeg2へと変換するのに掛かる時間を計測

 DIVXに変換
・Corei7 870 (w7)        9分16秒
・Corei7 870  ( XP)     11分24秒
・AthlonX2 BE2350     31分04秒
・Opteron146 @2.4Ghz    44分59秒

 MP4に変換
・Corei7 870  (w7)      4分50秒
・Corei7 870  ( XP)     6分36秒
・AthlonX2 BE2350     14分46秒
・Opteron146@2.4Ghz     23分08秒

Mpeg1→Mpeg2(意味あるのか…)
・Core i7 870 (w7)      4分16秒
・Corei7 870  ( XP)     4分36秒
・AthlonX2 BE2350     17分19秒

感想
corei7 870マシンでの計測はwindowsXPとwindows7の両方で行いました。
3つともWindows7でのエンコードの方がやや早く終わるようです。

BE2350とopteronはほぼ90~100%のCPU使用率に達しているのに対し
i7は各コアとも余裕がかなりあるようにみえました。
3種類エンコード致しましたが
i7マシンはAthlonX2マシンの凡そ3、4倍のエンコード速度を叩き出しています。
録画した動画を圧縮しまくるときに この差はとても助かると思います。
思わず昔のビデオを全部エンコードしてやろうかと考えてしまいました(^^;


■お次はWAV→MP3 
最近はitunesとかでCDから直接できるようになってしまったけど
それで計測するとドライブの差がでるので今回は午後のこ~だを利用し
WAVファイルからMP3(128kbps)へとエンコードをしました。

・Corei7 870 (W7)           1秒04
・AthlonX2 BE2350          2秒98
・Opteron146@2.4Ghz         5秒21

感想
最近の拡張命令がサポートされていないのでクロックとキャッシュの差が目に見えて表れている感じです。
HDDからの読み込み/書き込み時間を考えるとこれが限界かもしれません。


■Photoshop5.5ガウスぼかし
(64Mbyte 7109x4374pixels) 手動計測なので多少誤差があるかも。
・Corei7 870(W7)          19秒
・Corei7 870(XP)          10秒
・AthlonX2 BE2350          29秒
・Opteron146@2.4Ghz        49秒

感想
Photoshop5.5はPentiumⅢ世代のソフトです。
骨董品なので最新の拡張命令を備えるi7では真価を発揮できないようです。
ですので拡張命令なしでのCPUの処理速度が全て(厳密にはSSE1やMMXは使ってるかも)の
ガチンコ勝負。この処理でもまたi7だけが各スレッド使用率に余裕を持っていながらも
高速な処理を実現しています。i7の場合ではXPでのほうが処理が早いようです。

■OpenCanvas3.06 イベントファイル描画時間計測
自作絵ファイルをoc3+で開き描画再生完了までを計測
(描いてる過程も再生してみることができるソフトなのでそれにかかる時間を比較)
・Corei7 870(W7)           5分30秒
・Corei7 870 (XP)          2分19秒
・AthlonX2 BE2350         4分55秒

感想;このソフトはシングルスレッド動作なのでマルチコアの恩恵はまったくありません
1コアでの処理速度の計測という感じです。凡そ2倍の処理速度という結果となりました。
また、このプログラムも搭載OSがXPの場合ほうが処理が速いようです。
windows7での速度が遅かったのはおそらくはOSの画面描画周りの方法が違うからだと思います。
エアロが有効状態だったのもあるかもしれません。

■GOMプレイヤでmp4動画(1920x1080 x264)再生時のCPU使用率
・Corei7 870 (W7)        NA(フリーズ)
・Corei7 870 (XP)          13%前後(コマ落ち無し)
・AthlonX2 BE2350         70%前後(激しいシーンではコマ落ちあり)
・Opteron146@ 2.4Ghz        99%前後(紙芝居)

windows7上ではドライバ周りの未熟性でフリーズ(i7は関係ないと思われ)
XP上で動かしたところとても軽快に動作いたしました。
再生支援無しでCPU使用率20%未満は驚異的です。
最新のマルチメディア再生において高パフォーマンスを発揮するでしょう。
(フリーズ現象ですがマザーとVGAカードの相性のようです。)

■おまけ Superπ 104万行

・Corei7 870 (W7)          13秒
・Corei7 870 (XP)          13秒
・AthlonX2 BE2350          43秒
・Opteron146@ 2.5Ghz        39秒
・AthlonⅡ240e             29秒
・Pentium 133Mhz           15分25秒

