レビューメディア「ジグソー」

結局A4TECHに落ち着いた

マウスって手に馴染むのを見つけるのがなかなか難しい。
毎年毎年福袋だジャンクだ普通に買っただとマウスが増え続けているのに、未だにネトゲ用PCのマウスは2008年に購入した有線光学マウスだ。


とにかくこれが手に馴染んでしまい、5年近くなるが手放せない。

しかしPC2台を並べてキーボードとマウスも2組机上で入れ替えるようにして使っているのでマウスが両方有線だと絡まってしょうが無い。なので片方を無線にしようとした時は同シリーズと思われるMA-WE4Rも含め色々試して…


結局無線マウス側のPCはあえて全く使用感の違うアレ↑になっているのだが。

 


 で、今回はMA-E3を5年近くつかっている有線(ネトゲ)側のPC用として購入。毎日バリバリ使用中のMA-E3黒は塗装というかコーティングが剥げきっている(中途半端に剥がれて汚かったので自分で全部剥がした)ものの機能上は問題なし。一方サブとして保管・たまに使用していた赤がホイールの動作不良を起こし始めた。恐らくこのままでは黒のホイールも似たような状態になりかねない。



 という相変わらず長い前置きで購入したのがこのA4TECH XL-750BK-J1。元々SANWA MA-E3シリーズはA4TECHのOEMなので見た目は殆ど同じだ。同じならとっとと買えばよかったじゃないかと言われそうだが…


 並べてみると判るとおりこちらのほうが一回り長い。まるでストレッチリムジン。殆どサイズが一緒だったMA-WE4Rでさえ甲高感がぬぐえなかったのだから明らかにサイズ上大きいコイツで大丈夫だろうかと、二の足を踏んでいた。

しかしなんとユニットコム系ショップの特価品で1980円!OK判った、マウスで部屋は溢れかえっているが試してみようじゃないか。

 そして改めて自分のMA-E3の持ち方を見て見ると、マウス後方と手のひらの間に隙間を持たせて持っていることが判明。幅は大差ないし、このXL-750BK-J1でもいけるんじゃないだろうか?期待を込めて手を乗せる。

馴染む。実に!馴染むぞ!

 心配していた大きさの違いも基本シルエットが同じだったためほぼ違和感無し。さらに手触りもざらっとしたものになっているので滑りにくい。これはもう一つ買ってもいいかもしれない。


 元々MA-E3自体がマウスとしてみると小ぶりな部類だったので、一回り大きくなったこれでやっと普通のマウス程度のサイズ。ゲーミングマウスとしてみるとまだこれでも小さめな部類だが、私は元々婦人用手袋が使えるレベルの手なのでこれ以上大きいと持て余す。


 基本的なボタン配置やシルエットは共通で、ホイールの脇にボタンを一つ、ホイールの後方に一つ、そしてサイドボタン2つだ。


 MA-WE4には無くて不満だった左側面グリップとホイールの溝もMA-E3同様に備えている。

さらに予備のマウスソールまで付属しているという親切っぷり。本体が比較的軽いのもあり、標準ソール自体のすべりも十分だ。MA-E3はもう磨耗しきってトスベールくっつけてたよHAHAHA。


 一方機能面での差異は多く、MA-E3では光学センサー(まあそれも十分感度のいいものだったが)だったのだが、此方はレーザーセンサー化しDPI可変機能を搭載。

 


 そしてこのマウスのウリとも言えるハードウェアメモリを搭載したマクロ機能。

MA-E3をはじめ一般的なマウスはPC側の常駐ソフトでボタンの割り振り等を管理するのだが、これはマウス側に記憶領域を持っており、付属ソフトから設定を「書き込む」形になる。

まだボタンの割り振りとDPI設定くらいしか弄っていないが、より複雑な設定を割り振る事も可能らしい。この方式のメリットは他の常駐ソフトの影響を受けない点と、マウスを別PCに繋いでも設定を保持できる点だ。特にネットゲームで恩恵が大きいが、応用次第で他のアプリケーションにもいけるだろう。

