｢浄夜」はシェーンベルク＝ゲンダイオンガクと思っている人にこそ聴いてほしい作品の一つです。
この作品は、完全に後期ロマン派の影響下にある、描写的な音楽なので、聴きやすいと思うんですよね。
初めて聴いたときは解説を読まずにまず聴いてみたのですが、物語の場面がありありと浮かんでくるような気がしました。

そしてこの辺りを聴いてから、初めて12音技法で書かれた「ピアノ組曲 op.25」を聴くと、後の音楽も同じ流れのなかにある気がしてくるんですよね。

あと弦楽合奏版は、弦楽合奏の書法という点からみても素晴らしいんじゃないかなとか思っています。

ちなみにオリジナルは未聴です;^_^A

そうですよね～、シェーンベルクの名前を見ただけで拒絶反応を起こす方もいらっしゃるでしょうが、この曲まで聴き逃すのは非常にもったいないですよね～ !

まずこの曲で慣れ親しんでいただき、次に「グレの歌」の中の｢山鳩の歌」(本当は全曲が良いのですが、２時間程の作品ですので・・・)あたりが良いと思います。そして次に交響詩「ペレアスとメリザンド」(むむ、一気にハードル上がったかな?)、更には弦楽四重奏の第１番、第２番へ進みましょう(やべ、無調に突入(笑))。そして｢管弦楽のための変奏曲」をカラヤン盤で聴き、「ピエロ・リュネール」、果ては「モーゼとアロン」へ・・・　はっ ! ! まわりにもう誰もいなくなっちゃった(爆

ピアノ曲、ポリーニ盤を持っていますが、ずっと聴いていないので、お勧めいただいた｢ピアノ組曲｣聴きなおしてみようと思います。

あ、そうそう、このカラヤン盤、エソテリックでSACD化されますね～

買っちゃおうかな～、ちょっと高いケド・・・