感想
計測を押した瞬間に余りの速さに思わず吹いてしまった。
Core系CPUの円周率計算が速いのは知っていたけど実際に見るとやっぱり速いです。



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■■Core i7 870総括?■■総括という名の感想箇条書き作文
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SSE4や3等がサポートされていない古いソフトでもCPU自体が高パフォーマンスですので
スムーズな作業が可能です。ですのでそれら最新拡張命令をサポートしているソフトでは
より劇的に効率のよい処理が行われるものと思います。
 エンコード等に関しても他の省電力系CPUよりも圧倒的に早く処理が終わるのでトータルで考えると
省エネになると思います。また通常時はクロックが大幅に下がり消費電力も低くなります。
CPUが重い処理を行う場合は自動的にオーバークロックをするTB(ターボブースト)機能を実装されているので、その870という型番以上に力強い処理が行われます。
おそらくは9百番台の中ごろの型番に匹敵するのではないでしょうか?
またTBは 各コアによって 3.2/3.2/3.46/3.6Ghzと上限が違うようです。
実作業時にどのように処理するコアの割り振りしてるのかが謎ですが
深く考えずとも 十二分な処理性能を発揮しているとおもいます。
またHT(ハイパースレッティング)もサポートしているので対応ソフトによっては
合計8スレッドで圧倒的な効率の処理が行われます。
CINEBENCH と呼ばれる3Dレンダリング処理速度を計測するソフトが
それに対応しているので起動してみました。
8スレッドでのレンダリング速度は圧巻としか言い様がありませんでした。

また当CPUを効率よく動かす事について考えてみると
巨大ファイルを扱う動画エンコードの場合は最新のWINDOWS7との相性が良いみたいです。
それ以外の処理だとXPの方がやや高速にこなしてくれているように思います。

CPUとは直接関係がありませんが付属のリテールファンは
CPUに高負荷をかけた作業時にはファンが最大回転になり回転音が大きくなるので静音に拘る人は別途CPUクーラーを購入したほうが良いと思います。
またTBは冷却能力によっても上限が左右されますので、
ターボブースとの真髄を味わいたいという方も高性能なものを別途購入すると良いでしょう。
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コメント (52)

  • かじじさん

    2009/10/15

    =========================================================================
    ■組み立て記録辺~i7で快適マシンを作ろう~

    今回はi7とは直接関係無いけど組み立ての流れです。

    必要な部品が揃った休日に組み立てを行いました
    HDDとグラフィックカードは流用したので 電源とメモリーとマザーのみ新規調達です。
    まずは説明書をよく読む。これが重要です。特にマザーボードとCPUの説明書。
    マザーボードはメモリの配置の箇所をよく読みましょうでないと
    シングル動作になってしまったりするので注意。
    CPUの説明書はソケットの固定方法が書かれています。
    (マザー側の説明書にもあるのですがCPU側の説明書のほうが図説入りで見やすい場合が
    多いです)

    =========================================================================

    ■電源やドライブの搭載
    人によって違うかもしれませんが一番初めに電源やドライブを搭載するのが一番楽だと思うので
    搭載しちゃいます。螺子でしっかり固定しましょう。

    ■マザーボードの搭載。
    人によってはケースに入れる前にマザー上にCPUとメモリを配置する人も居ますが、
    どちらでもかまわないと思います紙製の赤いワッシャー?を挟むと精神衛生上とてもよいです。
    また、真鍮製?の台座がケースについていますが確り固定しないとマザーを固定するときに
    螺子と一緒に踊ってしまう場合がありますので気を付けましょう。
    その時は良いのですが、
    将来マザーボードをケースから外す時に螺子が外れなくて泣きそうになります。

    ■CPUを装着 
    ソケットの固定具をリリースします。
    ロックを解除したら結構グラグラなので ぇ?と思いますがそれでOKです。
    ソケット部分の保護シールドを取り外し、CPUをそこへ慎重に載せます(向きに注意)。

    乗せ終わったらソケット固定具をロックします。
    先ずは、CPUを覆う固定具を下げてレバーをゆっくり下げます
    (CPUが斜めに浮き上がる場合は固定具が正しく被さっていないので
    一旦レバーを上げて固定具を戻しもう一度。)
    正しく固定具が被さっている状態でレバーを元に戻す時に、
    マザーボードによってはミシミシっと心臓に悪い音がしますが気にしないようにしましょう。
    CPUが正常にロックし終えたら次は冷却ファンの設置です。4つのピンが穴にはまるように配置し
    対角的な順番にロックしていきましょう(車のタイヤのボルト締めと同じような感じ)

         ◎固定が終わったらファンの電源コネクタの接続をわすれずに!!