例えば、MA-E3は標準的な設定ならいいのだが、サイドボタンの配置を入れ替えたりランチャー設定を使用すると専用ソフトを常駐させることになり、TERAではサイドボタンが正しく認識されないという弱点があった(設定が初期に戻る事を許容してソフトを停止すればサイドボタンは使える)。


 
 

しかしXL-750BK-J1なら事前の設定が確実にTERA上でも動いた。というかマウスを試す為にログインしたのにそのままインスタンスダンジョンの攻略に走って1時間遊んじゃった(マテ


ちなみにパッケージにはWindows2000/XP/Vistaまでしか書かれていないが、輸入元のサイトからWindows7・Windows8(32bit 64bit問わず)対応版がダウンロード可能。発売こそ古い製品だがしっかりとソフトウェア側の対応確認がとれているのはありがたい。

※ソフトダウンロード元http://www.u-lexnet.info/items/mouse/xl-750bk-j1.html

 

 

名目上は7ボタンマウスとなるが、ホイール後方のボタンはDPI変更固定となるので実質自由に使えるのは通常のマウスにサイド2ボタン+ホイール横の1ボタンとなる。
ホイール横のボタンは3連射ボタンとなっているが、私はMA-E3の同位置ボタンにあわせてダブルクリックボタンにした。これも以外とあると便利なのだ。

 そのDPI変更専用ボタン、それ自体の設定は細かく行える。

このようにインジゲータLEDも兼ねているのだが、その発光色も自分で任意の解像度に対応させることができるし、もちろん消灯も可能だ。



 初期設定だと600(消灯)-800(緑)-1200(黄)-1600(赤)-2000(緑黄点滅)-3600(赤黄点滅)と、肝心の高DPI時に点滅設定となって気になってしまうので、私の場合は一番使用感がよかった2500dpiを赤に固定、切り替えを5段階に減らしている。

DPI切り替えは1方向のみなので、もしゲーム中に頻繁に変化させるなら2段階か3段階程度に抑えて使ったほうがいい。


 ちなみに縦方向と横方向のDPIを個別に設定したりもできる。その他キー設定も、カスタマイズ性は高い。

 

ポートレート設定もできるのよ。


 最近では一種の定番となってきているホイールの横スクロール機能が無い点、MA-E3と比べてケーブルが太く・硬くなった分取り回しをしっかりしないとひっぱらられる感覚が出てしまうという不満点はもちろんあるが、個人的には自分の手に馴染むという点だけでもう十分だ。

そりゃ有名メーカーのガチガチなゲーミングマウスに比べたら品質や機能で劣る点もあるのだろうが、小さめなサイズで、ハードウェアマクロとカスタマイズ性を備え、Windows8への対応も謳われている。多機能マウスの入門機として、またデザインもそんなにぶっとんでいる訳ではないのでオフィスユーズにもOKだろう。

後は耐久性だが、MA-E3みたいに長持ちしてくれるといいね!まあこの値段でこの使用感なら1年で1個ぶっこわれてもまた買うわ。というかこのマクロ機能、ゲーム以外にも使えそうだな…

  • 購入金額

    1,980円

  • 購入日

    2013年01月07日

  • 購入場所

    FreeT

コメント (10)

  • Manyaさん

    2013/01/11

    使いやすいですよね~。
    うちのは断線気味なのか反応鈍くなってお蔵入りしてしまいましたが。

    しかしお安いですね。
    リピろうかなぁ。
  • 下小川さん

    2013/01/12

    2000円は破格でしたー。私はたぶんもう1個買うことになるかとw

    まあ元々A4Techは耐久性に関しては当たりハズレあるみたいなんで、その辺は割り切るしかないんでしょうかねえ。OEMのMA-E3はもっとヒョロヒョロなケーブルで断線しないか心配だったんですが、見事2個とも4年以上持ちました。
  • Kvartさん

    2013/01/12

    私はケーブルが擦り切れるまで使い込んだモデルです。懐かしい。 同じようにもう1個確保してあるんですけどね^^

    今週はTSUKUMOネットでF3-JPが2580円の特価です。これもなかなかオススメですよ。
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