発売当初の価格は5万円台半ばと、完全なハイエンド帯の製品でしたが、それから約3ヶ月
後には半値ほどまで下がって、手の届きやすいハイエンド製品という印象でした。発売当初
の価格帯が高かっただけあり、設計や仕様パーツはコストを惜しまない設計となっていて、
発熱の大きい製品でありながら動作の安定度は高く、故障の発生率も低いものでした。
周囲にGTX 260ユーザーは数多くいましたが、より高性能の製品に入れ替えるまでに故障
したという話は誰からも聞かれませんでしたので。
性能についても、それまでのメインストリームクラスであったGeForce 8800GTと比べても
体感速度からして向上していることが判ったほどでした。後に余り物のパーツでPCを組んだ
際にも、G92コアとしては最上位となるGeForce GTS 250とこの製品を比較しても、概ね
どのような使い方であっても安定してGeForce GTX 260の方の速さが目立っていました。
現在は主力クラスのPCにはGeForce GTX 460/470辺りを使っているため、GeForce GTX
260/275辺りはサブPCで一時的に使う程度の扱いとなってしまっていますが、Windows XP
環境などFermiコアの長所がさほど発揮されない環境では、同等かそれ以上の体感速度は
発揮してくれています。
今となってはファンクション不足やアーキテクチャの古さなど、気になる点はあるものの、
当時としては十分すぎるほどの性能であり、十分に買って満足できる製品だったと思って
います。
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購入金額
27,980円
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購入日
2008年12月頃
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購入場所
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