    ■メモリやグラフィックボードを装着
    お次はメモリやグラフィックボードの装着です。
    マザーボードの説明書をよく読み挿すスロットを間違えないように装着しましょう
    メモリは正しいスロットに装着しないとシングルチャンネルの動作になり 折角のi7の性能を生かすことができません。
    グラフィックボードも仕様にあったスロットへ装着します。

    ■各種コネクタを接続。
    あとは各種の電源やコネクタを接続しましょう。
    マザーボード右下にあるPowerコネクタや各種LED、BEEPスピーカーのコネクタも忘れずに。
    すべてを挿し終えたら完成です。 蓋を閉める前に繋ぎわすれがないかよく確認しましょう。


    ■あとはモニタやマウス、キーボードといった周辺機器を接続しコンセントへ繋ぎ DELキーを押して電源をON。BEEP音が1回なりBIOS画面が表示されBIOS設定画面へと移行できれば成功です。
    (連続して音がなったり うんともすんとも言わない場合はケーブルやカードの接続が正しいか
    確認しましょう。 また 電源ユニットのスイッチの入れ忘れ等もありますのでそれも確かめましょう。)
    BIOS設定画面を操作し
    各種ドライブが正常に認識しているか、メモリがちゃんと認識しているかを確認しましょう。
    確認し終えたら ドライブに OSのインストールディスクをいれて 再起動をしOSのインストールへと進みます。

    快適なPCライフがはじまります。
    =========================================================================
  • かじじさん

    2009/10/22

    =========================================================================
    ■i7 870でWindows7を動かそう編~
    7繋がりでWindows7(RC1)を動かしてみました。
    (評価版ですので製品版とは若干違うかもしれませんのでそこの所は勘弁してください。)
    =========================================================================

    CPU自体も最新なだけあってとても快適です。スムーズに動きすぎて怖いぐらいです。
    Windowsエクスペリエンスでパフォーマンス評価をしてみましたが
    CPU、メモリが7.5と結構なハイスコアをたたき出してくれました。
    VGAとHDDが足を引っ張ったので 総合評価は5.9になりましたが…

    物理4個HT4個で合計8スレッドのi7 870は動画エンコードに置いても優れた処理をこなします。
    先のエンコード時間計測でi7はwindows7を使用した場合windowsXPで同じ処理をした場合よりも早く処理が終わった事から相性は抜群だとおもいます。
    (素人計測ですので違う場合もあるかもしれませんが。)

    これからi7 870で新しく組む人にはお勧めしたい構成であります。
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  • かじじさん

    2009/10/22

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    ■リテールクーラーでprime95回してみた編
    なんとなく頼りなさげな付属のリテールクーラー。
    でも付いてるってことは、それを使えば問題ないと言うことだ。
    じゃぁリテールクーラーだとどの位まで温度が上昇するんでしょうかということで、
    負荷テストとして有名なPrime95を使用してリテールファンの性能を確かめよういう
    と全スレッド100%仕様状態で10分間まわしました。
    =========================================================================

    (画像でCPUIDHWモニターのCPUの名前がi5になっていますが気にしたら負けです。)
    低負荷時には大体30度から40度を行ったり来たりで推移しているように思えます。
    ファンの回転も低くないり静かです。

    では高負荷時はどうでしょうか、
    prime95を走らせ全スレット使用率100%にし 待つことおよそ10分
    徐々にファンも高回転になっていきCPU温度も上昇
    数分たち大体温度上昇は頭打ちとなりそのまま観察し10分が立ったときの温度は
    4コア共に70度前半まで上がっていました。
    廃熱もほんのりと暖かくなり、ファンも全力回転で結構な音が聞こえてきます。

    ということで純正のリテールクーラーでも通常使用の場合はやや熱いながらも
    熱に関しては特に問題は無いという結論に達しました。
    騒音に関してはさすがに全力全快時は煩いので静音志向の方は別途購入するべきだと思います。
    (OCをする人は基本的にクーラーを変えると思うので除外ということで)
    また、ケースの廃熱には留意すべきかとおもいます。ケースに熱が篭るとマザーやVGAカードドライブ等の劣化を促進しますので…。

    以上、リテールクーラーでi7 870の発熱具合を知る でした。
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